住信SBIネット銀行の口座開設する流れとメリット・デメリットまとめ 

住信SBIネット銀行とは

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスを出資会社とするインターネット専業の銀行です。

ネット専業銀行なので、実店舗を持たず全ての銀行取引をインターネット上で完結させることができます。
そのため利用者は自宅や会社にいながら、パソコン・スマホ等で自由に銀行取引が可能です。

ネット銀行といってもその金融商品やサービスは決してメガバンク他の一般銀行に引けを取りません。

住信SBIネット銀行でどんな取引を行うにしても必要となるのは普通預金口座です。

住信SBIネット銀行の口座開設方法

ネット銀行の普通預金口座は各行ともほぼ同じ仕組みですが、基本的に預金通帳が発行されません。

入出金や振込、残高照会などの取引は、全て利用者がネット銀行の本人名義の口座にアクセスして行い、入出金で現金を伴う場合、発行されたキャッシュカードを使って提携先のATMを利用して出し入れします。
さらに住信SBIネット銀行の場合、他行取引でよく利用されているWEBサイトやモバイルサイトに加えて、テレフォンバンキング(24時間自動音声対応サービス)も使えるのが特徴です。

※満15歳未満の人は普通預金口座を開設できません
※法人または個人が口座開設できますが、個人または個人事業主で名義に屋号を付けた形での申し込みもできません(「○○商店」、「△△太郎」など)
※法人口座は開設可能ですが、今回は混乱を避けるため個人の口座開設に限定して解説します

口座開設の流れ

住信SBIネット銀行の口座開設の方法には2つの方法があり、それはインターネットと郵送を使った開設方法です。
すでに関連会社のSBI証券で取引がある人は、本人確認書類不要で即日口座開設できますが、SBI証券の利用者は相対的に少ないので、この開設方法は今回の説明では詳しく触れません。

オンライン口座開設の流れ

  • SBI証券の口座
  • 住信SBIネット銀行の口座

同時開設がお得です(SBI証券とハイブリッド預金で連携すると普通預金の金利が高くなります)。

関連記事:SBI証券の評判やメリットデメリットついてまとめました!

1.口座開設申し込み手続き
●①公式HPへ●

まずは、SBI証券の公式HPをクリックします。

sbi証券HPのスクリーンショット

●②口座開設ページへ●

口座開設ボタンをクリックして(上の画像はクリックできません⇒公式HPはコチラ)、オンライン口座開設フォームより必要事項を入力します。


その際、ここにチェックが入っていると(何もさわらなければ最初からチェックが入っています)、住信SBI銀行口座も同時に開設できます。

●③包括告知・各種規程等ページ●

申込ページの1ページ目で、個人情報などの必要事項を記入した後、「次へ」をクリックすると、包括告知・各種規程等ページにうつります。

3か所にチェックを入れ(ここには自分でチェックを入れないといけません)、「確認画面へ」をクリックします。

 

●④内容確認●

3ページ目で、今までに入力した情報を確認し、口座開設の申し込み方法を選んで、最後に申込ボタンを押すと完了です。
申し込みが完了すると、登録したメールアドレスに「口座開設申込受付完了」の知らせが届きます。

2.初期設定

初めてログインする時に、初期設定画面が表示されます。
そこにユーザーネーム、パスワードでログインします(この初期設定手続きはキャッシュカードを受け取った後でも可能)。

3.カードの受け取り(申し込みから約1週間程度)

銀行から自宅にカードが本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で届きます。
日本郵便から郵便物(カード)受け取りのための通知書が届くので、所定の本人確認書類(顔写真付き)を配達員に呈示してカードを受け取ります(この手続きで本人確認の手続は完了)。

4.カード受け取り確認の設定

カードが手元に届いたら、再度サイトにログインしてカード受け取り確認の設定をします。

これで開設完了です。

※オンライン申し込みの場合の顔写真付き本人確認書類(どれか1点)

  • 運転免許証、運転経歴証明書
  • 旅券(パスポート)
  • 在留カード、特別永住者証明書
  • 写真付き住民基本台帳カード
  • 官公庁発行の身分証明書で写真付きのもの
  • 公の機関発行の資格証明書で写真付きのもの(療育手帳、身体障碍者手帳等)

※カード受取時、提出した本人確認書類に不備があった場合、追加で本人確認書類を提出するまで口座の利用を制限されます。

郵送での口座開設

顔写真付き本人確認書類を持っていない申込者はこちらの方法がオススメです。

1.オンライン入力

申し込みサイトから必要事項を入力

2.口座開設申込書の印刷・受取

入力内容が印字された口座開設申込書を自分でプリントアウト(印刷)するか、郵送してもらいます。
郵送の場合、自宅に届くまで約1週間必要です。

3.口座開設申込書と本人確認書類※の郵送

申込書に本人確認書類を添付して郵送(返送)します。

4.カード、ログインパスワードの受け取り

約10日間で、転送不要の簡易書留郵便が自宅に届き、その中にキャッシュカード及び仮ログインパスワードが入っています。

5.各種パスワードの初期設定

仮ログインパスワードを使って初期設定画面を開き、新たに本人利用のパスワードやカード暗証番号を設定します。

これで完了です。

※郵送の場合の本人確認書類

  • 運転免許証及び公共料金の領収書(原本)
  • 各種健康保険証及び公共料金の領収書(原本)
  • 写真付き住民基本台帳カード及び公共料金の領収書(原本)
  • 在留カード、特別永住者証明書及び公共料金の領収書(原本)
  • 住民票の写し、住民票記載事項証明書(原本)
  • 印鑑登録証明書(原本)

口座開設で利用できるカードの種類

普通預金口座開設と同時に付けられるカードは、「Visaデビット付キャッシュカード」です。

キャッシュカードを発行するかどうかは口座申し込み後、本人が決めることができますが、キャッシュカードがないとネット上での取引しかできませんので、あったほうが便利ですよね。

デビット機能というのは、ショッピングや食事等の決済においてこのカードを提示するだけで、本人名義の銀行口座から即日で代金が引き落とされて決済が終了する機能のことで、「Visaデビット付キャッシュカード」は、国内外のVisaマークのある加盟店で利用可能です。

お金を持ち歩く必要もなく、また近くにATMがなくてもその場で決済できるので大変便利ですし、利用によりポイントが貯まるのもうれしいメリットと思います。
キャッシュカード(デビット機能なし)は以前発行されていましたが、2016年1月26日で発行終了になったので現在はデビット付きのキャッシュカードしかありません。

口座のセキュリティ

ネット銀行の場合、銀行取引は全てネットで完結します。
不正アクセス、フィッシング詐欺等の不正使用に合わないためにそのセキュリティは完璧でなければなりません。
住信SBIネット銀行の場合もセキュリティ確保には万全の態勢を取っています。

認証番号カード

認証番号カードとは、振込など重要取引をする場合やデビット限度額・パスワードの変更等の際、ネットでの本人確認のためにその認証番号が記載されたカードの事です。
このカードを使うことで他人による不正使用が防げます。

振込モニタリング・不審なログインチェック

銀行による24時間365日監視のもとに、口座にログインや振込等で怪しい動きがあった場合、銀行の判断で一時的に取引を停止したり、電話やメールで知らせてくれます。

セキュリティ対策ツールの無償提供

  • スマートフォンを使っている場合は取引認証アプリ「スマート認証」
  • パソコン利用の場合はセキュリティソフト「PhishWallプレミアム」

が無償提供されています。
それぞれの機種にこれらのソフトをインストールすることで不正を防止可能です。

ATM利用手数料と振込手数料は無料にできる ?

住信SBIネット銀行口座ユーザーの特典「スマートプログラム」

スマートプログラムとは、個人の契約者のみ利用可能な、金融商品・サービスの利用状況に応じて、現金に交換可能なポイントが貯まり、ランク制度によって色々な優遇が受けられるプログラムのことです。

現在各ランクは、取引預金残高、貸出金残高、その他商品サービスから当社所定の方法で決められており、ランクは低い方からランク1、ランク2、ランク3、ランク4まで4つに区分されています。
さらにランクごとに以下のように提携先ATM利用手数料、他行宛て振込手数料が一定回数まで無料となる優遇があります。

ATM利用手数料

取引ランク別・ATM利用手数料及び振込手数料無料回数一覧表(個人ベース)

ランクアップについて

新規口座開設に限り、開設月当月と翌月の2ケ月間、ランクは2に固定です。
ただしその後、取引内容が高まらない限り、判定条件により翌月からランク1に下がることもあります。

預金残高1,000円以上かつ30歳未満の場合は、所定の判定条件によりそのままランク2でとどまることが可能です。

比較的簡単にランク2を維持できる方法としては、SBIレギュラーカード(クレジットカード)を作り、そのカードの決済口座に当社普通預金口座を指定する方法があります。
ただしクレジットカードなので年会費が必要です。(初年度無料・次年度より900円・ただし年間カード利用額10万円超えれば無料)

取引がランク4に到達すると、ATM利用手数料及び他行宛て振込手数料が各々月15回まで無料となる破格のサービスがあります。
しかしそのためには、

  1. 外貨預金と仕組預金が合計残高500万円以上
  2. 外貨預金と仕組預金が合計残高300万円以上かつ住宅ローン利用

のどちらかを満たさねばなりません。

ランク3へのレベルアップはそれほど難しくないでしょう。
ランク3でもATM利用手数料及び他行宛て振込手数料が各々月7回まで無料と、他の銀行ならトップクラスの優遇サービスです。

ポイントについて

スマートプログラムの中では各種取引でポイントが貯まり、Visaデビットの利用でポイント還元率が2倍、キャンペーンの特典にポイントが付加、あるいはランク4に到達した時点でボーナスポイントとして50Pがもらえます。

また貯まったポイントは1ポイント=1円の交換率で、500ポイント以上100ポイント単位で現金に交換可能です。
ただしポイントには有効期限があり、ポイントが付与された月の翌年3月末を超えたら使えなくなるので、権利が失効しないよう早めに利用するかきちんと管理して下さい。

各種キャンペーン

期間限定で様々なキャンペーンが実施されています。

プレーオフキャンペーン

キャンペーン期間中に、円定期預金よりさらに好金利の円仕組預金「プレーオフ」に合計100万円以上預けるともれなく1,000ポイントもらえます。
プレーオフとは、最短1年・最長10年の元本保証円預金です。(中途解約すると元本割れする可能性あり)

新規口座開設キャンペーンなどを実施している期間もありますので、ネットで申し込みをする際に忘れないようにチェックしてくださいね。

メリット、デメリットまとめ

それでは最後に住信SBIネット銀行の口座開設に関して改めてメリット・デメリットをまとめます。

メリット

  • 取引内容により提携先のATM利用手数料月に2~15回無料
  • 提携先にはセブン銀行やローソン、ゆうちょ銀行など全国規模の提携先が含まれており、利用時にATMを探すのに困らない。
  • 住信SBIネット銀行間での振込は、金額に変わらず常に振込手数料は無料
  • 他行宛て振込手数料も取引内容により月1~15回無料
  • 「定額自動入金サービス」を利用すれば、手数料無料で他行の本人名義口座から住信SBIネット銀行本人口座に自動的に毎月定額の入金が可能(ただし他行は住信SBIネット銀行の指定する銀行に限る)

関連記事:どこがいい?ネットバンクおすすめ比較2020

デメリット

  • 全ての取引をネットで行うので、ネット取引やパソコン・スマホの操作に慣れた人でないと利用しにくい
  • ATMが利用できる提携先に三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行等メガバンクがない

このようにまとめてみると、住信SBIネット銀行の口座利用は、デメリットを差し引いても極めて大きなメリットがあります。

さらにネット銀行は店舗に出向く必要もなく手元で全ての銀行取引ができるのが魅力です。
この機会にぜひ住信SBIネット銀行で口座開設して積極的に活用されることをオススメします。



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