楽天カードとJCBカードWはどっちがいい?比較してみた2023年版

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JCBカードオリジナルシリーズと呼ばれる、いわゆるJCBのプロパーカードがありますが、今回ご紹介するクレジットカードの一つ、JCBカードWとは、入会申込時の年齢を制限し、入会申込もWEB限定とする代わりに、JCBカードの大きな欠点であるポイント還元率の低さ(基本還元率0.5%)を常に2倍の1.0%としたお得なクレジットカードです。

気になる入会申込時の年齢制限は、「18歳以上39歳以下(高校生は不可)」となっており、JCBカードWは若者向けのクレジットカードといえます。

ちなみに、JCBカードWは一旦入会してしまえば、40歳に到達しても年会費無料でポイント還元率2倍の1.0%の条件のままで保有し続けることができますので、今現在39歳以下の人でクレジットカードの利用やポイントに興味がある人であれば、とりあえず、JCBカードWを作っておくということを強くおすすめします。

JCBカードWは、2020年9月現在、プロパーのJCBカードの中では、最もお得なJCBカードであるため、年齢制限に引っかからないうちに作っておかないと、いくら属性がよくて(高年収・一部上場企業役員・国家公務員役職者など)プラチナカードやゴールドカードも複数枚余裕で持てる人であっても、入会申込すらできなくなってしまいますので、ご注意ください。

2.楽天カードとJCBカードWの比較

前述のとおり、JCBカードの中で最もお得なクレジットカードであるJCBカードWですが、今回は、クレジットカード全体の中で、今、最も人気があり、お得な楽天カードと比較をしてみましょう。

まずは、それぞれのクレジットカードのカードスペックからみていきましょう。

〇楽天カード

  • 年会費:無料
  • 家族カード:無料
  • ETCカード年会費:税込550円(5枚まで発行可、ただし、楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド・プラチナランクの場合、ETCカード年会費が無料)
  • ポイント還元率:1.0%(カード利用100円につき1楽天ポイント付与)
  • 貯まるポイント:楽天ポイント(楽天市場にて楽天カード決済で常に+2%の3.0%還元、また最大ポイント44倍のキャンペーンあり)
  • 国際ブランドはVISA・JCB・MASTER・AMEXの4つから選択可
  • 電子マネー:楽天Edy、楽天Pay、Apple Pay、Google Pay、 auWALLETカード(MASTERのみ)
  • 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯)
  • 入会特典:5,000~8,000楽天ポイント(期間限定ポイント)プレゼント
楽天カードイメージ
年会費無料還元率1.0%
電子 マネーEdyポイント楽天ポイント
即日 発行年会費 無料マイルが 貯まる
ラウンジ 利用可Apple Pay旅行 保険
  • 楽天市場内の利用であれば、一般カードは3%、プレミアムカードであれば5%と驚異の還元率
  • 年会費無料のカードでは実用性ナンバーワンかも!
  • 入会特典で5000ポイントGETできるチャンス!

〇JCBカードW

  • 年会費:無料
  • 家族カード:無料(発行枚数制限なし)
  • ETCカード年会費:無料
  • ポイント還元率:1.0%(カード利用1,000円につき2 OkiDokiポイント付与)
  • 貯まるポイント:OkiDokiポイント
  • 国際ブランドはJCBのみ
  • 電子マネー:QUICPay、QUICPay(nanaco)、ApplePay、Google Pay
  •    

  • 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)
  • ショッピングガード保険最高100万円(利用付帯、自己負担額1件につき10,000円) 
  •                                  

  • 入会特典:
jcbカード
年会費無料還元率1.0%
電子 マネーQUICPayポイントOki Dokiポイント
即日 発行年会費 無料マイルが 貯まる
ラウンジ 利用可Apple Pay旅行 保険
  • 今だけAmazon利用でポイントが10倍になる
  • 年会費無料でポイント1%の高還元率
  • 最大11,500円GETできるチャンス

①入会後3ヶ月間ポイント4倍キャンペーン
②Amazonでの決済利用でポイント5倍キャンペーン①と合わせるとポイント10倍
③JCBオリジナルシリーズパートナー(JCBカード特約店)利用でポイント10倍(上限 2,000ポイント)
④スマリボ登録&利用(自動リボ払い設定と利用)でポイント10倍キャンペーン
⑤入会後、家族カード作成や紹介など4つの条件達成で最大11,500円分プレゼント

まず、気になるポイントについてですが、楽天カードは、カード利用100円につき1ポイント貯まりますが、JCBカードWは、カード利用1,000円につき2ポイント貯まるため、コンビニでの買い物など少額の利用で1,000円に満たないケースが多いと全くポイントが貯まらないのではないか?と不安に思われる人がいらっしゃると思います。

しかし、JCBカードWのポイント計算は、毎月のカード利用1ヶ月分の総額に対して計算されるため、例えば、1ヶ月の利用金額が50,900円であった場合、獲得ポイントは、100ポイントとなります。

この場合、900円分は切り捨てとなり算定されませんが、毎月のカード利用金額の総額に対して計算した結果ですので、1回ごとのカード利用ごとに900円分切り捨てられてしまうわけではありませんので、十分許容範囲といえるでしょう。

あと、ポイント倍増のキャンペーンですが、楽天カードは、お買い物マラソンなど毎年数回ビックキャンペーンがあり、条件があるもののポイント最大44倍となりますし、その他、細かいキャンペーンが乱立するくらい常に何かしらキャンペーンがあります。

一方、JCBカードWのキャンペーンは、2020年3月末までのものが大半で、2020年4月以降は未定となっています。

最悪の場合、2020年4月以降、ポイント倍増のキャンペーンがなくなってしまった場合は、最大6倍程度のJCBオリジナルシリーズパートナー(JCBカード特約店)利用分しかありません。

その点では、楽天カードの方が、ポイント倍増キャンペーンが以前より恒久的に行われていますし、ポイントの貯めやすさと使いやすさのバランスが取れており、貯めたポイントの使い道に困ることがほぼないため、優れているといえますね。

次に、楽天カードとJCBカードWを比較表にして、楽天カードとJCBカードWそれぞれの優位な点をまとめてみましょう。

 楽天カードJCBカードW
年会費無料無料
家族カード年会費無料(最大5枚まで発行可)無料(枚数制限なし)
ETCカード年会費550円(税込・ただし条件により無料)無料
ポイント還元率1.0%(カード利用100円につき1ポイント)1.0%(カード利用1,000円につき2ポイント)
ポイント割増し最大44倍最大21倍(2020年3月末まで)
カード利用限度額最高100万円最高100万円
貯まるポイント楽天ポイントOkiDokiポイント
国際ブランドVISA/Master/JCB/AMEXJCB
電子マネー対応楽天Edy、楽天PayQUICPay、QUICPay(nanaco)
Apple pay対応〇(QUICPay扱い)〇(QUICPay扱い)
海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険××
ショッピングガード保険×最高100万円(利用付帯)

〇楽天カードが優位な点

・楽天カードのほうが、キャンペーンが多い

・楽天市場をよく利用する場合、ポイントがかなり貯まりやすい(最大ポイント44倍)

・楽天ポイントの使える店舗が多いため、貯めたポイントが1ポイント=1円の交換レートで現金同様に使える、楽天トラベル利用で貯めた楽天ポイントで旅行もできる

・JCBカードWより電子マネーに強い(JCBカードWカードはApple Pay、Google Pay以外ではQUICPayにしか対応していない)

〇JCBカードWが優位な点

・ETCカードの年会費が無条件で永年無料

・ショッピングガード保険(動産保険)も付帯している(利用付帯、自己負担額1事故につき最大10,000円)

・QUICPay(nanaco)を活用することで、セブンイレブン、イトーヨーカドーでの買い物 がお得

基本的に、楽天カードは全方位的にお得感があり、バランスの良いクレジットカードではありますが、JCBカードWの方が大きく勝っている点は、ETCカード年会費無条件で永年無料、ショッピングガード保険の付帯(利用付帯)、セブンイレブンなどイトーヨーカドーグループでの買い物の3点です。

特に、QUICPay(nanaco)を活用することで、セブンイレブンなどでの買い物がお得という点についてですが、以前は、楽天カード(JCBブランドのみ)でもnanacoチャージ時に通常と同じ1.0%の楽天ポイントが付与されていましたが、改悪となり、今は、nanacoチャージはできるものの、ポイント付与対象外となっています。

これは楽天カードに限った話ではなく、多くのクレジットカードでnanacoチャージ時のポイント付与が改悪となった経緯がありポイント付与対象外となっています。

JCBカードWもnanacoチャージ時のポイント付与はなしとなっていますが、プラスチックカードタイプのnanacoにはQUICPayの機能が含まれており、手持ちのnanacoカードの番号を自分のJCBカードWに登録・手続きをすることで、セブンイレブンでの買い物で、nanacoカードでQUICPay扱いとして支払いをした場合、1.0%のnanacoポイント(通常0.5%ですが現在2020年2月末までのキャンペーン中のため)と2.0%(セブンイレブンはJCBオリジナルシリーズパートナー2倍の店舗であるため)のOkiDokiポイントの計3.0%のポイントがもらえます。

nanacoポイント関連は、軒並み改悪が継続中ですが、JCBカードWとQUICPay(nanaco)の組み合わせは、今のところ改悪の情報もなく、セブンイレブンでの買い物においては、QRコード決済の20%還元などが復活しない限り、最強の決済手段といえるでしょう。

とはいえ、JCBカードWにも欠点があります。

一番大きな欠点は、カード利用で貯まるOkiDokiポイントの使い勝手です。

OkiDokiポイント交換先は、以下の図のとおり他ポイント・マイルからカタログギフトによる商品などと、かなり豊富なラインナップでむしろ長所なのですが、これらへ交換するとポイントが減額されてしまうものが大半で、貯めたOkiDokiポイントを等価交換できるものが、実はかなり限られています。

OkiDokiポイント交換先の表

航空マイル交換の表

JCBtravel旅行代金ポイントの表

この中でも、おすすめはnanacoポイントで、これに関しては完全に等価交換となります。

その他は、軒並み0.6倍~0.8倍とOkiDokiポイントから他ポイントや他マイルへ交換するだけで減額となってしまい、あまり旨みがありません。

一方、楽天カードで貯める楽天ポイントは、楽天市場をはじめとした楽天のサービスで利用できますし、楽天ポイントが使えるリアル店舗もかなり多いため、楽天ポイントは現金同様として利用できるため、貯めたポイントの使い道に困ることもほぼありません。

このように、ポイントに関しては、評判どおり楽天カードの方が大きく優れています。

3.楽天カードとJCBカードWの入会審査について

その他、気になる点としてクレジットカードの入会審査についてですが、楽天カードもJCBカードWいずれも、入会審査の難易度はかなり低めとなっており、過去にクレジットカードや各種ローンの支払いにおいて、3回以上連続の延滞や踏み倒し、自己破産といった金融事故歴がなければ、問題なく通過できる水準です。

また、大学生や専業主婦の方でも前述のような問題がなければ、クレジットカード発行当初の限度額は低めに設定される可能性が高いものの、入会審査は問題なく通過できるでしょう。

4.楽天カードとJCBカードWの2枚持ちはアリ?

次に、楽天カードとJCBカードWの2枚持ちについて検討してみましょう。
結論からいえば、楽天カードとJCBカードWの2枚持ちは十分アリです。

むしろ、クレジットカードの複数枚持ちが嫌でなければ、楽天カードとJCBカードWの2枚持ちをしたほうが、メリットが大きいといえます。

理由としては、JCBカードWのほうでETCカードを発行しておけば、ETCカードを年会費永遠無料で持てますし、楽天カードで改悪となったnanacoチャージについても、JCBカードWのQUICPay(nanaco)を使えば解消できます。

ただし、QUICPay(nanaco)はあくまでQUICPayですので、セブンイレブンで水道光熱費や各種税金の支払いはできませんので、ご注意ください。

さらには、JCBカードWで貯まるOkiDokiポイントは、0.8倍と減額されるものの楽天ポイントへ交換ができるため、異なるクレジットカード2枚であっても、貯めるポイントを共通化できますので、楽天カードをより効率良く活用できるようになります。

JCBブランド以外の楽天カードをメインカードとして、JCBカードWをサブカードとして、楽天カードの弱点を補うような使い方をすると、海外でよくあるJCBの国際ブランドのクレジットカードが使えないといったトラブルを避けることができますし、かなり効率的でお得にクレジットカードを利用することができ、楽天ポイントもより一層効率良く貯めることができるようになりますよ。

楽天カードとJCBカードWの2枚持ちは、本当におすすめです。

5.まとめ

今回は楽天カードとJCBカードの若者向けクレジットカードJCBカードWをご紹介しました。

特に、JCBカードWは40歳を超えてしまうとクレジットカードの入会申込さえできなくなってしまいますので、もし今現在39歳以下の人であれば、入会申込をして入手しておくことをおすすめします。

そのくらいお得なプロパーのJCBカードです。
前述のとおり、最も人気でお得なクレジットカードである楽天カードとの2枚持ちで、かなりお得にクレジットカードを活用できるようになりますよ。



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