おすすめのマスターカードはこれだ!Mastercard比較まとめ
クレジットカードについては、学園で一番詳しい彩春館学園、マネー研究部(仮)の西園寺です。
本日はマスターカードを紹介したいと思います。
その前に少しだけマスターカードはどんなものか?を見ていきましょう。
この記事に書いてあること
そもそもマスターカードとは
マスターカードは、VISAと同じく国際ブランドの名称で、JCBのようにいわゆるプロパーカードというものは存在しません。
「楽天 マスターカード」や「dカード MASTER」などの提携カードのみです。
- プロパーカード
- 日本で言うとアメックスやJCBなど国際ブランド自体が発行しているカードのこと。
- 提携カード
- 「リクルートカードJCB」や「セゾンアメックス」など国際ブランドとカードの発行会社が提携したカードのこと。
1966年米国でウエスタン・バンクカード・アソシエーション設立がマスターカードの起源で、日本では1981年からDC・MC・UCカード(現在の三菱UFJニコス株式会社が発行するMUFGカードやニコスカードに相当)としてスタートしました。
現在では、マスターカードの国際ブランドで提携カード会社30社から、いろんなカードが発行されています。
マスターカードのサービスが圧倒的すぎる
イメージ的には、VISAが世界中で最も使えるお店や場所が多くて、マスターカードはマイナーなイメージがある方が多いと思います。
しかし、マスターカードもVISAと同じくらい世界中で使える万能な国際ブランドなのです。
実際に海外旅行に行くと、マスターカードのほうがわずかながらVISAより使えるお店が多い印象すらあるくらいです。
また、マスターカードの大きな特徴として国際ブランドとしての会員向けサービスがいくつかありますが、マスターカードならではのものが2つあることです。
プライスレスジャパン
1つ目は、「プライスレス・ジャパン」です。
数年前に話題となった「プライスレス・・・お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」という言葉が印象的な、Mastercardプライスレス・ジャパンのCMをご存知の方も多いのではないでしょうか?
プライスレス・ジャパンとは、マスターカード提携カード全カード会員向けの優待サービスで、「泊まる・買う・遊ぶ・食べる」に特化した特典です。
利用できる特典はスタンダードカード会員からプラチナカード会員までそれぞれ異なっているものの、スタンダード会員も含まれるすべてのカード会員が対象というのはすごいことだと思います。
主な特典の内容は、
- アンダーズ東京の宿泊割引
- スパ体験
- 酒蔵体験ツアー
- 花火大会観覧ツアーなど
かなり限定的でプライスレス・ジャパンならではといった内容となっています。
TASTE OF PREMIUM
2つ目は、TASTE OF PREMIUMです。
こちらの特典は全カード会員ではなく、主にゴールドカード以上の上級カード会員向けとなっていて、内容としては、国際線手荷物宅配サービスや空港クローク優待サービスなど、よくあるゴールドカード以上の特典サービスですが、国内高級ホテル・高級旅館の優待サービスが目を引くところです。
実際に予約画面まで進めてみると、るるぶトラベルとの提携サービスであることがわかります。
お宿のリストアップを見てみると、石川県の加賀屋、大分県由布院の亀の井別荘や由布院玉の湯など超高級旅館が並んでいて、通常の予約サイトでは目にしないような安い価格設定が確認できました。
特に亀の井別荘に関しては、じゃらん・楽天トラベル・エクスペディアといったメジャーネット予約サイトでは宿泊プランどころか旅館名すら出てきません。
この2つは内容的に、通常プラチナカードの特典サービスで用意される内容ですので、マスターカードブランドのゴールドカードで利用できるというのは大きなメリットです。
おすすめカードを選定したポイント
ここからおすすめのマスターカードを紹介していきますね。
当サイト独自の視点で選んだので、もしよかったら参考にしてみてください。
おすすめポイント
- ポイント還元率が高い
- 審査のハードルが高すぎない
- ポイントの交換先がたくさんある
- ApplePay対応
この4つの総合的なポイントが高いカードを選定しました。
それでは紹介していきますね!
dカード
年会費 | 実質無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | iD | ポイント | dポイント |
即日 発行 | 年会費無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- ドコモユーザーはもちろん、そうでない方も必携のカード
- ローソンで買い物すると、なんと驚きの5%お得
- スターバックスカードをdカードで支払うと1%+3%
ドコモユーザーもそうでない方にも必携のマスターカードが、dカードです。
「ローソンで買い物すると、5%お得」など、ドコモユーザー以外でも特典はたくさんあります。
一般カードよりゴールドカードの方が圧倒的にお得となる場合は、ドコモユーザーである場合です。
dカードはauWALLETクレジットカードと異なり、ドコモユーザー以外でもクレジットカードの入会申込ができます(auWALLETクレジットカードはauユーザーでなければ入会申込すらできません)。
dカードは一般カード・ゴールドカード共に『基本1.0%の高還元率』で、ローソンやマクドナルドとのコラボでポイントアップ・クレジットカード請求時に割引などの施策がひんぱんに実施されています。
ドコモユーザー以外の方はdカードで十分なのですが、ゴールドカードの場合、ドコモ主回線分利用料金のみポイント還元率がなんと10倍の10%となります。
さらにスマホ・ケータイ端末補償が端末購入後3年間最大100,000円まで拡大となりますので、毎月主回線の利用料金が10,000円を超えるドコモユーザーの場合は、年会費が10,000円(税別)かかるとは言え、dカード ゴールドの方がお得となります。
ケータイ・スマホの端末補償が3年間100,000円となりますので、ドコモのiPhoneユーザーの方はappleケアに入会する必要がなくなります。
ApplePayの利用を見据えた場合、マスターカードブランドを選択したほうがいいですね。
貯めたポイントの使い道
貯まったdポイントについても、5,250dポイント=5,000Pontaポイント、5,000dポイント=2,500JALマイルへ交換できますし、dポイントそのものもドコモユーザーであれば毎月のケータイ・スマホ代の支払いからの割引されます。
まとめますと、ドコモユーザーの方には、dカード ゴールドが最もお得で使い勝手の良いクレジットカードとなります。
そうでない方は、ゴールではないdカードを選択するといいでしょう。
楽天カード
年会費 | 無料 | 還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Edy | ポイント | 楽天ポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 楽天市場内の利用であれば、一般カードは3%、プレミアムカードであれば5%と驚異の還元率
- 年会費無料のカードでは実用性ナンバーワンかも!
- 入会特典で5000ポイントGETできるチャンス!
みんなが知ってる楽天カード、楽天カードは国際ブランドVISA・JCB・MASTER・アメックスの4つから選べ、マスターカードブランドもしっかり対応しています。
楽天カードでマスターカードブランドを選択するメリットは、ずばりau WALLETカードへのチャージでポイントが2重取りできることです。
また、先述したようにApplePayを利用する、利用を検討しているのであれば、JCBかMASTERの2択となり、auユーザーであればマスターカードブランド1択となりますね。
実は、ApplePayへのチャージにおいてポイントが付与されないカードというのがあり、要注意ポイントなのですが、楽天カードは通常のショッピングと同様に1%の楽天ポイントが付与されますし、楽天市場でのポイントアップ特典や楽天Edyなど、非常に使い勝手の良いカードですので、楽天カードのマスターカードブランドを選ぶというのは、最もいい選択肢の1つと言えるでしょう。
三井住友VISAクラシックカード
年会費 | 初年度無料 ※翌年度以降条件により無料 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | iD | ポイント | ワールドプレゼントポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- ICチップ、顔写真付きのカードなので安心。
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険付き。
- ワールドプレゼントポイント1ポイントをANAマイレージクラブ3マイルへ交換可能。
VISAのプロパーカードのような印象すらある三井住友VISAカードの一般カードですが、国際ブランドはVISAとMASTERの2つから選べます。
基本ポイント還元率が0.5%と一般的な水準ですし、特別に特典があるクレジットカードではないのですが、やはり抜群の知名度と安心感、セキュリティ対策に最も力を入れているクレジットカード会社であることから、クレジットカードを複数枚保有している方でも、そのうちの1枚は三井住友VISAカードを持っているという方が多いです。
カード利用実績によって、ゴールドカードへのインビテーションさらには、プラチナカードへのインビテーションも期待できますので、三井住友VISAカードの上級カードを保有したいという方には、スタートとなるクレジットカードです(三井住友VISAゴールドカード・プラチナカード共にクラッシックカードを経由せず、にいきなり入会申込することもできます)。
こちらも楽天カード・dカード同様にApplePayの利用を考えた場合、すべての決済機能が利用できますので、マスターカードブランドを選択した方がいいでしょう。
AmazonMASTERカード
年会費 | 初年度無料 ※年1回以上の利用で翌年も無料 | 還元率 | 1.5% ※Amazon.co.jp以外の利用は1% |
---|---|---|---|
電子 マネー | iD | ポイント | Amazonポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 新規入会で2,000円分のAmazonポイントがもらえる。
- 無料の即日審査で、今日のAmazonショッピングから利用可能
- 貯まったポイントは自動的に加算されるので、もらい忘れなし
Amazonを利用する方なら持っておきたいクレジットカードです。
Amazonプライム会員に入っている方だと、Amazonでの買い物がポイント還元率2%になります。
年会費も、1年に1回でもカードショッピング利用があれば無料ですし、めんどくさいポイント交換も必要ありません。
Amazonで何か買うときに、「貯まったポイントを使う」から1ポイント=1円で利用できますよ。
Yahoo! JAPANカード
年会費 | 無料 | 還元率 | 1% |
---|---|---|---|
電子 マネー | ポイント | Tポイント |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- 還元率1%でTポイントが貯まるクレジットカード
- Yahoo!ショッピング・LOHACOで買い物すればポイント3倍
- 審査が通りやすい
Yahoo! JAPANカードは、VISA、MASTER、JCBの3種類から選べます。
以前は、「Yahoo! JAPANカードはJCBで作らないと損!」といわれていましたが今は違います!
どうしてJCBがお得だったかというと、Yahoo! JAPANカード(JCB限定)で、nanacoへのチャージで1%のポイントがもらえていたんです。
しかし、2018年2月28日以降、nanacoへのチャージは200円で1ポイント(つまり0.5%のポイント還元)になってしまいました。
ところが、今までJCB限定だったこの特典が、マスターカード・VISAカードも対象となったのです。
nanacoへのチャージでポイントがもらえるカードは年々減ってきています。
【参考記事】nanacoカード活用法まとめ
そのため、0.5%と還元率が減ってしまっているものの、nanacoを利用する人に、Yahoo! JAPANカードはオススメなんですよ。
マスターカードのプリペイドについて
最近、流行りのプリペイドカードも6種類発行されています。
主なところでは、
- WebMoneyカード
- au WALLETカード
- dカードプリペイド
などです。
特に、dカードプリペイドとau WALLLETカードは、それぞれドコモとauユーザーには所有が必須ともいえるお得なプリペイドカードですので、まだ持っていないドコモ・auユーザーの方はぜひ検討してみてください。
ポイントが有効活用できますし、対象クレジットカードからのプリペイドカードへのチャージで簡単にポイントの2重取りが可能となっています。
また、クレジットカードが嫌いな方(プリペイドカードはその名の通り原則前払いなので)やクレジットカードが作れない未成年の方にもおすすめです。
ApplePayに対応してる?
マスターカードブランドは、しっかりApplePayに対応しています。
一方、もっともメジャーな国際ブランドであるVISAはApplePayに対して国際ブランドの解放を拒否したことで、ほとんどのVISAブランドのクレジットカードが利用できない事態となっています。
※利用できても一部機能制限がかかった状態となっています。
また、詳細は後述しますが三井住友VISAカードはVISAブランドのものでもApplePayは利用できますが、JCB・マスターカードブランドのものでは利用できる機能が三井住友VISAカードではできないという機能があるので要注意です。
少し複雑な話になりますが、iPhoneのiOSアプリにおいて今回のApplePayに関係するアプリは今のところApple純正の「Walletアプリ」とJR東日本がリリースしている「Suicaアプリ」の2つです。
そもそものApplePayへのクレジットカードの登録の話から説明していきましょう。
ApplePayへのクレジットカード登録の仕方
まず、Apple純正の「Walletアプリ」にクレジットカードを登録していきます。
iPhoneのカメラで読み取るだけなので簡単です。
ただ、ここでApplePayへ登録できるクレジットカードがかなり限られていることが最初のハードルです。
プロパーのJCBカードやイオンカード、楽天カードなど13カードで複数枚登録可能です。※2017年1月末現在
このクレジットカードの登録の段階で、カードによりIDかQUICPayに振り分けられます(自分では選択できません)。
そしてSuicaですが、プラスチックカードのSuicaをiPhoneのカメラで読み取るかJR東日本のSuicaアプリを利用して、アプリ内にSuicaを新規で作成するかになります。
このような形で、iPhone7/7plus ・Apple watch2において、Suica・ID・QUICKPayの3つの電子マネーが使えることになります。
さて、VISAブランドの問題点ですが、一例として三井住友VISAカードはVISAブランドでもApplePayが利用できる貴重なカードですが、カードを読み取るとまずIDとして認識されて、ガラケーやandroidスマホの「おサイフケータイ機能のID」と同じように利用できます。
ただし、Apple純正の「Walletアプリ内において」、Suica利用・インターネットアプリでの支払いには使えません。
JR東日本の「Suicaアプリ内において」は、SuicaチャージでVISAブランドのクレジットカードでもクレジットチャージが可能となっています。
さらに言えば、Suicaチャージがめんどくさいので、オートチャージ機能を利用したいのであれば、ビューカード(提携ビューカードも含む・VISAブランドもOK)しか対応していません。
ということで、ApplePayに特化して検討した場合、今のところはJCBかマスターカードブランドのビューカードを利用するのが無難と言えるでしょう。
日本のスマホユーザーの約半数がiPhoneユーザーだといわれていますので、VISAもカード会員の利便性と日本国内のiPhoneのシェアと根強い人気を考慮すると、今後ApplePayのすべての機能に対応してくる可能性も十分ありうると思います。
もし、お急ぎでない場合はiPhone7/7plusへの機種変更により電子マネーもすべて移動するというのは時期尚早です。
静観するのがベターでしょう。
※2018/06/20の段階ではnanaco・楽天Edy・WAONには未対応、対応の予定も未定。
まとめ
これまで、どうしてもVISAブランドに比べるとマスターカードブランドは地味な印象がありましたが、ApplePayへの対応状況とauユーザーであればauWALLETカードへのチャージが可能ということで、マスターカードブランドのイメージと実際の使い勝手が一気に向上してきました。
まずApplePayとの相性でいえば、国際ブランドはJCBかマスターカードの選択が必須です。
特にauユーザーの方であれば、マスターカードブランドを積極的に選択すべき状況です。
具体的に3つのマスターカードブランドのクレジットカードをご紹介しましたが、
- ドコモユーザーの方は、dカード ゴールド(マスターカード)
- auユーザーの方は楽天カード(マスターカード)
- すでに三井住友VISAカード(マスターカード)を持っている方はそのまま
がおすすめです。
また、首都圏在住の方などでApplePayにおいてもSuicaのオートチャージが必須という方は、具体的に紹介していませんがビューカード(JCBかマスターカード)一択です。
今後、ApplePayへの対応状況が変わってくると思われますので、情報をよく掴んでおくことが重要ですが、ApplePayへの相性と一般的な使い勝手まで考慮すると、もっともおすすめのマスターカードは、楽天カード(マスターカード)です。