Suicaチャージで得する!ポイント貯まるおすすめクレジットカードまとめ
首都圏や関西圏など、大都市圏での通勤・通学において、今や欠かせなくなったSuicaなどの交通系電子マネー。
Suicaに定期券の機能を載せて1枚にまとめることもでき、クレジットカード・定期券・Suicaの3つの機能をたった1枚に集約した三位一体型クレジットカードもあり、さらにApple payでもSuicaが利用できるようになり、Suicaはますます便利になっています。
いつも使う電子マネーだからこそ、お得なクレジットカードでチャージ・定期券の購入などで、大きくポイントやマイルをゲットしたいものですよね。
そこで、電子マネーの中でも最も使用頻度の高い、交通系電子マネーSuicaにチャージすることでお得になるクレジットカードをまとめました。
クレジットカードでSuicaチャージする方法
まず、Suicaそのものについてです。
2018年8月現在Suicaと呼ばれるものは、
- プラスチックカードのSuicaカード
- モバイルSuica(おサイフケータイ機能がついたガラケー・androidスマホのアプリ)
- iPhone7/7plus/apple watch2で利用できるApple payのSuica
の3種類あります。
そして、クレジットカードを使ってSuicaにチャージするとなると、
プラスチックカードSuicaに関しては、ビューカードでのみクレジットカードチャージが可能です。
※ビューカードとはJR東日本グループ株式会社が発行するクレジットカードで、プロパーカードの他に家電量販店のビックカメラやJALなどとの提携カードもあります。
モバイルSuica 、Apple payのSuicaの2つに関しては、Suicaへチャージができるクレジットカードであればビューカード以外でもクレジットカードチャージが可能となります。
とはいえ、やはりクレジットカードチャージにおいてもっとも相性がよいのはビューカード系です。
交通系クレジットカードを検討されているのであれば、保有クレジットカード枚数を増やしてでもビューカードを利用することをオススメします。
ちなみに、モバイルSuicaに紐づけるクレジットカードをビューカード(提携カード含む)に設定した場合のみモバイルSuicaの年会費は無料となります。
※当面無料、ビューカード以外を設定した場合は別途税込1,030円必要
Suicaオートチャージについて
交通系電子マネーにおいては、何も考えずに自動改札機にプラスチックカードやスマホ・ケータイをかざすだけで電車に乗れるというのが、オートチャージの一番のメリットです。
オートチャージが出来ない場合だと、乗車前にいちいちSuicaの残高を確認する必要があり、「万一、残高不足で自動改札で引っかかったらどうしよう」と心配になりますよね。
電子マネーのオートチャージは、nanaco・楽天Edyでも活用すれば便利ですが、交通系電子マネーこそオートチャージをフル活用すべきです。
Suicaオートチャージが可能なのはビューカードのみ(提携カードも含む)です。
このように、
- Suicaチャージでのポイント還元率の高さ
- 唯一オートチャージ可
- モバイルSuicaの年会費無料化
(ビューカード以外だと税込1,030円のモバイルSuica年会費が別途必要)
などの使い勝手の良さで、Suicaを利用するには、もっともお得で便利なのはビューカードです。
ここからは、Suicaチャージでお得なビューカードを紹介しますね。
「ビュー・スイカ」カード
年会費 | 524円 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | Suica | ポイント | JRE POINT |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- Suica定期券機能付きで通勤・通学に便利
- 貯まったポイントをSuicaに交換可能
- オートチャージ機能があるからSuicaの残高を気にしなくてOK
JR東日本グループ株式会社が発行する、クレジットカードとSuica一体型のプロパーカードで、定期券も一体化させることができる交通系万能クレジットカードです。
- 年会費524円(税込)
- 家族カード年会費524円(税込)
- ETCカード年会費524円(税込)
貯まるポイントはJRE POINTでカード利用1,000円につき5ポイント貯まるので、ポイントの価値から換算するとポイント還元率0.5%、国際ブランドは、VISA・JCB・MASTERの3つから選べます。
JR東日本でのモバイルSuicaグリーン券/定期券購入では、1,000円につきJRE POINTが30ポイント貯まり、ポイント還元率3%となるのが大きな特徴です。
また、クレジットカード発行後に自分で登録する必要がありますが、Suicaポイントクラブに登録することで、Suicaポイント加盟店で買い物をするSuicaポイントが貯まっていきます。※Suicaポイントは終了しました
ちなみに、上級カードにはビューゴールドプラスカード(年会費11,000円)、提携カードも10種類以上あり、豊富なラインナップとなっています。
このカードのメリットは、プロパーカードということもありSuicaで定期券を購入した場合、クレジットカードの裏面に定期券を印字することができ、Suica・クレジットカード・定期券の三位一体型カードとして利用することができるので、財布やカードケースの中がふくらむ心配はありません。
デメリットは、年会費無料となる方法が一切なく(今後入会キャンペーンなどが発動すれば話は別ですが)、本カードはもちろん家族カードも初年度から年会費有料となってしまう点です。
また、ETCカードも年会費が発生してしまうのもデメリットです。
しかし、定期券まで一体化できるメリットを考えると年会費は524円(税込)と安価なので、そこまで気になるデメリットでもないといえますね。
ビックカメラsuicaカード
[ビックカメラsuicaカード]
家電量販店ビックカメラとの提携ビューカードがビックカメラSuicaカードです。
- 年会費:524円(税込・初年度無料、2年目以降も前年1回でもカード利用があれば無料)
- ETCカード年会費:524円(税込)
- 国際ブランド:VISA・JCB
貯まるポイントはJRE POINTでカード利用1,000円につき5ポイント貯まり、ポイントの価値から換算するとポイント、さらに0.5%のビックカメラのポイントであるビックポイントの両方のポイントが貯まります。
JR東日本でのSuicaチャージ・オートチャージ・窓口での切符購入・定期券の購入では、1,000につきJRE POINTが15ポイント貯まり、ポイント還元率1.5%となります。
さらに、提携先のビックカメラでのショッピングでカードを利用した場合は、なんと10.0%のビックカメラのポイント「ビックポイント」がもらえます。
ビックカメラでの買い物前にビックカメラSuicaカードにSuicaをクレジットカードチャージで1.5%のJRE POINT、さらにチャージ済みのビックカメラSuicaカードのSuica機能でビックカメラでの買い物の決済をすることで10.0%、合計11.5%のポイント2重取りが可能となりますので、家電量販店での買い物はビックカメラという方には必須のカードです。
ちなみに、同じビックカメラグループとなったコジマでも同じようにポイント2重取りが可能です。
このカードのメリットは、プロパーカード・ビューカード提携カードの中で、唯一、実質年会費無料であることです。
よって、ビックカメラSuicaカード・モバイルSuica・ビュー・エクスプレス特約によるエクスプレス会員まで加入した場合でも、合計の年会費はエクスプレス会員分の1,080円だけとなるので、年会費1,080円でJR東日本の在来線、在来線特急、東北・北海道・山形・秋田・北陸・上越・東海道・山陽新幹線を利用できます。
デメリットは、家族カードの設定がないこと、定期券の一体化ができないこと、ETCカードの年会費が有料であることです。
普段、首都圏在住の方で定期券を利用される方には厳しいデメリットですが、地方在住の方で、出張用にSuicaやSuica機能が利用できるクレジットカードをサブカードとして1枚持っておきたいという方には最適です。
JALカードSuica
年会費 | 初年度無料 2年目以降2,200円 | 還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
電子 マネー | suica | ポイント | JALマイル・JRE POINT |
即日 発行 | 年会費 無料 | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- JALカード(普通カード・CLUB-Aカード)のみSuica提携カードがある
- CLUB-Aカードは年会費10,800円
- Suicaオートチャージ機能あり
- 家族会員カードなし
普段、通勤・通学でSuicaを利用しつつJALマイルも貯めたいという方におすすめなのが、JALカードSuica(JMBカード・クレジットカード・Suica・JALタッチ&ゴーサービスの4つの機能が1枚に集約されたクレジットカード)です。
- 年会費2,200円(税込・初年度無料)
- ETCカード年会費524円
国際ブランドはJCBのみ、貯まるポイントはJRE POINT(JR東日本での利用分は1,000円につきJRE POINTが15ポイント貯まりポイント還元率1.5%)とJALマイル(JR東日本以外の通常のカード利用分は200円につき1JALマイル)です。
JALカードでもありますので、別途ショッピングマイル・プレミアム(年会費税込3,300円)に加入するとカード利用100円につき1JALマイル貯まるようになるので、マイル付与率は1.0%まで上がります。
さらに、ショッピングマイル・プレミアムに加入しJAL特約店(ENEOSやファミリーマートなど)でカードを利用すると100円につき2マイル貯めることが出来るようになります。
また、他のJALカードと同じくJALカードSuicaで航空券を購入しJAL便に搭乗すると通常の搭乗マイルに加えて10%のボーナスマイルがもらえますよ。
JRE POINTとJALマイルとポイントやマイルが分散してしまうのではという心配もありますが、その点も大丈夫です。
貯めたJRE POINT1,500ポイントを500マイル(マイル付与率0.5%)、ショッピングマイル・プレミアム会員なら1,500ポイントで1,000マイル(マイル付与率1.0%)に交換可能となっています。
家族カードの設定がない点、他のビューカードと比べて年会費が高い点、定期券との一体化ができない点、国際ブランドがJCBのみ、ETCカード年会費が有料であることがデメリットですが、JALマイルを貯めたい方でかつ日ごろからSuicaを利用される方にはおすすめです。
JALマイル1本に集中してマイルを貯めたい場合は、少し高額ですが有料オプションのショッピングマイル・プレミアムも合わせて加入するとよいでしょう。
ルミネカード
こちらは、商業施設ルミネとの提携ビューカードで、ルミネでのショッピングでルミネカードを使って決済すると、常に5%オフとなる特典が付きます(年に4回程度10%オフとなるキャンペーンあり)。
- 年会費1048円(税込・初年度無料)
貯まるポイントはJRE POINT(JR東日本での利用分は1,000円につきJRE POINTが15ポイント貯まりポイント還元率1.5%)で、国際ブランドはVISA・JCB・MASTERの3つから選択可です。
ルミネで常に5%オフとなるのが一番のメリットで、書籍やDVDなど値引き販売などあり得ない商品を購入すると、かなりお得感がでてきます。
最寄りにルミネがない方でも、オンラインストア利用分も5%オフとなるので大丈夫です。
さらに、ルミネでのカード利用金額に応じてルミネの商品券ももらえます。
(20~50万円で1,000円分~100万円以上で5,000円分の商品券)
また、プロパーのビューカードと同じく定期券もクレジットカードにまとめることができるのもメリットです。
年会費がプロパーのビューカードとくらべて2倍となってしまう点がデメリットですが、金額は1,080円(税込)と高額ではないので、そこまで気にする必要はないと思いますし、厳密に計算しても年間20,000円ルミネで買い物をする方であれば、ルミネカードの5%オフの特典でちょうどペイできますし、プロパーのビューカードとの年会費の差額で計算すると、ルミネで年間10,000円の買い物でペイできることになりますので、ルミネをよく利用する方には、作っておいて損はしないカードですよ。
まとめ
首都圏在住の方で通勤・通学でSuicaを利用される方や地方在住の方で年に最低数回は首都圏へ出張や行楽で訪れる方には、自分のライフスタイルや向き不向きに合わせて今回お伝えした4枚のいずれかを作ることをおすすめします。
また、各ビューカードには海外旅行傷害保険最高500万円(自動付帯)、国内旅行傷害保険最高1,000万円(利用付帯)の付帯保険がついており、補償金額は低いものの特に海外旅行付帯保険の金額の積み上げに貢献できますので、こちらもメリットとなります。
補足として、あまり知られていないSuicaのちょっとした裏技をこっそりお伝えしておきます。
地方在住で普段、電車を利用する機会が少なく交通系電子マネーを持て余している方に、オススメしたいのが、ファミマTカード+LINE PAYカード(JCBブランドのプリペイドカード)+Apple payのSuicaの組み合わせです。
LINE PAYカードとファミマTカードの組み合わせを封じる対策が入り、ファミマTカードはもうオワコンというネット上の記事をよく見かけますが、それらの記事の通り、2017年4月1日からはファミリーマートにあるファミポートを利用したLINE PAYカードへのチャージ分の支払いで、ファミマTカードによる支払いが不可となってしまいました。
しかし、ファミリーマートで販売しているPOSAカードのLINE PAYカードを購入(カード本体の購入代金は0円ですが、購入時にレジで必ず1,000円~10,000円チャージする必要があります)し、レジで初回チャージ分をファミマTカードで支払うことは可能で、さらにポイント付与対象のままとなっていますので、このやり方ですと、LINE PAYカードのLINEポイント2%とファミマTカードのTポイント0.5~1.0%分(毎週火・土曜日はポイント2倍の1.0%)のポイント2重取りが相変わらず可能となっていますし、実際、筆者自身もLINE PAYかードへ上限の10,000円をチャージ・ファミマTカードによる支払いでポイントを獲得することができていますよ。
具体的な流れをまとめますと、ファミリーマートにてLINE PAYカードのPOSAカードを購入・チャージ、その際の支払いはファミマTカードを利用(できればポイント2倍の毎週火・土曜日)、チャージ済みのLINE PAYカードを手持ちのiPhoneからSuicaアプリ→「チケット購入・Suica管理」→「登録クレジットカード情報変更」で登録、そのままSuicaアプリにてLINE PAYカードからSuicaへチャージします。
これでApple PayのSuicaが利用できるようになり、この時点で2%のLINEポイントと0.5~1.0%のTポイントが獲得できています。
さらにビューカードと同じように、事前にSuicaポイントクラブに登録してSuicaポイントクラブ加盟店で利用すれば、0.5~1.0%のSuicaポイントを貯めることができ、ポイント3重取りが可能となりまますよ。
※2017年11月30日で、Suicaポイントは終了しました
androidスマホとガラケーのおサイフケータイ機能のモバイルSuicaは、ビューカード以外のクレジットカードを設定すると、別途税込1,030円のモバイルSuicaの年会費を請求されてしまいますが、Apple payのSuicaに関してはApple payの特約でモバイルSuicaの年会費は「永年無料」となっていますので、ビューカード以外のLINE PAYカードを設定しても追加の年会費を請求されることは一切ないので、オススメですよ。
首都圏在住の方はもちろんのこと、地方在住の方でも工夫次第で便利にお得に使えるSuicaですので、ぜひ、Suicaを活用してくださいね。