楽天銀行で口座開設する流れとメリット・デメリットまとめ

楽天銀行は、日本最大級の総合インターネットショッピングモール「楽天市場」を運営する株式会社楽天のグループ銀行であり、クレジットカードを扱う楽天カードやその他グループ企業と多角的に連携しています。

グループ間の取引を通じて、楽天ポイントが大きく貯まるのもこのグループの特徴で、楽天経済圏などとも呼ばれますね。

例)楽天カード利用の引き落としを楽天銀行に設定する。

利用の度合いが大きければ大きいほどポイントが貯まるようになっていて、貯まったポイントは再び楽天グループ内で利用できます!
とくに楽天銀行の個人向け普通預金口座は、この銀行の基本口座として他の金融商品との連携に使えるだけでなく、他のグループ内企業の提供するサービスにも利用できます。

最大のメリットは楽天ポイントを貯められること!楽天銀行口座開設6つのメリット

楽天銀行に口座開設をすることで大きく分けて6つのメリットが得られます。

1.楽天ポイントを貯めたり使うことができる

開設口座を給与の受取・振込・口座振替(公共料金等)に利用すれば利用ポイントが貯まり、そのポイントは振込手数料にも使えます。
銀行を使えば使うほど、「ポイントがガンガン貯まる」ので、楽天銀行を使う最大のメリットだと思います。

2.コンビニATM等で24時間365日利用可能

セブン銀行、イオン銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行他の提携先銀行、コンビニATMなど約90,000台で入出金取引ができます。

3.ATM利用手数料0円(最大月7回まで)

新規口座開設で6ケ月間ATM利用手数料が月5回まで無料になり、楽天銀行が実施している優遇プログラム「ハッピープログラム」にエントリーすると、ATM利用手数料の無料回数はさらに2回増えて最大で月7回まで無料になります。

4.他行振込手数料0円(最大月3回まで)

楽天銀行同士の振込手数料は回数に関係なく常に無料です。
さらに、ハッピープログラムへ事前に登録して、楽天銀行の口座を給与・ボーナス・年金の受取口座に指定すると、他行振込手数料を最大月3回まで無料にできます。
参考記事:どこがいい?ネットバンクおすすめ比較2018

5.来店不要、パソコンやスマホで銀行サービスが利用できる

パソコン・スマホを使って手元で口座の残高照会や振込等、自在に利用できます。

6.預金金利が他行に比べて高い

楽天銀行は実店舗を持たないので、その運営コストを預金等の金利やサービスの拡充に回すことができます。
総じてネット銀行の預金金利はメガバンク等、一般銀行のそれより高いのが特徴です。

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さらに、マネーブリッジ(楽天銀行口座と楽天証券の連携サービス)を利用すれば、普通預金金利が通常金利の5倍になります。

このマネーブリッジを利用するためには、楽天証券に申し込む必要があります。
ですが、楽天証券に申し込むことで楽天銀行の口座開設もできるので、一石二鳥なんです!

株をやっている方はもちろん、ぼんやりと資産運用を考えている方にも、楽天証券と同時申込がおすすめです。
>>楽天証券+楽天銀行の口座開設をする

投資とかやる予定ないけど、少しでも特をしたい方には楽天カードとの同時申し込みをオススメします。
今なら1000ポイントをゲットできます。

楽天銀行口座を作る予定なら、(持ってなければ)カードも作ることで、より楽天ポイントが貯まりやすくなりますよ。

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楽天銀行の口座開設の方法

普通預金口座を開設する前にまずやっておきたいことは「楽天会員」の登録です。
もちろん楽天会員にならなくても口座開設はできますが、楽天の会員になることで銀行取引を通じて楽天グループ内の連携した色々な特典が得られます。

口座開設の流れ

楽天銀行の口座開設のはとても簡単で、流れにすると以下の様になります。

  1. 楽天会員、会員以外かを選択して申し込む
  2. 氏名などの個人情報を入力
  3. カードタイプを選択
  4. 本人確認手段の選択
  5. 入力はここまで
  6. ThankYouレター・初期設定ガイドが送られてくる
  7. 本人確認書類の送付

申込から利用開始まで、郵送期間を含めて約2週間かかるとのことなので、申込みだけ速く済ませておいたほうがいいでしょう。

※楽天カードと同時申し込みしたい方はこちらの記事を参考にしてください。

1,申込ページに移動し、申込ボタンをクリック

公式HP
楽天会員の場合は①、そうでない方は➁から進んでください。

※この画像はクリックできません

2,氏名などの個人情報入力


楽天会員であれば楽天会員情報が引き継がれるので、入力ヵ所が少なくて済みます。

3,楽天カード一体型も選択可能!キャッシュカードを選択しよう

普通預金口座開設に当たり、付属機能として以下の各種カードを選ぶことができます。
現在発行されているカードは以下の3タイプ計8枚です。
銀行口座だけ欲しいのであれば、一番下の「キャッシュカード」で問題ないでしょう。

デビット機能付きキャッシュカード

  • 楽天銀行パンダデビットカード(JCB)
  • 楽天銀行デビットカード(JCB)
  • 楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)
  • 楽天銀行デビットカード(Visa)

クレジットカード機能付きキャッシュカード

  • 楽天銀行カード(JCB)
  • 楽天銀行ジョーヌカード(Visa)
  • 楽天銀行セディナカード(Visa)

キャッシュカード

  • 楽天銀行キャッシュカード

 

ここでデビット機能というのは、お店のショッピングや食事等でこのカードを決済に利用すると、決済と同時に即日で楽天銀行の本人口座から代金が引き落とされる機能の事です。
口座の残高範囲内で利用可能なもので、決済額が残高を超えていると利用できません。
カードのタイプは、

  • デビット機能付きカード
  • クレジットカード付きカード
  • シンプルなキャッシュカード

に分けられますが、それぞれの機能を利用することで所定のポイントが貯まります(普通のキャッシュカードでは貯まりません)。
年会費はカードにより無料・有料と色々ですが、クレジットカード一体型カードの「楽天銀行カード」はクレジットカード利用で1%分のポイントが貯まる上、年会費も永年無料なのでオススメです。
通常はキャッシュカードとして利用できます。

キャッシュカードについては、年齢制限なく誰でも利用できますが、デビットカードとプリペイドカードは16歳以上、その他のカードは18歳以上(高校生不可)と年齢制限があります。

豆知識

デビッドカードには、それぞれJCBやVISAのクレジットカードのブランドが付いているのですが、クレカでもないのになぜカードブランドが必要かと疑問に思う人も多いと思います。
調べて分かったことは、

  1. 日本デビットカード推進協議会加盟の金融機関が発行する「J-デビットカード」
  2. JCBやVISAカード会社が運営する「ブランドデビット」

と、日本にはデビットカードが2種類あるのです。

これらは使える範囲が異なりますので、「J-デビットカード」と間違われないよう、必ず支払時は「カードで・JCB/VISAで・1回で」等、きちんと伝えて決済するようにしましょう。

4,本人確認の手段を選ぼう

次は申込人が本当に本人であるかどうかを銀行が公的書類等で確認する手続きです。
楽天銀行専用アプリを使うと2日~2週間程度、本人確認で郵送(配送)を利用した場合は約2週間で完了します。

専用アプリの場合

銀行のサイトからスマホ等に専用アプリをダウンロードし、本人確認書類を撮影して送信すると、2日~2週間程度で「口座開設完了」を知らせる「ThankYouレター・初期設定ガイド」が自宅に簡易書留で送られてきます。
これで本人特定事項の確認は終了です。

本人確認書類をアプリで送付すると、郵送対応より約5日も早く口座開設ができます。
すぐに取引をはじめたい人にはこちらがおすすすめです。

郵送(配送)の場合

●返信用封筒が届いた場合は、所定の本人確認書類を同封し返信用封筒で銀行に返送します。
その後、問題なければ、口座開設完了を知らせる「ThankYouレター・初期設定ガイド」が1~2週間程度で自宅に届きます。

●「配送を利用する」を選択した場合は、佐川急便の受取人確認配達サービス「受取人確認サポート」または、日本郵政の「本人限定受取郵便」で、「ThankYouレター・初期設定ガイド」が自宅に届きます。
郵便物受け取りには配達員に本人確認書類の呈示が必要です。

5,入力情報確認ページで、前ページで入力した内容をもう一度確認し、「申込み情報に誤りがないか確認し、規定等に同意して申し込む」をクリック

これで入力は終了です!
ここまで、わずか3分ほどで申込み完了です。

普通預金金利を5倍にする方法は簡単

マネーブリッジ(楽天銀行口座と楽天証券の連携サービス)を利用すれば、普通預金金利が通常金利の5倍になります。
>>楽天証券+楽天銀行の口座開設をする

口座開設の申し込みが完了すると、入力したメールアドレスに申し込みの「登録番号」と申し込みの修正等に利用する「アクセスキー」が記載されたメールが届きますが、これは後に必要な場合があるので大切に保管して下さい。

楽天カードを別に作る

先述したとおり、口座開設と同時に楽天カードを作りたい場合は、楽天銀行カード(クレジット機能付き)があります。
こちらのカードを使い楽天銀行で楽天カードの引落をすると、楽天市場の商品がポイント+1倍になります。
ここで紹介するのは、キャッシュカードとは別に楽天カードを持つという選択です。
クレジットカードとキャッシュカードを別に持ちたいという方もいるのではないでしょうか。

それでは楽天銀行カードと通常楽天カードの違いを見ていきましょう。

国際ブランド
楽天銀行カードがJCBしか国際ブランドを選べないのに対して、楽天カードはJCB、VISA、Mastercard、アメックスの中から国際ブランドを選べる点です。
他カードとの一体型機能
楽天銀行カードキャッシュカードとクレジット機能のみですが、楽天カードは楽天Edy、楽天ポイントカードとの一体型機能があります。

楽天銀行から毎月の楽天カード利用分の引き落としをするだけで、翌月の普通預金金利が2倍になります!
クレジットカードとキャッシュカードと別に持ちたい方は、楽天カードを申し込んでおくことをおすすめします。

>>楽天カードにも申し込む方はこちら

初期設定(ログイン)手続き

送られてきた「ThankYouレター・初期設定ガイド」に沿ってパソコン・スマホ等から楽天銀行のパソコン・スマホの各専用サイトにログインして、必要な初期設定を行います。
初期設定が済めば、続けて銀行取引の開始です。

身分証明書の種類

本人確認に用いる身分証明書は以下の通りです。

専用アプリの場合

  • 運転免許証
  • カード型保険証(併せて本人名、住所が記載されている公共料金等の領収書)
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード
  • 特別永住者証明書

楽天銀行から返信用封筒が届いた場合

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • 健康保険被保険者証(併せて本人名、住所が記載されている公共料金等の領収書)
  • パスポート
  • 住民票
  • 住民基本台帳カード
  • マイナンバーカード
  • 印鑑登録証明書(原本必須、コピー不可)
  • 各種年金福祉手帳
  • 在留カード・特別永住者証明書

口座のセキュリティ

ネット銀行の取引の場合、全て取引がネットで行われるので、セキュリティ対策は万全でなければなりません。
不正送金、フィッシング詐欺に会わないためにも、楽天銀行が用意している各種セキュリティを十分熟知して活用して下さい。

●取引通知メール
銀行の取引画面へのログイン・取引や手続きがあった都度、登録メールに内容が通知されますので、毎回しっかりチェックしておくことで、不正利用の早期発見、防止につながります。

●ワンタイム認証
振込など、重要な取引をする時に使い捨てのパスワードを楽天銀行から登録メールに送ってもらって利用します。
このパスワードは本人確認も兼ねているので、うまく使いこなせば他人に重要な取引で不正使用されることはまずありません。

●合言葉認証
主にパソコンで楽天銀行にログインする時に本人確認のために合言葉を使って認証します。
合言葉は本人しか知らない言葉を登録しておけば、確実に不正利用は防げます。

さらに、その他の制度として楽天銀行では、各種認証機能を使ったにも関わらずネット被害に合ってしまった場合に備えて、インターネットバンキング被害補償制度も準備しています。

利用者が他人に推測されやすい番号・記号でパスワード登録したり、カードやパスワードをずさんに取り扱うことは厳に慎まねばなりません。
しかしセキュリティをきちんと活用できている限り、ネット取引は簡単に不正使用されることはありません。
積極的に活用していきましょう。

ATM利用手数料・振込手数料

楽天銀行のカードは全国の提携銀行・コンビニATM、約90,000台で利用できます。
また特に新規口座開設した顧客の場合、口座開設月とその翌月から6ケ月間、毎月5回ATM利用手数料を無料で利用できるなど、この期間しか利用できない特典なのでぜひ活用して下さい。

それとは別に、ここで楽天銀行における、通常の提携先ATM利用手数料、振込手数料のうち、サービスで汎用性の高いものと判断したものを中心に一覧表にまとめました。
※ゆうちょ銀行と楽天銀行は提携関係が強いと感じたので、この点も一覧表に盛り込みました

提携先ATM利用手数料

振込手数料・その他関連手数料

楽天銀行利用者の特典・ハッピープログラム

ハッピープログラムとは楽天銀行が実施しているお客様優遇プログラムのことです。(楽天ポイント・手数料優遇等)
口座開設と同時に楽天会員として登録し、楽天銀行の実施しているハッピープログラムにエントリーすれば、その取引具合によってどんどん優遇が受けらます。

ハッピープログラムの優遇一覧をまとめました。
この優遇措置により、上記の通常なら取引において有料となる提携先ATM利用手数料や振込手数料が、取引ステージ毎の優遇範囲において毎月無料で利用できるようになります。

楽天銀行を使うのならぜひ活用したいものですね。

ハッピープログラムの優遇一覧


※ここで残高とは円普通・定期預金、新型定期預金、外貨預金(含む普通・定期)の合計残高です
※取引件数は、例えば給与受取口座に指定(1件)、毎週楽天の宝くじを購入(1件×4回)、合計5件と月ベースで取引カウントします

楽天銀行のキャンペーン

楽天銀行では他の楽天グループと共に、頻繁に多数のキャンペーンを実施しているため、ここでは新規口座開設に関連したキャンペーンにしぼって紹介しますね。

●新規口座開設で最大2ケ月、毎日ポイント5倍
新規申し込みすると、楽天市場の買い物で得られるポイントが5倍になります。(通常は100円の利用に対し1ポイント付き、還元率1.0%です。)

●楽天銀行デビットカード(JCB)・新規入会及び利用で最大500ポイント付与
新規口座に楽天銀行デビットカード(JCB)を付けると入会だけで300ポイント、1,000円の利用1回で200ポイント、合計500ポイント付きます。

●楽天銀行口座開設で1000ポイントGET
楽天銀行口座開設&1000円以上の入金で1,000ポイントがプレゼントされます。

●新規口座開設でもれなく300円ゲット
楽天銀行の口座開設専用ページで新規申し込みすると300ポイント付きます。また口座入金、給与口座指定などの条件をクリアすることで、最大3,300円ゲットできます。

以下、続々とキャンペーン展開中です。
キャンペーンには期間限定のものも多数ありますので、公式サイトで確認してみて下さいね。

メリット・デメリットまとめ

最後に楽天銀行の口座開設に関し、メリット・デメリットをまとめました。

メリット

  • ネット銀行口座なので、時間を気にすることなく24時間365日利用可能
  • 提携先ATMが90,000台と多く入出金等の利用で場所を探す手間が掛からない
  • 新規口座開設時のATM利用手数料無料サービスが厚く、さらにハッピープログラムの利用で他行宛て振込手数料も無料となり、使用頻度に合わせてどんどん利用価値が上がっていく
  • 楽天銀行の口座と楽天グループの各サービスをリンクさせることで、どんどん楽天ポイントが貯まっていく

デメリット

  • 利用回数や口座残高が少ないと、無料で使える部分が少なくなる
  • 定期預金金利の高さが他のネット銀行と比べてそれほど高いとも言えない
  • ネット利用やパソコン・スマホの操作に慣れた人でないと、楽天銀行の口座は使いづらい

 

楽天銀行の口座は、楽天グループ内で色々な目的に使えば使うほど、スーパーポイントや各手数料無料回数の増加となって帰ってくるお得な口座です。
楽天カードも同時に作ればさらに獲得ポイントがアップしますよ!

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