ニート脱出マニュアル【社会復帰】30代だから始める就職活動

30代になっても二ートのまま…これではさすがにマズイ!
一念発起してニート脱出を試みたいと考えても、最初の一歩が踏み出せない。
具体的なビジョンが浮かばす結局尻込みしてしまう。
本記事は、そんな悩みを抱えたあなたのためのものです。

何をすればいいのか

ここでは前向きな一歩を踏み出したい方に、何から始めたらいいかわからない、コミュニケーションが苦手、アルバイトを始めたい、正社員として復帰したい…といったシチュエーション別に、今すぐやるべきニート脱出マニュアルを紹介しています。

具体的な一手が欲しかったという方。
ぜひ、お役立て下さい。

健康なライフスタイルと体力を取り戻して自信をつける

ストレッチをする女性

ニート生活では気ままな生活から「早寝早起き」や「1日3食習慣」など体を整えていくために必要な習慣が不要で、不健康な体になっている人も多いです。
体が元気でない時に、外にでたり、仕事を探したり、働いたりなんてする力は湧いてきませんよね。

だからこそ、まずは規則正しいライフスタイルを取り戻し、健康体を手に入れましょう。

  • 朝7時には起きて夜は12時までに就寝する
  • 1日3食バランスのよい食事を心掛ける
  • 軽い運動を取り入れる

など、決まった時間に決まった行動をしていくことから始めます。

ダラダラと過ごす時間がなくなることで、「時間が有効に使えている!もっと色々な事ができるかも」と前向きに考えられるキッカケにもなりますよ。

外に出て人と会う

急に外に出てバリバリ働くなんて、想像するだけでもハードルが高いですよね。
慌てる必要はありません。
1歩ずつ前進していきましょう!
まずは外に出て人と馴染むことから始めてみてください。

買い物をする、家の周りを散歩する、ランニングなどの運動をする、図書館に本を読みに行くなどできる限り活動していきます。
外に出ることに抵抗が無くなったら、無理のない範囲で人に会ってみましょう。

家族や幼い頃からの友人など、会える範囲で問題ありません。
「人と一緒にいる」という状況に慣れることが目的だからです。

ネットを断つ

拒否する女性の画像

ニート生活の中でネットに依存し過ぎてしまう方も多いようです。

ネットが悪い訳ではありませんが、浸かり過ぎることで自身の生産性を落としてしまいがちです。
例えば、「暇だな、退屈だな」と思った時にネットがあれば膨大な情報の中で遊ぶことができます。

ネットがなければどうでしょうか?
その暇な時間は、言葉通り暇で退屈なものになりますがその時間をクリエイティブなことを考える時間や、本当に自分がしたいことを考える時間に使うことができます。

ネットを断つことで意識が自然と外に向き、今まで直視できなかった危機感や焦りを感じるかも知れません。
その感情こそがニート脱出のきっかけになります。
この状況を変えたいという意志がふつふつと湧いてくるでしょう。

資格取得

消防士の画像

ニートの間は自由に時間を使うことができます。
だからこそ、何となく時間を過ごさずに「自分に自信をつける時間」にしてみてはいかがでしょうか?

国家公務員や地方公務員を目指す、看護師や会計士を目指すなど難易度は高いですが、資格取得後の働き口は確保されているようなものです。
資格取得に励むことは、モチベーションアップにつながります。

職業訓練を受ける

職業訓練とは、ハローワーク(公共職業安定所)が主催している無料で受けられる学校のような授業・訓練です。
これから働くにあたり必要な知識・技能を教えてもらえます。

職業訓練には失業保険を受けながら仕事を探しているという方を対象とした「公共職業訓練」や、バイト経験はあるけれども正社員としての経歴はない方、失業保険の対象ではない方、ブランクがある方を対象とした「求職者支援制度」があります。
詳しくはハローワークに問い合わせてみてくださいね。

できる範囲で仕事探しを始める

健康体に近づき、リアルな世界で人と一緒にいることが慣れてきたら可能な範囲で仕事探しを始めていきましょう。
時間の融通も効きやすく採用されやすいアルバイトはニート脱出の第一手としてピッタリです!

コミュニケーションが苦手な人にオススメの仕事

隠れる女性

コミュニケーションの苦手さが、引きこもり・ニートのキッカケになったという方にとって、外で働くということは恐怖でしかありませんよね。
人とのコミュニケーションが必要最低限でもお金を稼げる職業があります。

パソコン1台で出来る

  • アフィリエイター…個人のブログやサイトで商品を宣伝し、広告収入を得る仕事
  • ライター…自分の興味のある記事を執筆することでクライアントから報酬を得る仕事
  • Webデザイナー・プログラマー…世界中で需要が高く、高度なスキルを持っていれば高額な報酬を手に入れることも可能
  • ネット販売…せどりなど(中古品販売を商売として行う際には警察公安への届け出が必要)

コミュニケーションが最小限

  • チラシのポスティング…自宅でチラシを折り、地域を回ってポストに投函する仕事
  • 新聞配達…決まった時間のルート投函
  • 警備員…数人で警備をする場合は多少のコミュニケーションが必要
  • 内勤の工場…ライン作業をしていくので顔がほとんど見えず、赤面症の方にも向いています

趣味を役立てる

趣味で継続していたYouTubeやニコニコチャンネルの動画が話題となって、ニートを脱出したという方もいます。

趣味や特技がお金になるサイトがあるので、いくつかおすすめサイトをご紹介しますね。

  • 国内最大級のハンドメイドマーケット:minne
  • 画像を売買できるサイト:shutterstockInstaprints
  • 音楽作成、占いなど特技や趣味を売り込めるサイト:ココナラ

ニート脱出にオススメのアルバイト

コンビニスタッフの画像

アルバイトであれば採用までの面接などの手間暇が少なく、職種も多種多様で、時間の融通が利き、採用されやすいため正社員を就活に比べてハードルが低い点が魅力的です。
さらに、空白の職歴に労働の事実を埋めることができる点でもニート脱出の足掛かりとしてはとても適した方法だといえます。

単発・短期バイト

働くことに苦手意識がある方や、ブランクが長くていきなり長期はキツイとうい方には単発・短期バイトがおすすめです。
求人サイトや求人情報誌を確認して「1日のみOK」「日払い可」となっているバイトをピックアップしてみましょう。

派遣会社に自分のやりたい分野の仕事や行動可能範囲を登録して、派遣会社に寄せられている仕事と条件が合致した際に仕事が振り分けられる「登録型派遣」もおすすめです。
派遣会社に登録しておけば割高な案件にも巡り合いやすいというメリットも得られますよ。
さらには資格・経験を問わない仕事が多いです。

人と話す機会が少ないバイト

コミュニケーションが苦手だから出来るだけ人と話す必要のないアルバイトをしたい方には、忍耐力が必要とされますが基本1人でほとんど人と話さない警備員、決められたルートを回り配達をする新聞配達やポスティング、黙々と1人で作業をこなす清掃員や工場での内勤(ライン作業)といったアルバイトがおすすめです。
ストレスなく仕事に打ちこめます。

人に自慢できるオシャレなバイト

「バイトとして働いているなんて言えない」とアルバイトを始めることに抵抗がある方には、誰かに自慢できるオシャレなバイトをおすすめします。
例えば、人が少ないカフェでのウェイターや、お洋服が好きでコミュニケーションに不安がないようであればアパレル関係でアルバイトを始めるのも良いでしょう。

アルバイトを決める上で大切なポイント4

アルバイトに失敗し、ニート脱出する前に力尽きてしまったという事態は避けたいものです。
アルバイトをニート脱出に繋げるために抑えておきたい、アルバイトの選考基準4つをご紹介します。

1.自分がしたいことよりも「できること」を基準に選ぶ

憧れのバイトをすることは、モチベーションアップにつながるかもしれません。
ですが、今までに経験のない仕事だからこそつまずきやすいとも言えます。
上手く仕事をこなせずに「自分はダメなんだ」とニートに逆戻りしては元も子もありません。
仕事内容が「自分にできることなのか」を一度検討してみてください。

2.精神的につらいアルバイトは選ばない

マイペースで仕事をさせてくれるなどの職場もあれば、目標を過剰に意識させられて緊張感しかない職場、上下関係がかなり厳しい職場もあります。
精神的に辛くない環境なのか、面接の日程よりも前にお客を装って見に行く、または帰宅時間に会社から出てくる人の顔色を見てみるなどの事前観察で判断してみるのも手です。
憧れの職種に付けても、その会社がブラック企業だった!なんてこともあります。

●参考:ブラック企業の見分け方

3.無理に人と関わろうとしない

ニート脱出にあたり、人とのコミュニーションは必須ではありません。
お金を稼いで自立できればニート脱出成功です。
無理に人と関わろうとせず、コミュニケーションが苦手であれば、人間関係のほとんどないコミュニケーションが最小限で済むバイトに目を向けてみましょう。

4.採用されやすい案件に応募する

働きたい気持ちがあって応募したのに採用されなければ、心がくじけてしまいます。
採用されやすい仕事を選んで応募することも大切です。
「大量募集・オープニング・未経験者歓迎」といった各種求人であれば採用されやすいですよ。

正社員を目指す方法

帯をしめて気合いを入れる男性

正社員として採用されるには、バイト面接よりも厳しい書類審査と面接選考を通過する必要があります。

未経験者募集に応募

せっかく挑戦しても不採用が続いてニートに逆戻りなんてことは避けたいものです。
やる気が試される「営業職」や「未経験者募集」といった募集案件であれば、比較的採用されやすいようです。

就活支援に登録

ブランク期間が長かったり、そもそも正社員として働いた経験がなかったりすると仕事を選ぶ上で「自分なんかどうせ○○だ」といったようなマイナスのフィルターがかかってしまい、適正・チャンスあるのに諦めてしまうという方も少なくありません。
客観的に仕事との適性を見極めるためにも、キャリアカウンセラーやアドバイザーのいる就労支援に登録することをおすすめします。

ニートから脱出して正社員になるためのおすすめ就労支援をピックアップしてみました。

若者サポートステーション

働くことに悩みを抱える39歳までの若者を対象とした、キャリアコンサルタント、コミュニケーション・ビジネスマナー・パソコン講座など、働き始めてからのステップアップ支援などを行っている厚生労働省委託の支援機関です。
http://saposute-net.mhlw.go.jp/

ジョブカフェ

46の都道府県が設置する支援施設です。各地域の特色を活かして就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを行っています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/jobcafe.html

Aidem Smart Agent

求人広告で有名なアイデムの企業紹介、就職支援サービスで、特に20代のフリーターや既卒者の正社員登用に強いです。
東京、大阪、名古屋に事務所があります。
履歴書の書き方から面接練習、書類添削、内定後のフォローなど、就職できるまでしっかりとサポートしてくれるので、就職活動がはじめてのフリーターでも安心して就活に取り組めます。
https://smartagent.jp/joblp/youth/

JAIC(ジェイック)

就職支援サイトJAIC(ジェイック)です。

就職支援だけでなく、社員教育なども行っている会社なので、初めての正社員就職でも安心して任せることができます。

  • 履歴書に不安がある(ずっとフリーターだった)
  • やりたいことがわからない
  • 何から始めたらいいのかわからない

そんな悩みも、JAICならしっかりサポートしてくれるんです。

JAICの就職成功率はなんと80.3%!
しかも、すべて正社員での採用です。

離職率が高い業界(投資用不動産、外食関係)などへの紹介はありません。
そのため、全国に1万社以上ある就職紹介会社のうち48社しか認定されていない、厚生労働省委託「職業紹介優良事業者」に認定されています。

もちろん登録は無料なのですが、ただ一つ条件があり…20代限定のサービスです。

⇒JAICで求人を探す

面接時の受け答え・履歴書の攻略方法

採用面接の画像

面接に進む際に欠かせない履歴書の内容や、面接時の空白期間に関する受け答えはニートであれば誰もが通る関門ですよね。
ここでは、履歴書や面接時の受け答えはどうするのが正解なのか、見て行きましょう。

履歴書には事実を書くべき?

まず、どんなに履歴書の空欄が目立つほど無職期間が長かったとしても、ウソの職歴を記載することはやめた方が良いです。
万が一職歴詐称が発覚した場合、会社側は内定を取り消すことができます。

また面接時には職歴を見て色々と質問されるので、よほどのウソ上手でないと面接を上手く乗り越えられません。
正直な履歴書を提出し、正々堂々とやる気と意気込みを面接でアピールしましょう。

やる気、熱意、能力が伝われば面接官にあなたの良さがちゃんと伝わりますし、嘘で固められたうわべだけの人間よりもずっと好感度が高いですよ。

面接時の「何をしていたの?」への受け答え

「空白期間には何をしていたんですか?」
この手の質問は、ニートであれば避けられません。

そこで正直に「ニートをして家で引きこもっていました」と言ってはいけません。
履歴書にウソは書かないようにと言いましたが、面接のこの手の質問ではウソをつかない程度に話を盛っていきましょう。

例えばスキル向上やある種の資格取得に向けて勉強をしていた、事情があり家業や家族の面倒などを手伝っていた、病気の治療のために休養していたなど、希望する職業を照らし合わせてアピールにつながるように心掛けたいですね。

「○○という理由があり無職期間がありますが、社会復帰のきっかけにしたいと就職活動を始めました。○○スキルは人一倍ありますので、御社の戦力となれるよう精一杯頑張ります」と履歴書の空白期間を認めた上で熱意をアピールしていきましょう。

まとめ

誰でも最初の一歩を踏み出すには勇気がいるものですが、一歩さえ踏み出してしまえば、後戻りするのももったいないと思えて、すんなり前に進めてしまうものです。

厳しいようですが、ニートを脱出したいと考えはじめたら、今すぐにでも行動を起こしましょう。
というのも、就活支援サービスを幾つかご紹介しましたが、多くの就活支援サービスは39歳までなど年齢制限を設けている状況です。

やはり企業側としても若手を雇いたいという思いがあります。
だからこそ、30代の今を無駄にしては勿体なさすぎます!

今続いている辛さや不安な思いを一生背負うのか、その辛さをほんの数カ月、数年の辛抱の先にまつ新たな幸せに変えるのか、すべてはあなた次第です。
本記事でご紹介したシチュエーション別ニート脱出方法が、あなたの明るい未来を作る足がかりとなれば嬉しいです。

 



サブコンテンツ

このページの先頭へ