十文字くん十文字くん


こんにちは。
過去に借金をした経験もある十文字くんです。

「カードローンの借金が増え、どう返していいかわからない」

「この先どうやって生きていけばいいのだろうか」

悩みすぎて気が付けばガケの上に立っていたのが、昨日のことのようです。

ここでは、カードローン地獄に陥りやすい人の特徴と、地獄に陥ってしまった場合の対策、

  1. 地道に返済を続ける場合
  2. おまとめローンを利用する場合
  3. 債務整理について

を、ぼくの経験を踏まえ、まとめました。




カードローンは危険?

消費者金融などのカードローンを契約する際に、「家族や友人に相談した」という人は少ないのではないでしょうか?
どちらかといえば、誰にも内緒で利用することが多いのではないかと思います。

そのため、返済に困ったときに相談できる相手がいなくて、どうしたらいいかわからないまま借金が膨らんでいった。という方もいるのではないでしょうか?

十文字くん十文字くん

まぁ、これはぼくのことなんですけどね。

あまり、表立って相談したり、カードローンについて話す機会がないため、「カードローンは危険」と思いこんでしまいがちですが、うまく使えば何も危険なことはありません。

そもそも、職場にバレることが不安な人も多いですが、気になる職場への在籍確認も、健康保険証のチェックなどで電話を回避することができる消費者金融も増えてきました。

カードローンを使うということも、一般的に認識されているほど危険なものではありません。
使い方を間違えなければ、緊急事態に資金調達ができる優れたローン商品なのです。

いざというときには銀行ローンよりも便利

銀行などで主力となっているフリーローンは、借入の都度申込が必要です。
銀行の審査は即日融資が可能なほどスピーディーなものではなく、いざというときに対応できません。

これに対し、カードローンであればいざというときに簡単に借りることができます。

しかし、これが災いして、カードローン地獄に落ちてしまう人もいるのです。

お金を期限内に返さなかったらどうなる?

カードローン地獄に落ちたことがある方ならご存知だと思いますが、返済が滞ると、ただ単に消費者金融などから督促が来るだけでは済まされません。

期限内に返済しないと、まず支払確認の電話があります。
ここでいつまでに支払うという約束をすればいいのですが、約束を守らないと再度電話がかかってきます。

もちろん職場にもかかってきます。

一度支払いが遅れると、次からは少し遅れただけでも電話がかかってくるようになります。
このときに、少しずつでも返済すればいいのですが、「ちょっと遅れたくらいですぐに電話かけてきやがって」と思うようになると危険です。

だんだん相手の対応も強硬になり、簡易裁判所への債務確認の訴えとともに給与差し押さえという手段を取られることもあります。
給料の差し押さえなどという事態になれば、どのような結果になるかはお分かりでしょう。
会社によっては消費者金融などから給与の差押え請求があると解雇されることもあるようです。

大手の消費者金融だし、借りている金額は10万円ほどだから大丈夫だろうというのは甘い考えです。
金額に応じた催促をしてくるわけではなく、厳しい取り立てをしてきます。

十文字くん十文字くん

そして、払わないままでいると、気が付いたら借りた金額より支払わないといけない金額のほうが大きくなっていたんです。

※ぼくは当時数社から借入がありました

ブラックリストとは?

 

カードローンの支払が遅れると、まず信用情報機関に支払遅延の登録がされます。
遅延情報は、その後支払いをしても残ります。

しかし、支払わないまま期間が過ぎ、消費者金融などから督促がされるようになると貸付債権が債権回収会社に移されます。
この期間は支払遅延があってから半年程度経ってからと言われているようです。

このような事態になると、金融機関は信用情報機関にその旨を登録します。
つまり、半年以上支払が遅れていると表示されるわけです。

このデータは「ブラックリスト」と呼ばれ、一度登録されると金融機関の審査では却下要因となります。
つまり、支払いを補うために他の消費者金融の申込をしても審査に通ることは絶望的となるのです!

参考記事:修行不足で審査に落ちる!クレジットヒストリーとは?

また、債務整理などをしても同様に登録され、これもブラックリストと呼ばれます。
債務整理には官報などに載る自己破産や個人再生とそのような手続を要しない任意整理があります。

任意整理は整理対象となった金融機関が登録しますが、この登録内容は最低5年間消えません。
つまり、5年間はクレジットカードもカードローンも使えないのです。

今のご時世でこのような仕打ちを受けることがいかに厳しいかはお分かりでしょう。

カードローン地獄にはまりやすいのはこんな人

ではこのような事態に陥ってしまう人はどのような人なのでしょうか。

お金の管理が苦手な人

基本的にお金の管理が苦手な人は、カードローン地獄にはまりやすいです。

最初は給料が入ればまずは返済に回していたんです。
でも、だんだん給料+αがある状態が普通に思えてきて、返済のことを考えないで、借りたお金+給料分を使ってしまうようになってしまいます。

そんな、ぼくみたいなタイプの人は、カードローン地獄にはまりやすいので要注意です。

お金の管理が苦手な人は、複数のカードローンを契約しないようにしましょう。
ただでさえ、自分のお金と借りたお金の区別がつきにくいのに、余計ややこしくなります。

また、「返済するまで借り入れない!」「1週間は○○円で過ごす!(例外はなし)」など、かなりキツイ決まりを自分に課さなければいけません。
ついつい、「今週は○○があるから少しオーバーしても仕方ないや。まだ○○円借りれるし」と思ってしまいますが、ここで踏みとどまらないと、本当に地獄にはまってしまいます。

支払い期限を守れない人・忘れる人

カードローンの支払が遅れてしまいがちな人もこのような事態に陥りやすくなります。
約束の時間や、そもそも約束を守れない人は注意が必要です。

そんな人は、給料が振り込まれる口座と、カードローン引落口座を同じにしておきましょう。
そうすることで、うっかり支払うのを忘れていまう。ということがなくなります。

カードローン地獄解決法

返せなくなったカードローンの返済方法・対策方法は、

  1. 地道に返済をする
  2. おまとめローンを利用する
  3. 債務整理

などがあります。

1.地道に返済をする方法

「何も行動をおこしたくない」という場合は、地道に返済するしかありません。

まずは、借り入れがある消費者金融を書きだします。
そして、

  • どこにどれだけ残高があるか
  • 毎月の支払い金額はいくらか
  • 支払い日はいつか

をしっかり把握します。

本来ならここでおまとめローンを使い、支払先を1箇所にまとめたほうがわかりやすいですし、金額によってはまとめたほうが支払う金利が下がる場合もあります。

しかし、地道に返済していく場合は、まず、ムリをしない程度に毎月の給料を返済に回します。
このときに、支払える金額が、どう計算しても毎月の最低金額を下回る場合は、イヤでもおまとめローンを利用するか、どうしても支払えそうもないのであれば、債務整理を検討しましょう。

そもそも、毎月の返済が給料を全部まわしても「返済最低金額」しか支払えないという状況だと、地道に返済は不可能です。
最低金額だけを払っていったのでは、借り入れた金額にもよりますが、毎月利息だけ払って、元金はほぼ減っていない状態である可能性が高いです。

そんな状況を続けていては、いつまでたっても返済は完了しません。

地道に返済できるのは、

  • 毎月の返済金額は設定の最高額でできる
  • なんならボーナス時期は多めに返済できる
  • なんとしても返済したいという意地がある

という方のみです。

2.おまとめローンを利用する方法

基本的には、地道に返済する方法と同じです。

まずは、自分の借り入れについてしっかり理解し、おまとめローンを扱っているカードローン会社に申請します。

大手だと、

  • プロミス「おまとめローン」実質年率6.3%~17.8%
  • アコム「借換専用ローン」実質年率7.7%~18.0%

などで取扱いがあります。

1か所にまとめることによって、金利が下がる場合もありますし、返済も毎月1度ですみます。
何より、あといくら借金があるかがわかりやすいんです。

カードローン地獄に落ちてしまった人は、電話がかかってくると急いであるだけ振込むものの、どこにどれだけ借金が残っているのかもうわからなくなってしまっている人が多いと思います。
そもそもそれらの計算をするのもイヤですし、忘れたいですし。

1か所にまとめて、今度こそしっかり返済していきましょう。

3.債務整理とは

債務整理をすることで、返済金額が減ったり、場合によっては返済しないで済むことがあります。

債務整理には、

  1. 過払い金請求
  2. 任意整理
  3. 民事再生
  4. 自己破産

4つの手続があり、それぞれ専門の手続きが必要です。

そのため、弁護士費用など、その他の費用がかかる場合があります。

1.過払い金請求

「過払い金請求であなたのお金が戻ってくるかもしれません」というCMを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、大手消費者金融などでの借り入れだけの場合は、過払い金はないと思ったほうがよいでしょう。

  • ずいぶん昔に借り入れた
  • 闇金に手を出した

という方は過払い金請求の対象である場合も考えられます。

2.任意整理

任意整理は、借金の減額や金利を交渉し、毎月の返済金額を減額する方法です。
つまり、借りた金額(元本)はきっちり支払わないといけませんが、生活に支障のない範囲で返済を行えるようにする仕組みです。

他の手続と違い、裁判所を通さずに貸金業者と直接交渉します。

3.民事再生(個人民事再生)

借金の返済が困難であることを裁判所に認めてもらうことで、借金を減額してもらう方法です。

4.自己破産

支払いが困難で財産もない場合、借金を帳消しにできる方法です。
もし、車や家などを持っている場合は手放さないといけません。

一度、プロの方に相談することをおすすめします。
東京ミネルヴァ法律事務所は債務整理について、親身になり相談にのってくれます。

まとめ

カードローンは毒にも薬にもなる劇薬だと言われます。
上手に利用すればいざというときに助かる力強い助っ人ですし、使い方を誤ると一気にカードローン地獄に陥ります。

このように極端な二面性を持つカードローンですが、その理由は高い金利とあまりに低い約定返済額があります。

銀行系カードローンの中には、毎月の返済額を最低1万円としていることがありますが、多くの消費者金融カードローンの場合、最低返済額が2,000円ほどです。
最低返済額を返済し続ければ何も問題はありませんが、10万円借り、2,000円ずつ返済すると返済完了まで約5年もかかります。
【参考記事】:今すぐ10万円~20万円を即日融資で借りる方法

上手にカードローンを利用している人は、カードローンの利用残高がいつもゼロに近い状態になっています。
家計簿などをつけているため、ローンを利用する事自体少ないですし、旅行などでローンを使う際には返済計画を立てるため、早めに返済できてしまうのです。

早く返済すれば利息も少ないので返済期間も短く、利息支払額も少なくなります。

カードローン地獄に陥る人は、ローン利用残高がいつも上限付近で、何かの事情でお金が必要な際には別のローンを契約してしまいます。
管理をしていないため新しいローンもすぐに利用限度額に近づき、返済額がドンドン増加してしまうのです。

カードローンは便利ですが、使い方を間違うと大変なことになってしまうのです。