転職に失敗したと感じたら勤め続けるべき?転職失敗から立ち直る道筋と方法まとめ
こないだ変わったばかりじゃないの?
今度は何?
ここ1年くらい仕事変わってばかりで、全然続かないんですよ。
「自分はもっと評価されていいはずと、思い切って他の畑に転職したら合わなかった。」
「新しい職場では人間関係が合わず孤立してしまっている・・・」
「休日出勤や残業が多く面接時の話と違う!」
こんなはずではなかった・・・!
こんにちは
企業研究や個人の就職、転職について勉強中の彩春館学園、マネー研究部(仮)芹沢です。
もしかしたら、あなたは転職に失敗したと凹んでいるかもしれません。
しかし、この失敗を今後の人生に生かせば良いのです。
かの有名な発明王、エジソンは言いました。
「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見しただけだ。」
この言葉のように、転んでもただでは起きず、前を向いていきたいですね!
これから同じ失敗をしないためには、まず失敗の原因を考え直すことが重要です。
それでは失敗の原因別に対策を見ていきましょう!
この記事に書いてあること
まずは転職に失敗した理由を見直そう!
転職前は、「新しい職場は成長できそうだし、仕事がんばるぞー!」などと期待に胸を膨らませていたはずなのに、一体何を間違えたのでしょうか?
今の職場がなぜ自分に合わなかったのかを考えるために、転職前に抱いた期待とのギャップをもう一度振り返ってみましょう。
転職に失敗して後悔する人・成功する人の大きな違い
- 1,職場環境、スキル
- 職場の環境に問題があるケースの多くでは、自身の行動や考え方を変えることで変えられる可能性があります。
「この職場は自分には合わないな・・・」と思っていたとしても「ここで間違っていなかった」と思える職場に変えることは可能なんです。
またスキルの不足や、会社で求められるスキルを持ち合わせていない場合でも、新たに磨くことで対応できる可能性は十分です。 - 2,給与や労働条件
- 一方、自分の考えていた会社の方向性・労働条件・給与が合わないことで再転職を望むのであれば、なぜ転職に失敗したのかを知ることが今後の転職活動で同じ失敗をしないために不可欠な要素となります。
漠然(ばくぜん)と「転職に失敗したから再転職しないと!」と焦って、手当たり次第に再転職をしていては、失敗の連鎖(れんさ)から抜け出せません。
転職失敗例ごとに対策を考えてみました
マイナビなどの転職サイトに寄せられた失敗談・失敗例を参考に今どのように行動するべきなのか、今後の再転職にどう生かしていくべきかをケースごとに解説します。
- 新しい職場が思っていたのと違うケース
- やりたいことを追求し、今までと違う職場に転職したケース
- 待遇・給与に惹かれて転職したケース
- 「できます!」と言ったものの仕事ができなくて居場所がなくなるケース
- 転職失敗でうつになってしまったケース
新しい職場が思っていたのと違うケース
- 実際に入社してみたら、面接で聞いていたより残業が多かった
- 繁忙期には残業があると聞いていたものの、ここまで多いとは思っていなかった
- 勤務時間・残業時間とも事前に聞いていたものと大きく違い、社内の雰囲気にも合わず、仕事内容にもついていけない
今後の再転職のポイント
職場の雰囲気(上司との関係や職場の人間関係)が再転職を考えるきっかけになっているのであれば、自分や上司、職場内の人事異動で将来働きやすい状況になる可能性もあります。
一時的な働きにくさに惑わされないようにしましょう。
長期スパンで考えると、早期転職は早とちりの決断となりかねません。
上司との関係を上手く築くために会話のきっかけを自分から作ったり、職場環境が暗いようであれば自らが挨拶を率先して行ったりするなど心掛けの違いで職場を居心地の良い空間に変化させていきましょう。
残業や仕事内容が当初の約束と違った場合は、改善ができないかどうか会社と話し合ってみてください。
再転職をする際には転職の理由を聞かれますから、「会社に相談をしたが、約束通りの仕事内容へのシフトが難しいことがわかった。本当は勤続を願っていた」と伝わるような行動を伝えることで、短期退職のハンディ克服に繋がります。
やりたいことを追求し、今までと違う職場に転職したケース
- 前からやってみたかった仕事内容に引かれ転職したが、自分が思っていた仕事と違った
- 給料が低く、社内の雰囲気も悪かった。
- やりたい仕事に転職できたが、収入が大幅に下がってしまい生計を立てられなくなった
今度の転職活動のポイント
イメージで選んでしまうと、給与、待遇などの点をついつい疎かにしてしまいがちです。
どうしても我慢ができず再転職をめざすのであれば、在職中に転職活動を行いましょう。
「やりたいこと」を軸に再転職を検討するのであれば、イメージだけでなく実際にその業界や職種で働く人と会い、話を聞いてみることが大切です。
知り合いにツテがないようであれば、面接時に職場見学や、同じ部署の社員と面談の機会を設けてもらうことはできないか尋ねてみるとミスマッチを防げます。
このあたりを得意としているのが転職エージェントです。
転職エージェントは、あなたの職歴や希望条件をしっかりと聞き取り、最適な転職先を探してきてくれます。
あなたがやりたい仕事を探してくれることはもちろん、あなたが自分では気付かなかった適職へ導いてくれる可能性もあります。
格付 | 転職サイト名 | ここがすごい! | 求人を探す |
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JACリクルートメント | ハイクラスな求人が多数 | >>詳細 |
また転職活動を行う上で給与・社風・労働時間などのうち、どの点が譲れないか、どの程度までなら譲れるのかを明確にして優先順位をつけておきたいですね。
たとえば、「給与は希望よりも3万円ほど低い・・・」
けれども、今度のキャリアに繋がる仕事ができるのであれば、「3年くらいは続けられそう!」などと思えるかどうかです。
待遇・給与に惹かれて転職したケース
- 現在の仕事内容に満足できず「やりがい」を求めて転職を決意した。
- しかし面接で希望と違う職種を勧められてしまう。
- 本来の目的と違うが、提示された待遇のよさに魅力を感じ、そのまま入社ししてしまった。
- 結果は仕事内容にやりがいを感じられず。
今後の転職活動のポイント
やりがいが転職の目的だったのに、いつの間にか企業ブランド、給与、待遇面に惹かれて何となく転職してしまう方も少なくありません。
反対にやりがいを求めて転職したけれども、本当は給与の方が大切だったなど転職の動機を見極めきれなかったことが転職失敗の原因になることもあるのです。
ラーメン食べるって決めてたのに、カレー食べたくなるみたいなことですね!
どうしても再転職を考えるのであれば、転職に至る動機は複数あると思いますが、その中から優先順位の高いものを見極めてみましょう。
それ以外のポイントは許容範囲を満たしていればokと言ったように軸をブラさない転職活動を行っていきましょう。
「できます!」と言ったものの仕事ができなくて居場所がなくなるケース
今度の転職活動のポイント
面接時にできないことを「できる」と言ったばかりに、未知の案件を任されて結局できず、回ってくる仕事がほとんどなくなり、会社に居づらくなってしまうというパターンです。
コミュニケーション上手で周りを巻き込んで上手に進めていける方であればどんどん周りに聞き、吸収し、自身でも勉強して知識を身に付けるなどしてスキル不足を挽回していくことも可能でしょう。
今の状況が辛く精神的に追いつめられるようであれば再転職を考えるのも1つの手です。
再転職の際には、できないことは「できません」と答える勇気を持ち、できませんと答えるだけではなく、他のスキルでどうカバーしていけるのか自分が会社の役に立っていけるのかを理論的に完結に話せるとよいですね。
転職でうつになってしまったケース
- 自分に合わない仕事だとは思ったが、収入がよかったため思い切って転職に踏み切る。
- しかしムリがたたったのか、気づいた時には統合失調症と診断された。
再転職のポイント
憧れからまったく違う業界・職種に転職した結果、周りに追いつけない、収入重視で転職した結果ブラック企業だったなど精神的に追い詰められてしまうようであれば再転職を早急に検討した方が良いケースもあります。
たとえば、残業の多さがあなたを追いつめるのであれば、再転職での面接では「勉強の時間を確保できるところへ転職したいと思った」
責任を持たない人が、出世して行く社風が許せないと思うのであれば、「責任を持って仕事ができ、しっかりした評価制度のある御社で頑張りたい」など、今の状況をポジティブに言い換えれば面接官も悪い印象は持ちません。
残業や職場環境が原因でうつ病になってしまったのであれば、頑張り過ぎてしまい病気になってしまったこと、現在はフルタイムでも働けると医師の承諾をもらっていることなどを面接官に正直に話して、前向きに頑張りたいと思っている意志を伝えましょう。
転職をしてから前職の良さを痛感
上司とうまくいかず、仕事がハードで辞めたが、 今思えば仕事も自分がうまく廻せばやり甲斐のある内容だった。
今度の転職活動のポイント
過ぎてしまったことは仕方ありません。
今いる場所で頑張るか、再転職をするか、給与は下がり周囲とのやりにくさが考えられても出戻りを検討するかのどれかです。
転職が失敗してしまった理由の多くは、「なぜ転職をしたいのか」といった理由の深掘りと優先順位を重視した転職先選びができていない「なんとなく転職or逃げ型転職」にあります。
再転職の際には同じ失敗を繰り返さないよう、上記でご紹介している転職失敗例を参考に失敗の理由を見極めて対策を立てた上で臨みましょう!
出戻り転職の現実やメリット・デメリットについては追ってご紹介しているので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
失敗しない転職エージェント
格付 | 転職サイト名 | ここがすごい! | 求人を探す |
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転職に成功する人は元々の心構えが違う
転職に成功する人は「最初のギャップはあって当たり前」と心得ています。
たとえ同じ業種・職種であっても、会社の違いで「雰囲気も仕事の進め方も、180度変わってきて当たりまえ!」
思い切って憧れの業種・職種についたのであれば困難を承知で来たのだから、「雑用や下っ端の仕事を任されて疲労困憊することがあっても仕方ない!」
そう考えているのです。
転職してすぐはどんな方であっても、会社のルールに慣れることで手一杯です。
違いばかりが気になるこの時期が最も厳しいところですが、転職先に過度な期待をしないようにしましょう。
1年が経つころには、随分と馴染み自分で仕事の再現、提案ができるようになってきます。
半年~1年は修行だと思い能動的に働いてみましょう。
次第に「やりがい」を見いだせるようになるでしょう。
「最初はギャップがあって当たりまえ」と心得ていれば、転職してすぐに「ここは自分に合わない」と直感で退社を決めるようなことはなく、何回も転職を繰り返すリスクを回避できます。
転職してすぐに直感で辞めたいと思った時には、転職成功者の考え方に照らし合わせて冷静に判断してみましょう。
仕事を回すコツと転職タイミング
プロジェクトを成功させるには、周りの人達とチームを組んで仕事を回せるかが重要です。
転職成功者は成功の法則を知っているため、転職の際には資格よりも、人とのコミュニケーション力、ロジカルに考え自発的に提案・交渉する力、そして自らの軸に基づく専門性が伸びるかを主軸に転職先を選択しているのです。
さらに転職の理由に逃げの要素はなく「仕事をやり切った」「今の会社で自分にできるだけのことはした」「絶好に調子が良くて、忙しい真っただ中」という充実したタイミングでの転職に踏み切っています。
転職成功者の考え方を参考に、再転職に踏み切るべき段階なのか検討してみてくださいね。
転職で失敗して出戻りする人も多い
転職に失敗し、前職の魅力に気が付いて出戻りしたいという方も少なくありません。
出戻り自体を認めてない会社も多く存在します。
転職サイトエン・ジャパンの「出戻り社員について」によると、一度退職した社員を再雇用したことがある会社の割合は67%と、3社に2社が再雇用した経験があると回答していて、出戻り転職は現実的な選択肢でもあると言えるのです。
出戻りの事例、出戻りを叶えるコツ、メリット・デメリットを簡潔にご紹介したいと思います。
出戻り転職で成功する人の特徴
- 1,職場での人脈
- 出戻り転職で成功している人に共通する特徴の1つ目として経営陣や上司、在職時の同僚との距離が近いという点が挙げられます。
出戻りに成功している人は前職での人脈を大切に維持していて、そうした人柄や過去の実績が評価されて出戻りの成功率が上がると言ったケースが多いようです。 - 2,有無を言わせない実績
- 2つ目は在職中に残した実績と転職先での実績です。
在職中に力を発揮し、さらに転職で磨きを掛けたとなれば会社側も「会社のルールを知っているし実践力になることは確実だからぜひ戻ってきて欲しい」となります。
人脈と能力のある人であれば出戻り転職も不可能ではありません。
出戻り転職の実例
- 前職での上司や同僚と引き続き良い関係を築いていて、転職を考えていると話したところ「じゃあ、今一度うちに来れば?」と上に話をしてくれた
- 転職がどうにも上手くいかず前の上司に相談したところ、「給与や条件は下がるだろうけれども、上に話を通しておくよ」とお世話になった
- 中途採用をしているのを見て、思い切って応募
転職先で得られたスキルや達成してきた案件をアピールし、出戻ることでどのように会社に貢献したいと考えているかを熱く語ったところ無事に採用された。
上司・同僚と良い関係を築いていたこと、転職先で実績を残すことが出戻り転職成功のキーポイントになると考えられます。
メリット
- 即戦力として働ける
- 社風や企業文化・ルールを知っているので、転職後のズレが起きにくい
- 他社で実績を積んでからの出戻り転職の場合、以前より待遇がよくなる可能性がある
デメリット
- 以前働いていた時とでは社内事情が大きく変わり、想定していた環境と違う可能性がある
- 必ずしも周囲から歓迎されるとは限らない
- 出戻り社員だからこその他の企業で磨いたスキルや能力が期待され、プレッシャーがある
- 長く在籍している社員の方が優遇されることもあり「実績を積んで自分の方がスキルはあるのに」と理不尽に感じることもある
転職した企業が合わなかったから、転職活動が面倒だからといった理由で出戻り転職を選択することは止めましょう。
転職をした理由がもし仕事内容や待遇、給与などであればまた同じことの繰り返しになりかねません。
上記にご紹介したメリット・デメリットも参考にして、なぜ前の会社に戻りたいのか、前の会社に戻ることは会社にとってもプラスになるのかを考えて出戻り転職を検討してみてください。
本当は3年働いてからの転職再開がベター
転職を繰り返すことは、特に成果を残していない転職であるほど面接官に「またすぐに辞められるのでは?」というマイナスの印象を与え好ましくありません。
転職を有利に進めるためにも何らかの実績を残して満足した上で転職するか、または3年以上働いてからの転職が望ましいです。
中途採用で企業が求めているのは「組織によい変革を起こしてくれる人材」、「成果を残せる人間」です。
前職から逃げて来たことが分かるような方と、しっかりとした実績を持って自信を持って面接に臨まれる方では、どう考えても後者の方が好印象ですよね。
可能であれば自身の考え方や行動を見直して、せめて2~3年間同じ職場で働き続け自信を持って面接に臨みましょう。
まとめ
自ら働きかけることで改善を図れないか、長期スパンで人事異動を予想した際に働きやすい環境になる可能性はないのかをまずは考えることが必要ね。
早急に再転職に踏み切らないようにしないとね。
このような職場の環境や、人間関係を理由にした転職は再転職先でもまた同じことが起きる可能性もあり、オススメできるものではありません。
どうしても再転職を検討するのであれば、胸を張れる成果を残すかできれば2~3年勤続した上で「なぜ転職したいのか」を深掘りし、「何を優先順位として譲れない軸にするのか」を定めた転職活動を実践してみてくださいね。
「チャンスはピンチとともに来る」というくらいですから、転職に失敗したというピンチをチャンスに塗り替えて行きましょう!