au WALLET クレジットカードのメリット・デメリットについてまとめました!
年会費 | 無料 | 還元率 | 1% |
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電子 マネー | – | ポイント | WALLETポイント |
即日 発行 | 年会費 無料※ | マイルが 貯まる |
ラウンジ 利用可 | Apple Pay | 旅行 保険 |
- au関連の利用者しか申し込めない(auを解約した場合は年会費がかかる)
- au WALLETプリペイドカードとの併用がカギ!
- 年会費無料のカードなのに、海外旅行保険・買い物保険がついている
この記事に書いてあること
au WALLET クレジットカードとは
「au WALLET クレジットカード」は、au利用者向けのクレジットカードで、カードの発行元は三菱UFJニコス株式会社です。
年会費はauユーザーであれば永年無料(auサービス解約後もカード維持する場合は税別1,250円)で、国際ブランドはVISAとMASTERの2つから選べます。
カード利用金額200円ごとに2WALLETポイント貯まりますので、ポイント還元率は1.0%です。
そもそもの話ですが、auユーザー(スマホ・ガラケー以外にもルーターや光回線でもOK)でなければ、このカードの申し込みはできません。
これがこのカードの一番のデメリットです。
auのサービスをすべて解約してしまった場合、カードの強制解約などはありませんが、年会費有料化・ポイントなどのすべての特典がなくなるといった変更が発生します。
カード決済は継続してできるものの、これではこのクレジットカードを所有し続ける意味がまったくなくなってしまいますね。
「auを使わないなら優遇しないよー」というのがこのカードのスタンスです。
では、逆に「auユーザーがこのカードを持つことで、どれだけのメリットがあるのか?」これがこのクレジットカードの良し悪しを判断する基準となります。
詳細はメリット・デメリットの項目で後述します。
auWALLETのプリペイド機能、クレジット機能、どちらがお得?
auWALLETカードというオレンジ色のプリペイドカードがありますが(こちらもauユーザーしか申込できません)、2014年のスタート時のキャンペーンで、じぶん銀行からチャージするだけで+5%、計5.5%のポイント還元というとんでもないキャンペーンが発動したことで一気に人気となりました。
貯まったWALLETポイントはそのまま1ポイント1円で再びチャージできるので、当時は勝手にプリペイドカードの残高が5.5%増えていくという一種の錬金術のような感じでした。
その流れで今もこのプリペイドカードを使っている方が結構いますが、そんな超絶キャンペーンがなくなった今でもお得なプリペイドカードであることに変わりはありません。
具体的にどこがお得かと言えば、MASTERの国際ブランドのクレジットカード【auWALLETクレジットカードである必要はありません。MASTER以外でもUCカード(VISA)、セゾンカード(VISA・JCB)、TS CUBICカード(VISA・JCB)】であれば、auWALLETカードへのチャージでポイントがつき、auWALLETカードでの支払い時にさらに0.5%のポイントが付くのです。
ただ、あくまでもプリペイドカードであるため公共料金など、支払いができないものが多いのが現状です。
ですので、公共料金などプリペイドカードで支払いができないものは、クレジットカードでポイントを稼ぐしかお得になる方法はありません。
この時に、auWALLETクレジットカードがもっともお得なのか?という点ですが、実はそうではありません。
auWALLETクレジットカードのポイント基本還元率は1.0%ですが、これよりもっと還元率の高い、もしくは同じ1.0%のポイント還元率でも、もっと使い勝手の良いクレジットカードが存在します。
さらに、auWALLETクレジットカードからauWALLETカードへチャージした場合、ポイント還元率0.5%と半減してしまう点もデメリットです。
それでも同じWALLETポイントが貯まるので、ポイントが分散されることがないのでいいのでは?という考え方もありますが、auWALLETカードへのチャージでも、きっちり1.0%のポイントが貯まる楽天カード(MASTER)・Yahoo! JAPANカード(MASTER)の2つがおすすめです(それぞれ楽天ポイントとTポイントが貯まります)。
もっとポイント還元率にこだわるのであれば、auかんたん決済からauWALLETカードへのチャージを設定し、さらにauかんたん決済の支払いクレジットカードをDCカードJizaile(年会費無料・1.5%ポイント還元)、リクルートカード(年会費無料・1.2%ポイント還元)などの高還元率カードを設定することで、獲得できる総ポイント数はもっと上げることができます。
よって、クレジット機能よりもauWALLETのプリペイド機能のほうがお得ですし、プリペイドへのチャージの部分でどれだけお得なクレジットカードを使うかが一番のキモとなる点です。
auポイントの活用術
クレジットカードやプリペイドカードを選ぶ時に、ポイント還元率と並んで大切なポイントが、貯めたポイントが有効活用できるかどうかということです。
貯めたauWALLETポイントの使い道は2019/08/23現在7つあります。
- auWALLETプリペイドカードへのチャージ(1ポイント=1円)
- auWALLETクレジットカードの請求額に充てる
- 海鮮グルメや家電製品などの商品に交換する
- au Online Shopやauショッピングモールの支払い
- auデジタルコンテンツの支払額に充てる
- 機種変更・修理・オプション品の購入
- スターバックスカード・マツモトキヨシ現金ポイントなど他社ポイントへの交換
おすすめは、auWALLETカードへのチャージです。
auWALLETカードは、プリペイドカードですがMASTERの国際ブランドのマークがついていることから、クレジットカードと同じようにAmazonや楽天などのネットショッピング、コンビニ・スーパー・デパートなどのリアル店舗と幅広く利用できますので、ポイントの消化に困ることはありませんし、1ポイント1円の等価交換ですのでポイントの価値の低下もありません。
さらに、スターバックスコーヒーのスターバックスカードというプリペイドカードがありますが、実は、auWALLETカードでチャージできしかもポイント還元率が3.5%(チャージ金額200円につき7ポイント)とかなり優遇されています。
同様なポイントアップ店で身近な店舗で言えば、セブンイレブン・イトーヨーカドー・ガソリンスタンドの出光(いずれもポイント2倍で200円につき2ポイント・1.0%還元)・マツモトキヨシ・かっぱ寿司・牛角(いずれもポイント3倍で200円につき3ポイント・ポイント還元率1.5%)などがあります。
このようなお店をいつも使っている方には、auWALLETカードのメリットはさらに大きくなりますので、auWALLETクレジットでauWALLETカードへチャージ、できるだけポイントアップ店でauWALLETカードを使って買い物をする、貯まったWALLETポイントをauWALLETカードへチャージしてプリペイド残高を増やす、この流れをひたすら回すことで、普段の買い物がかなりお得になってきます。
ですので、チャージ時のポイント還元率が0.5%と半減してしまいますが、WALLETポイントの使い勝手と価値が飛躍的に向上するため、auWALLETクレジットカードを使ったほうがいいと言えます。
auWALLETクレジットカードのメリットとデメリット
まずメリットですが、ポイントの活用術でもお伝えしたように、普段の買い物でポイントアップ店をよく使うといった場合はauWALLETクレジットカードでauWALLETカードへチャージし、auWALLETカードで支払いをするという流れで大きなメリットが発生します。
実は、ポイントアップ店でauWALLETクレジットカードにもポイントアップの特典が発生しますが、auWALLETカードへのチャージというひと手間をかけることでポイント2重取りができ、さらに貯まったポイントも同じWALLETポイントということで獲得できるポイント総数は、auWALLETクレジットカードでの支払いよりもauWALLETクレジットカードチャージしたauWALLETカードで支払ったほうが多くなりお得となります。
逆に、これ以外にメリットらしいメリットがないのが、このクレジットカードのデメリットです。
あくまでauユーザーの囲い込みが目的のクレジットカードですので、ドコモなどの他社への乗り換えによって大前提であるauの契約がなくなってしまった場合は、特典がすべてなくなってしまい所有する意味がまったくなくなってしまいます。
また、auユーザー限定というカード入会時の高いハードルに対して、クレジットカードのスペックが大して高くない(年会費無料・ポイント還元率1.0%・プリペイドチャージ時は還元率0.5%)というのもデメリットです。
まとめ
今後ずっとauを使い続けるau信者の方には、プリペイドカードのauWALLETカードとauWALLETクレジットカードのセットは、まさにゴールデンコンビです。
ひたすら、公共料金からショッピングまで、このセットですべての支払いをすると大きなメリットが発生し、節約効果を生み出すといえます。
しかし、それはauをずっと使い続けるという前提での話です。
総務省のタスクフォースでスマホの一括0円・高額現金キャッシュバックなどの施策が消えてしまいましたが、MNPの制度で2年ごとにケータイキャリアを渡り歩くほうが、乗り換え特典が大幅に縮小されたとはいえ、お得であることには変わりありません。
プリペイドカードやクレジットカードの優遇施策とMNPの特典(同じキャリアで機種変更した場合より月々の割引が大きく結果としてスマホの維持費が安くなる、特別ポイント付与など)を比べると、MNPの特典のほうが圧倒的にお得になりますので、auを使い続けないといけない事情がある方やau信者の方以外の一般の方は、スマホ・ケータイ契約の2年縛りが解けるタイミングで常にケータイキャリアを乗り換えたほうが、実は規制が入った今でもお得であることに変わりないのです。
このように、クレジットカード以前のケータイ・スマホ代金のことまで検討すると、auWALLETクレジットカードが果たしてお得なのか微妙となってきます。
やはり、使い勝手が非常に良い共通ポイントが貯まる高還元率カードである楽天カード・Yahoo! JAPANカード・リクルートカード・LINE PAYカード(プリペイドカード)とファミマTカードの組み合わせなどのほうが使い勝手がよくお得だという結論になりますね。