もしもの時のために覚えておこう!消費者金融で借りたら傷がつく?やデメリットについて
(忘れてたぁ)
今はもう金利がついて、10,000円になってるわよ・・・!
それじゃあ、まるでウシジマ・・・
いや・・・セリザワくん!(ゴクリ)
こんにちは!
彩春館学園、マネー研究部(仮)部長の芹沢です。
消費者金融での借り入れを検討中の方は、
「借りたら会社にバレないかな?」
「住宅ローンなどのローンを組む時に、マイナスになるのでは?」
など、漠然とした不安を抱えているかもしれません。
「私は借りていないし、今後も借りるつもりはないから関係ないか・・・」
確かにそうかもしれません。
ですがこの不安定な時代に、今後も借りることがないと言いきれるでしょうか?
また将来のパートナーが、過去に借りていた可能性もあります。
もちろん、消費者金融でお金を借りないに越したことはありません。
しかしデメリットを知っておくことで、いざという時に悩むことがないのです!
ということで今回は「消費者金融とは?から、消費者金融でお金を借りるデメリット」までをまとめました!
※借りることを勧めている記事ではありません。
この記事に書いてあること
消費者金融とは闇金のことではない!
消費者金融とは、一般個人向けの融資事業を中心とする貸金業のことです。
1970年代までは「サラ金」、「街金」と呼ばれていました。
こう聞くと、非合法な悪徳な業者を思い浮かべるかもしれませんが、そういったところは「闇金」と呼ばれているので消費者金融ではありません。
闇金とは、消費者金融で借りられないような人の弱みにつけこんで、違法な高金利で貸している業者のことです。
闇金と混同されることが多いので、消費者金融のCMは悪いイメージを持たせないように、爽やかなタレントを起用していますね。
それでは、闇金と消費者金融をどうやって見分ければいいのでしょうか?
CMを出しているような大きな消費者金融(アコム、プロミス、モビット、アイフルなど)は間違いないでしょうが、小規模のところで借りる場合は、金融庁に貸金業者として登録されているか確認できます。
消費者金融でお金を借りると家族や会社にバレる?
消費者金融で借りた経験の無い方が一番心配なのが、これかもしれません。
消費者金融は、借り手に返済能力があるのかを会社に電話して確認します。
「本当に会社に在籍してるのか?」
「収入があるのか?」
健康保険証や直近の給与明細があると確実に会社に勤めていることを確認することができます。
ですので、会社への在籍確認の電話を省略してもらうことが可能になるのです。
参考記事:即日キャッシングで必要なお金を今すぐ借りる方法教えます!
また自動契約機でカードを発行することで、郵送物から家族にバレることもありません。
消費者金融での借入方法で主流なのは、カードローンと呼ばれるもの
カードローンとは、銀行や消費者金融で発行されているカードを使って、コンビニなどに設置してあるATMから、借入できるローンのことです。
自動車ローンなどの目的別の借入と違い、自由に使えます。
多くのカードローンは、保証人や不動産などの担保が必要ありません。
また利用上限額までであれば、何度でも必要なお金を引き出すことができます。
また銀行でも、カードローンを扱っています。
消費者金融のカードローンとは何が違うのでしょうか?
まず、カードローンを取り扱う金融機関は、銀行とノンバンク(消費者金融など)に分かれます。
銀行とノンバンクのカードローンの違いの一つが、総量規制です。
ノンバンクの消費者金融は、総量規制の対象となります。
総量規制の大きな特徴は、個人向けの貸し付け総額が年収の1/3までに制限されていることです。
参考:総量規制と収入証明書|十文字くんが教えるキャッシングの方法
総量規制は貸金業に適用されているもので、銀行は対象外となります。(銀行は銀行法に従う)
つまり、銀行では年収の1/3以上の借入も可能です。
また消費者金融の中にも、銀行系と呼ばれるところがあります。
銀行は口座などを作ることが可能な、みなさんがよく知っているものですが、銀行系は銀行のグループに入ってる消費者金融のことなのです。(アコム、プロミス、モビットなど)
銀行系だからといって、総量規制の対象外というわけでもなく、金利も変わらないので他の消費者金融と全く変わりません。
では、どういう意味があって消費者金融が銀行のグループに入っているのでしょうか?
グレーゾーン金利を撤廃されたのが発端で、銀行のグループに入った
グレーゾーン金利(グレーゾーンきんり)とは、2010年(平成22年)6月18日施行の貸金業法及び出資法改正前に存在した利息制限法に定める上限金利は超えるものの出資法に定める上限金利には満たない金利のこと。
グレーゾーン金利が撤廃されたことによって、消費者金融は高利での貸し付けができなくなりました。
その結果、中小の消費者金融は廃業を余儀なくされてしまったのです。
大手の消費者金融も、経営難になり相次いで銀行の傘下に入ることになりました。
消費者金融を傘下に入れて、銀行になんのメリットがあるのでしょうか?
実は、銀行も個人向けの融資を積極的に行い始めた時期だったので、好都合だったのです。
消費者金融が持っていた個人向け融資のノウハウを手に入れたことで、今まで時間が掛かっていた審査から融資までの時間を、大幅に短縮することができました。
銀行での当日融資が可能になったのは、消費者金融のおかげと言ってもいいでしょう。
また傘下に入った消費者金融は、銀行の保証会社としての役割を担っています。
主要な銀行と保証会社になっている消費者金融の表
銀行名 | 保証会社 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | アコム |
三井住友銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) |
みずほ銀行 | オリエントコーポレーション |
信用情報とは、ちゃんとお金を返すことができるかを証明する内申書
信用情報とは、金融機関との信用取引を行った履歴のことを言います。
信用取引とは、現金を使わずにカードで支払いしたり、消費者金融を含む金融機関でお金を借りたりすることです。
つまりクレジットカードを作ったり、自動車ローンを組んだ場合なども、全て登録されているのです。
- クレジットカードで買い物する
- 自動車のローンを組む
- カードローンでお金を借りる
ローンや現金を使わない買い物=全てが信用取引
つまり信用情報は、お金の内申書のようなものと考えればいいでしょう!
そして信用情報機関とは、登録された信用情報を管理、提供する機関で消費者と金融館との間に入ることで両者の信用取引を支えている機関のことです。
画像出典:信用情報機関について|JICC
国内の金融機関は、下記3つのいずれかの信用機関に加盟しています。
- JICC(株式会社 日本信用情報機構)
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JBA(全国銀行個人信用情報センター)
この信用情報を照会すれば、返済状況や他社での借入がないかなどを、簡単に調査することができるのです。
これは銀行融資担当者の判断によるので、断言はできません。
しかし今現在、消費者金融から借りている状況であれば、不利であると言えます。
なぜなら銀行で借りることができず、わざわざ高金利の消費者金融で借りなければならないのかと、融資担当者が判断する可能性が高いためです。
返済していたとしても、銀行の融資担当者が判断するので確実に影響がないとも言い切れません。
「この人はお金を借りても、ちゃんと返済できる人だな」
「消費者金融で借りるなんて、お金の管理が出来ない人なんだな」
どちらに捉えられるかわからないですが、返済後5年が経過していれば住宅ローンの審査に影響はないと言ってもいいでしょう。
なぜなら消費者金融から借りた「信用情報」も、完済から5年経てば信用情報機関から完全に消えるからです。
注意しなければならないのは、過去にJBA(全国銀行個人信用情報センター)に加盟している金融機関、主に銀行や信用金庫から借りている場合は、「5年」ではなく「10年」信用情報が残っています。
借りるだけで信用情報に傷がつくことはない
消費者金融で借入すると、信用情報に傷がつくという話があります。
傷というのは事故情報のことで、「ブラック情報」や「ブラックリスト」に登録されるなどと言われます。
実際には「ブラックリスト」など存在してなく、「事故情報」として登録されることが、そう表現されているだけなのです。
結論を言うと、借りるだけで傷がつくということはありません!
ですが、住宅ローンや自動車ローンの審査が厳しい場合はマイナスになるでしょう。
『ブラック(事故情報有り)でもお金を借りることはできるのでしょうか?』
単純に返ってこないかもしれないような人には、どこも貸したくないです。
ですので、プロミスやアコムなどの大手は貸しません。
そのようなな人に貸さなくても、借り手はいっぱいいるからです。
しかし、中小の場合そういった人にも貸さないと成り立たないので、保険として高い金利をつけて貸します。
さすがに、収入がなかったり返済の見込みがない人には貸してくれる可能性は低いでしょう。
事故情報として登録されるのはどんな時か?
- 1,延滞
- 2カ月以上(61日以上)の延滞がある場合。但し2ヶ月に満たない延滞を繰り返しても登録される場合あり
- 2,自己破産
- 法的に借金をチャラにする
- 3,代位弁済
- 保証会社が代わりに返済すること
- 4,強制解約
- 消費者金融などの業者が強制的に契約を解除すること
下記は、信用情報機関ごとの記録が保持される期間です。
JICC | CIC | JBA | |
---|---|---|---|
申込み | 6ヶ月 | ||
契約 | 5年 | ||
返済状況 | 5年 | ||
延滞 | 1年 | 5年 | 5年 |
強制解約 | 5年 | ||
自己破産 | 5年 | 5年 | 10年 |
先ほども述べましたが、これらの事故情報が登録されたとしても永久に残るわけではありません。
各信用情報機関によって若干違いますが、長くても10年になっています。
消費者金融で借りて事故情報として登録されたとしても、完済後10年が経過していればその後のローンへの影響は低いです。
しかし消費者金融での借入は、最後の手段であり軽い気持ちで利用しないほうがいいでしょう。
以上です。
安易に借りてる人がいると思うけど。
電話ボックスとか、公園で受け取るんじゃないですか!?