ETCカードの作り方、申込方法を解説
高速道路の料金所をスムーズに通るにはETCがあると便利です。
便利なだけでなく、中には「スマートIC(インターチェンジ)」というETC限定のインターチェンジもあります。
このインターチェンジはETCが付いた車・バイクでしか利用できません。
他にも、ETCを利用するだけで、深夜割引や休日割引も適応されます。
また、事前にETCマイレージサービスに登録すると、ETCで支払った通行料金に応じてポイントが貯まりますし(貯まったポイントは通行料金として利用可能)、さらに「平日朝夕割引」の対象となり最大50%分が還元されます。
高速道路をよく使う方、混雑する連休時に使う方は、ETCを付けておきたいですね。
それでは、ETCを利用するためには何をしたらいいのでしょうか?
この記事に書いてあること
ETCを利用するために必要なもの
ETCを車やバイクに付けるには、
- ETC車載器
- ETCカード
が必要です。
ETC車載機
ETC車載機は、車やバイクを購入時にディーラーで付けてもらうこともできますし、オートバックスやイエローハットといった車用品専門店でも、購入・取り付けが可能です。
価格は、5,000円~30,000円ほどで販売されています。
自分で取り付けができる方は、フリマアプリなどを利用して中古品を購入するのであれば2,000円前後で購入することもできますが、平成19年以前の旧すプリ明日認証を受けた一部のETC車載機は2022年12月1日以降利用できなくなるため、よく確認してから購入するようにしましょう。
〇詳しくは総務省電波利用ホームページへ
ETCカード
ETC車載機を搭載したあとは、そこにETCカードを差し込みます。
そのETCカードを利用してお金が支払われる仕組みです。
ETCカードには、
- ETC専用カード
- 一体型ETCカード
- ETCパーソナルカード
の3種類のカードがあります。
1.ETC専用カード
クレジット会社が発行しているETC専用のカード(ETC車載機での利用しかできないカード)です。
ETC利用分は、クレジットカードの利用料金と一緒に指定口座から引き落とされます。
2.一体型ETCカード
こちらもクレジット会社が発行しているカードですが、クレジットカードとETCカードが一枚になったものです。
ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードは、高速道路6会社が共同で発行するETCカードです。
利用するには、デポジット(保証金)を預託する必要があります。
デポジットの額は、毎月の有料道路平均利用額の4倍(最低でも2万円)預けないといけません。
この預け入れたデポジットは通行料には利用されず、通行料は毎月口座から引き落とされます。
つまり、デポジットは「もしも支払えなかったときの保証料のようなもの」なので、前払いというわけではありません。
クレジットカードは申込み時に審査がありますが、このETCパーソナルカードは審査がない代わりに、お金を預けてなんとか信用してもらう方法です。
つまり、ETCパーソナルカードは、「クレジットカードを作れない」何かしらの理由がある方以外には、めんどくさいだけでまったくオススメできないカードです。
ETCカードの申込み方法
通常、ETCカードを申込むには、クレジットカードを作る必要があります。
※ETCパーソナルカード以外
新しくクレジットカードを申込む場合は、クレジットカードの申込みと同時に追加カードとしてETCカードを申込むことができます。
すでに持っているクレジットカードのETCカードを作る場合は、そのクレジットカードのMyページなどから追加カードの申込みをするだけです。
ETCカードはクレジットカードが必要?
- ETC専用カード
- 一体型ETCカード
- ETCパーソナルカード
3種類あるETCカードのうち、どうしてもクレジットカードを作れない人以外は、クレジットカード会社が発行している「ETC専用カード」か「一体型ETCカード」がオススメです。
中でも、「ETC専用カード」が一番使い勝手がよいと思います。
「クレジットカードを作りたくないなぁ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、クレジットカードは使い方さえ間違わなければとっても便利なカードです。
落としたり失くしたら不安という方も、通常のクレジットカードは保険に入っています。
落としたり失くした場合は、
- すぐにカード会社に連絡
- 警察に連絡
そうすれば、不正利用されたとしても支払う必要がないことのほうが多いです。
※ただし、他人に貸していた・カードに記名していなかったなどは対象外
年会費無料のカードを選べば、お金をかけずにカードを持つことができますし、通常通り利用するだけであれば、1回払いであれば手数料もかかりませんし、ポイントも貯まります。
現金でなくカード払いにするだけで、手数料もかからず、ポイントが貯まってお得となるんです!
それでも、やっぱり新たにクレジットカードを作るのがイヤだ! ポイントなんて貯めなくていい! という方は、銀行のキャッシュカードにクレジット機能が付いている場合、ETCカードを追加カードとして申し込めるカードもあります。
ただ、キャッシュカードにクレジット機能を付けているくらいなら、クレジットカードを持っているのと同じですし、それならいっそこのこと新たにETCカード利用でもポイントが貯まる年会費無料のクレジットカードを作ったほうが断然お得です。
ETCカードを作るときのポイント
ETCカードを作るためにクレジットカードを作るのであれば、チェックしておきたいポイントが5つあります。
- クレジットカードの年会費が無料
- ETCカードの発行手数料が無料
- ETCカードの年会費が無料
- ETCカード利用でもポイントが貯まる
- ポイントの還元率・ポイントの利用方法
1.クレジットカードの年会費が無料
初めてのクレジットカードである場合、とくにここのカードが欲しい!(たとえば、パルコをよく利用するからパルコで優待があるカードがいい!など)というのでなければ、年会費がかからないカードがオススメです。
2.ETCカードの発行手数料が無料
クレジットカードの申込みと同時に、追加カードとして、家族カードやETCカードも一緒に申込むことができます。
ただし、発行手数料(1枚につき〇円)が必要なカードも少ないですが中にはあります。
発行手数料がかかるカードの中には、更新ごとにまた発行手数料がかかるものもありますので、出来れば発行手数料がかからないクレジットカードから申込むのがオススメです。
3.ETCカードの年会費が無料
クレジットカードの年会費は無料なのに、ETCの年会費はかかるカードもあります。
どうせなら、どちらも無料のものがいいですよね。
4.ETCカード利用でもポイントが貯まる
クレジットカードを利用すればポイントが貯まり、そのポイントを金券、電子マネー、マイルなどに交換することができます。
クレジットカード上級者になると、無料のクレジットカードを利用するだけで毎月1万円以上分のポイントをゲットしている人もいるんですよ。
どうせならポイントも貯まったほうがいいですよね。
クレジット会社の中には、ETCカード利用分はポイント付与対象外となっているカードもあるので要チェックです。
5.ポイントの還元率・ポイントの利用方法
ポイントの貯まり方も、クレジットカードによって違います。
100円で1円分のポイントが貯まるカード(還元率1%)もあれば、100円で0.5円しか貯まらないカード(還元率0.5%)もあります。
また、ポイントが貯まっても、ポイントの交換先に利用できそうなものがないものもあるので、
- どれくらいポイントが貯まるのか(還元率1%以上が理想)
- ポイントの交換先(交換手数料が必要かどうか)
をチェックしておきましょう。
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