社畜の特徴をわかりやすく説明!社畜にならないための方法
どうもこんにちは!
現在は3歳児と0歳児の子育て中専業主婦の石原です。
私は現在子育てに専念したいため夫に無理を言って専業主婦をさせてもらっていますが、うちの夫は毎日朝から夜遅くまで働きづめ。
人が足りなくて休日だって結局出勤になる事もよくあり、しかも昨年2019年の4月から順次施行されている「働き方改革」のせいで、休日出勤や残業なども一切手当が出なくなってしまったため、月に何日も、何十時間と「実質無給」で働いています。
(安倍さん!あんた働き方改革が下々にもたらしている影響についてちゃんと向き合ったことはあんのかい?とぜひ総理大臣に問いたいぐらいです。)
それでも家族がいて生活があるので、夫は文句も言わず必死で働いてきてくれます。
言いたくはありませんが、うちの夫は立派な「社畜」です。
また私の職業訓練校時代(自動車工学科)の友人Mの話をしますが、Mは職業訓練校を卒業したあととあるディーラーに整備士として就職しました。
そこではサービス残業は当たり前。
タイムカードも、終業時間が来たら勝手に工場長がみんなのタイムカードを切る。
タイムカードを切られてしまったので理論上はそこで退社しても良いはず。
ところが周りの整備士たち誰一人として「上司や周りを気にして」帰ろうとしない「社畜」だらけ。
友人Mはその「無駄な時間」にほとほと嫌気がさし、先輩や周りの目も気にせず「お疲れさまです」と工場長にタイムカードを切られたらその時点で帰っていたそう。(潔くて気持ちいいですが、やはり上司から色々と言われたりひと悶着あったようです。笑)
友人Mはずっと「絶対に俺は社畜にはならない!」と一人で戦っていて、しばらくしてそのディーラーには労基署の監査まで入ったのだそう…
このように、あなたの周りにも「社畜」って沢山いませんか?
もしかしたらあなた自身が社畜だったりするのでしょうか…
今日は、社畜の特徴、社畜にならない為の方法などについて一緒に考えていきましょう。
この記事に書いてあること
社畜とは
まず、「社畜の定義」のお話からしましょう。
社畜とは、人に飼われミルクや肉、毛皮などを人に提供している「家畜」と、会社で会社や上の人の都合の良いようにこき使われながら働く社員やその会社自体のことをかけて生まれた造語です。
「会社の家畜」だから「社畜」ですね。
無理な残業を強いられる状況でも上に逆らわず黙って残業をする社員、休日返上でも黙って働く社員、とにかく会社や上司にはイエスマンで徹する社員、会社(仕事)のために自分のことを犠牲にしてももろともしない従順すぎるような社員、本当は辞めたいのになかなか辞めさせてもらえない社員…
そのような「会社に飼いならされた人」が「社畜」と呼ばれるような人です。
あなたは大丈夫?社畜の特徴チェック
あなたは社畜にな成り下がってしまってはいないでしょうか?
以下の項目で簡単な社畜診断テストをしてみましょう。
当てはまる項目が多ければ多いほど「真正社畜」です(笑)
①上司の言う事がすべて
会社や上司の命令、指示は、業務に携わることであれば基本的には「従うべき」ですが、果たしてそれがもしも理不尽なことだったりした場合、勇気をもって「NO」と言えるでしょうか。
それともあなたは理不尽に思ったとしてもじっと黙って耐えるタイプ?
もし少しでもおかしいと感じた場合に上司に抗議ができずすべて言いなりになっているようであれば、あなたの社畜率は限りなく高め。
②仕事が忙しい自分に酔ってはいないか?
仕事がこなせないほどたくさんあって忙しい状態や、仕事のせいで残業続きだったり寝不足だったりすることを自慢してはいないでしょうか。
忙しい自分、残業もバリバリこなして睡眠不足をも屁とも思わない程アドレナリンドバドバ放出して頑張っているオレ、に、酔ってはいないでしょうか。
仕事が忙しいことはありがたいことですが、無理な仕事まで一人で引き受けてしまう(またそれを喜んで引き受ける)ようでは、あなたはまさしく会社にとっては都合のよい「社畜」状態ですよ。
③社内での自分の評価や人の評価まで気になる
誰もが職場では自分の仕事ぶりを認めてもらいたいものですが、特に社内での自分の評価を気にする人に「社畜」である確率が高いです。
上司や同僚から自分がどのように評価されているかをとても気にするので、そういった人は人よりも早く出社し人よりも遅く帰宅するような傾向もあります。
ところが残念なことに、会社が評価してくれるのはその人が会社にとってどれだけの利益をもたらしたか、という結果のみ。
どれだけあなたが早朝に出社しようが終電で帰ろうが、そのあたりはどれだけ自分が頑張ったとしても報われるものではありません。
またこのタイプの人は自分の社内評価だけではなく他人の社内での評価も気にする傾向にあり、仮に自分の社内評価が想像していたよりも低かった場合などはわざと他人の評価を落とすために他人の悪口を言って貶めようとすることも。
④自己犠牲をする
会社のためなら自己犠牲も厭いません。
休みが少なくても、給料が少なくても、法外な残業や休日出勤を強いられても、自分を自分で納得させ会社のために動こうとします。
「自分のため」というよりは「会社のため」に働くタイプのため、ついつい自分の時間を削ってでも会社のために役に立とうと自己犠牲をしがちです。
関連記事:自己犠牲をやめたい!自己犠牲する人の特徴、今日から自分のために生きる方法
⑤みんなから一目置かれたい
社畜の人にとっては仕事はすべて、自分の社内評価がすべてなので、部下や同僚、先輩たち職場のみんなから一目置かれたい、スゴイと思われたい、と思っています。
毎日遅くまで残業していて仕事熱心ですね、そんなにテキパキと仕事ができるなんてすごいですね!と周りから褒められることに快感を覚えているので、みんなから褒められたり称賛されるためなら必要以上に頑張ってしまいます。
⑥休みの日でも仕事のことを考えている
休みの日など、完全にプライベートな時間に仕事の準備をしていたり仕事のことを考えているようでは、あなたの社畜度はかなり高めであるといえるでしょう。
うちの夫もそうですが、休みの日でも電話はバンバンかかってくるし、仕事から帰ってきた後も夜遅くまで残っている事務仕事を私と子供が寝たあとでもしていることもあります。
うちの夫は私と結婚してからなるべく家で家族と過ごす時間を増やそうと、残業はなるべくせずに仕事を家に持ち帰るようになったようなのですが、家に帰ってまでも仕事をしなければならないというのはそれだけでも非常にストレスですよね。
どうでしたか?
ここに挙げた社畜の特徴はごくごく一部のものですが、あなたに当てはまるものがありましたか?
ちなみに石原、仕事に対する態度はとっても不真面目なので当てはまるものは一つもありませんでした(笑)
社畜にならないための方法
社畜と聞くと、やはり「会社のいいなり」「上司のいいなり」などとあまり良いイメージでではありません。
どうしても社畜となると自分や家族のことよりも会社や仕事のことを優先させてしまうため、その人の家族も犠牲になることが多くあります。
社畜にならないため、脱社畜をするためには一体どのような対策をすればよいのでしょうか。
①仕事よりも基本はプライベートなことを優先させる
社畜の人はどうしてもプライベートな事情よりも仕事を優先させてしまう傾向にあります。
勿論仕事は大事ですし、今後の出世やお給料に響くようなことであればプライベートよりも仕事を優先させた方が良い場合もあります。
ですがもしあなたが社畜にはなりたくない、今は社畜だけど脱社畜したい!と思っているのであれば、なるべく会社や仕事よりも自分の用事を優先させるよう心がけましょう。
進んで残業を引き受けるような真似は間違ってもしてはいけません。
会社にとって都合の良い人間と思われたら終わりですよ!
それに有給休暇は遠慮なくとりましょう。
そのために「働き方改革」が施行されたのですから遠慮する必要はありません。
ここでちょっと石原の話をさせてください。
この春上の子の入園式があるのですが、入園式が土曜日です。
うちの夫はシフト制の接客業で管理職のため、土日祝祭日は基本的には休むことができません。
毎年ゴールデンウイークも関係なく働いているし、年末年始も年末は大晦日まで仕事、年始も去年ぐらいからやっと1月1日、2日が休みになった程度。
でも、子供の入園式や卒園式ぐらいは出てほしい…
先日やっと入園式の日程がわかったので、石原、めちゃくちゃ夫を説得しました(笑)
週末はなかなか休めないうちの社畜夫もしぶしぶ「うーんちょっと頑張って(休み取って)みる…」と承諾しましたが、はてさてちゃんと休みは取れるのでしょうか…(苦笑)
もしあなたが社畜になりたくないのであれば、プライベートの時間には仕事よりもプライベートな用事を第一優先にしてみてください。
②仕事が忙しくても休憩時間はしっかり確保する
良い仕事をするためにも、適度な休憩は絶対不可欠です。
仕事がたまっているから、忙しいからと休憩時間を取らずに働き続けることもあるかもしれませんが、これは「会社に都合の良い人間」と思われないためにも避けた方が無難。
私もありました。
自動車整備士になる前、電機メーカーのルート営業をしていた頃です。
うちの地区の上司がそのまた上の方から何を言われたのかしりませんが、私たちに「1日に巡回する取引先が少ない。もっと回れ!」と言い出し、仕方なく私は休憩時間を返上し「車で次の巡回先に移動している間に食事を摂りながら」仕事をしましたよ。
運転しながら食べられるものって、おにぎりとか串刺しにされたから揚げとか、限られてくるのですが、それでも上が「もっと回れ!」というもので「くそー!」と思いながらトイレに行く以外の休憩を取らずに仕事をしていました。
ただ、「休憩をせずにこれだけ働いているんだからしっかり会社もそこは評価してくれるだろう」と淡い期待をしていた私はまんまとその期待を裏切られました。
会社は「昼休みを返上して働いても一切評価はしてくれません」でした。
それどころか「なんだ、これくらいできるんじゃん。」と更なる課題を突き出してくる始末。
アホ臭くてやってられませんでした(笑)
会社に都合がいい人材だ、これぐらい課せられてもこなせるんだ、と思われたらアウト!
③業務に無関係のことであれば上司であっても意見、反論すべし!
仕事に関することであれば、会社や上司の言うことは絶対です。
そこに反論してもあなたの代わりになる人はいくらでもいますので、バッサリ斬られて終わり…ということにもなりかねません。
ただ、あなたのプライベートなことにまで口を出してくる上司や同僚などがいれば、それはモラハラ、パワハラにもつながりかねません。
仕事に関係のないところを突っつかれたのであれば、それはちゃんとしっかり意見、反論すればよいと思います。
プライベートなことまでいちいち指図される筋合いはありませんからね。
「こいつには何を言っても許される」と舐められたらおしまいです。
④人の仕事を極力手伝わない
これは「いい人あるある」だと思いますが、ついつい人助けをしてしまい周りがあなたにやってもらって当たり前になってしまう状態ですね。
あなたにやってもらって当たり前、助けてもらって当たり前、という状況になってしまうと、知らぬ間にその仕事があなたの仕事になってしまっていたりとあなたの負担が増える一方です。
周りから都合よくつかわれない為にも、あまり人の仕事を手伝いすぎたり手助けをしすぎると自分がしんどい思いをしますよ。
⑤効率よく仕事を早く終わらせる手順を考える
一番効率よく仕事を勧められる手順を考えましょう。
忙しい忙しい、と仕事でアワアワしている人ほど高率が悪く仕事が出来ない傾向があり、またそういう人に限って自分は仕事ができるつもり、仕事をしているつもりで他の人を攻撃してきたりすることもあります。
どうせ同じ仕事をするなら、あたふたして時間をかけてするよりもサクサクっとラクに終わらせた方が時間も有効に使えて良いですよね。
⑥仕事に必要なものに自腹を切ることを辞める
これも私が電機メーカーのルート営業だった時によくあった話なのですが、仕事に必要な道具を自腹を切って購入することほど良くないことはありません!
仕事に必要なものなら会社が買い与えるのは当たり前のことです。
それなのになかなか必要はものを買わせない、与えない、ということは道理が通りません。
私がルート営業をしていた時、取引先のお店に置いてある自社メーカーの商品の売り場のメンテナンスなどをしていたのですが、売り場のメンテナンスの中には商品整理や消費期限等の管理、売り場の清掃などが含まれていました。
最初の頃は会社が月に1人に1枚、売り場を掃除するためのモップ(使い捨て)を配布してくれていたのですが、そのうちくれなくなりました。
そこで他の社員さんから「売り場の清掃をするためにモップが欲しい」と声が上がると「予算の都合でモップの配布は辞めた。必要なら個人で自分で購入してください。」との回答が出ました。(おやまあなんてこった!)
安い給料で昼休憩まで返上した上に、仕事で使うモップを自腹で購入しろとは何事でしょうか。
先輩たちとどうすればいいか考えて出た結論は、「軍手を買って軍手をはめて軍手で売り場の商品のホコリや汚れを拭いながらメンテナンスする。」ことでした。
軍手なら洗えばまた使用できますからね…
そんなケチなことを言っていた電機メーカーとは、電機メーカー大手のP社ですよP社!
あ、バレちゃう…(笑)
仕事に必要なものは自腹は切らずにきちんと会社に購入してもらうようにしましょう。
会社は業務を円滑に進める上に必要なものを社員に与える義務がありますからね。
自腹で必要なものを買いだしてしまうと会社はもう「なんだ、最初から自分で買えばいんだよ自分で買えば~!」と、それ以降は必要なものを購入してくれなくなってしまいます。
⑦「この会社はもうダメだ」と思ったらすぐ辞める
養う家族がいる立場にいる人であればなかなかすぐ辞めるということは難しいものがありますが、脱社畜のための一番手っ取り早い方法は退職(転職)してしまうことです。
ただし次の就職先(転職先)でも会社の都合のよいように動いてしまってはまた同じ社畜と化してしまいますが、現在の社畜である現状を一度断ち切るためには転職も有効です。
今でこそ私は専業主婦ですが、第一子を出産する前までは働いていました。
私自身はあまり自分を社畜だと感じたことはありませんでしたが、以前働いていた自動車整備工場に2人ほど立派な社畜さんがいました。
そのうちの1人A君はずっとその会社を辞めたがっていましたが、「社長がなかなか辞めさせてくれない。」と言いながらも、社長と折り合いが悪く毎日のように社長からパワハラじみた事をされてもとにかく耐えていた社畜君。
そしてもう一人の社畜B君は、いわば社長の金魚の糞のような、とにかく社長のご機嫌取りに忙しい社畜君でした。
私自身は社長やそのご家族に夕食に招待されたりと大変可愛がっていただいていたのですが、小さい会社だったので私はA君と社長サイド(社長、社長の奥さん、金魚の糞のようなイエスマンB君)との間に挟まれるような形になってしまいなんだかアホらしくなってしまい私は1人イチ抜けた~と蒸発しました(笑)
もう少し掘り下げて書くと、ずっと辞めたいけど辞めさせてもらえないと言っていたA君は、とにかく社長と折り合いが悪すぎて、ある日社長が私とイエスマンB君をお昼休憩にランチに連れて行ってくれた時に社長とイエスマンB君からこんな話をされたのです。
「今B君と、Aが怒ることをわざとB君が言って、AにB君を一発殴らせて、それをダシにAを一生ウチでこき使ってやろうっていう計画を立てている。」
私の頭はその話を聞いた途端にフリーズしました。
A君が怒るようなことをB君に言わせて、わざとA君にB君を殴らせるように仕向けて、それをダシにA君を一生低賃金でこき使う…
な、な、何を言っているんだろうなこの人たちは(笑)
その瞬間私は一気に目が覚めましたよ。
社長には私はとても可愛がってもらっていたけれど、逆に良くしてもらっていることでいざという時に社長に意見ができないんだろうな~…とような空気を作られはじめていたので、このままでは私はまんまとこの会社の社畜になってしまう!こんな小さいことを考えているような人の会社には私は骨をうずめる覚悟などできない!と思い、数日後速攻で私はその会社を辞めました。
本当の退職理由(社長や会社の考え方には付いていけないということ)を言うと角が立つことが目に見えていたので、「うつ病が悪化して…」とか「私にはやっぱり整備士は向いてません」などというよくワケのわからない理由を付けて突然退職したので、結局のところは角が立ってしまいました。(それに突然辞めるというのも社会人として良くないよな~とも思ったのですが、もうどうにもその会社の変な体質に付いていけずこの時ばかりは我慢が効きませんでした。)
ですが、あの時「もうどう思われようとかまわんわい。」と即行動(退職)に出て良かったと思っています。
あのままあの会社にいたら私も今ごろ立派な社畜と化していたことでしょう。
私が辞めた数カ月後、なかなか辞めさせてもらえない、と嘆いていた社畜Aさんもその会社を辞めたということを風の便りに聞きました(笑)
まとめ
会社にとって都合のよい存在である社畜。
ただ、社畜であることで自分の時間や家族との時間を犠牲にしなければならなかったり、自分が様々な負担を抱えることも多くなりストレスも蓄積されていきますよね。
ブラック企業に勤めている人ほど社畜である可能性、社畜になりやすい環境にいるといえます。
少しでも自分が心身ともに健やかに働けるようできることから頑張ってみませんか。
あなたは会社の所有物であはありません。
あなたはもっと会社から大切にされるべきです。