おすすめポイント!
  1. 用途によって選べる3タイプのカードローン
  2. Web専用のカードローン「ポチカ」もあり
  3. ポチカを作るには先に口座を開設する必要がある
実質年率限度額審査時間保証人総量規制職場連絡
11.2%~14.5%10万~300万円無し対象外有り
遅延利率申込資格返済システム来店必要の有無
14.6%(実質年率)20歳~64歳残高スライド元利定額返済方式Web完結も可能

青森銀行について

青森県下のほとんどの自治体で指定金融機関として指定されている青森銀行は、T-POINTが貯まる銀行として、個人顧客から人気を集めています。
給与振込口座として青森銀行を指定するだけでTポイントが貯まっていき、取引が多くなるほどポイントが貯まる仕組みです。

そんな青森銀行では、3種類のカードローンを提供し、個人顧客の臨時の資金需要に対応しています。
ちなみにカードローンを新規契約してもTポイント500ポイントゲット可能です。

サービス、概要

青森銀行のカードローンは3種類あります。
現在、青森銀行が一番力を入れているカートローンは「Aキャッシング」です。
従前は500万円が融資限度額の上限でしたが、現在は1千万とメガバンク並みのサービスです。
ちなみに金利は24%が最低であり、最高金利は14.5%です。

融資限度額と金利が直接リンクされていないタイプのカートローンなので、信用力が高い人であれば、同じ融資限度額でも低金利が適用されるでしょう。
融資限度額が高いほどカードローンの使い勝手は向上しますが、その反面マイカーローンなどを利用したい場合には、カードローンの限度額だけの与信枠が削られます。

つまり、本当にローンを利用したい場合に、希望額の融資を受けることができない場合があるのです。
そのため、カードローンは必要最低限の融資限度額のほうがいいという事は少なくありません。
「Aキャッシング」は、そんな人に有利な契約ができる可能性を秘めています。

2つめの「あおたす」は、従来からのタイプであるカードローンです。
利用限度額に応じた金利体系です。

自分の信用に応じてちょっとでも高い融資限度額と低金利を望む人にとっては、都合のいいカードローンだと言えます。
ある意味、明瞭会計と言えるのではないでしょうか。
最高融資限度額は500万円と「Aキャッシング」に及びませんが、自分の信用に応じた借入が可能です。

3つ目の「ポチカ」は、融資限度額は300万円と他のカードローンより見劣りしますが、WEB上だけですべての融資手続が完了します。
ちなみに他の2つのカードローンは、契約手続のため一度青森銀行の店舗へ行く必要があり、ちょっと面倒です。
ただし、青森銀行は土日に営業をしているパーソナルプラザがあるので、こちらを利用すれば平日に会社勤めをしている人も手続ができるのではないでしょうか。

いくらなら借りられるの?

それぞれのカードローンには最高融資限度額があるため、それ以上の借入ができません。
しかし、「Aキャッシング」の最高限度額のような1000万と言う最高限度額を設定してもらうことができる人は多くないはずです。
つまり、自分の信用に応じた融資限度額に落ち着くわけです。

ちなみに「Aキャッシング」は、必ずしも青森銀行に口座をもっていなくても返済可能なタイプのカードローンです。
ローンカードでATM経由の返済をするものであり、消費者金融と同じ感覚で利用ができます。
他の「あおたす」や「ポチカ」は、青森銀行の口座から返済資金を引き落とすことになりますので、口座を持っていることが必須です。

ただし、「Aキャッシング」のように自分の信用に応じて融資限度額を高くしたり、金利を低くしたりできるカードローンは、その銀行に口座をもっていたほうが有利です。
どんなカードローンであっても、審査があることは当然であり、特に銀行系カードローンは、自行との取引状況に応じて審査結果が変わります。

消費者金融と違い、銀行には「預金口座」があります。
そこから返済をしてもらうことができれば、銀行側としては貸金回収の確実性が上がるため、信用できるわけです。
結果として審査でも好印象を持たれ、融資限度額を上げたり、金利を引き下げたりすることにつながるのです。

実際にカードローンの融資限度額を決める際には、その人の収入と生活費から返済可能額を算出し、そこから融資限度額を逆算しています。
一般的に銀行系カードローンの融資限度額は、年収の半分が目安だと言われています。
しかし、他の金融機関に借入が多かったり、青森銀行に口座をもっていなかったりすると不利になります。

10万円借りたいのだけど利息はいくら?

青森銀行で提供している3つのカードローンは、ともに最高金利が14.5%です。
この金利水準は、大手消費者金融の年利18%にくらべると、2割程度低いです。

10万円を年利14.5%で、1か月借りると1,200円程度の利息です。
各カードローンによって、毎月の最低返済額には差がありますが、「Aキャッシング」と「ポチカ」は、10万円の借入であれば、毎月の約定返済額は2千円です。

これに対し「あおたす」は、10万円での借入であっても毎月の約定返済額は1万円と高くなります。
しかし、この差は返済が長期化するかどうかの分かれ目になります。

先ほど1か月の利息が1,200円と述べましたが、これに対し毎月2千円程度の返済ではいつまで経っても元本が減りません。
つまり、延々と毎月2千円ずつ支払をする必要があり、しかもその多くは利息と消えるはずです。

これに対し、「あおたす」のように毎月1万円ずつ返済するのであれば、最低でも毎月8,800円は元本が減ります。
しかも2か月目の元本は91,200円なので、1か月の利息は1,100円と負担が若干ながら少なくなります。
このペースで返済すれば、10万円借りたとしても1年以内で完済できます。

「Aキャッシング」と「ポチカ」で年利14.5%の金利が適用されている人が、10万円借りて、2千円ずつ返済すると、7年程度の返済期間が必要になります。
毎月の返済額は少なくても、利息の総支払額はかなりの差が出ることはお分かりではないでしょうか。

来店、WEBからどちらがいい?

青森銀行のカードローンは、いずれもネット経由での申込が可能です。
しかし、「ポチカ」以外は、最終的に一度は青森銀行の手続をするために店舗へ行く必要があります。

申込み方法、審査機関は?

このように青森銀行のカードローンはWEB経由の申込も可能ですが、FAX・電話・郵送の方法でも申込が可能です。
また、気になる審査機関は、「Aキャッシング」がアコム、「あおたす」があおぎんカードサービス、「ポチカ」がJCBです。

ちなみに「Aキャッシング」と「あおたす」をWEBから申し込む際、両方を同時に申し込み、最初に「あおたす」の審査をして、次に「Aキャッシング」の審査をしてもらうことが可能です。
最近はこのように審査機関を複数依頼し、それに合わせたカードローン商品を設定することで、敗者復活戦のような形式で審査をしてくれることがあります。
審査機関を変えることで、信用力の低い人も融資ができるような体制になっているわけです。

自分の信用度がいまひとつわからないという場合には、両方ともに申し込むことで、有利な契約をゲットできるのではないでしょうか。

即日キャッシングは可能か?

ネット申込可能な「ポチカ」であっても、ローンカードの送付までに2週間程度必要です。
他の2つのカードローンも一度は店舗に行く必要があり、即日融資は無理です。
つまり、どのカードローンであっても即日融資はできません。

自動契約機について

青森銀行には自動契約機の設定はありません。

まとめ

3種類のカードローンがある青森銀行ですが、どのカードローンを選べばいいのでしょうか。

「Aキャッシング」だけでもOKか?

融資限度額を最高1000万としたことから、このカードローンは使い勝手が上がっています。
青森銀行のWEBでも最初に「Aキャッシング」が出ていることから、このカードローンを最優先で販売しようとしているでしょう。

3つのカードローンがあるとはいえ、商品内容は重複していますから、あえて他のカートローンを検討する必要がないとも言えそうです。
ただし、返済方法がローンカードを利用した返済に限定されるようなので、自動引落を希望するのであれば、他のカードローンを提供すべきでしょう。

また、利用できる年齢層が他のカードローンと違い、20歳から75歳とワイドな点も特徴です。
年金受給者の方やパート・アルバイトの方でもOKという間口の広さは、審査機関をアコムに委託している効果でしょうか。

「あおたす」の存在意義

「Aキャッシング」だけでもカードローン商品としては成立しそうですが、口座を持っている人であれば「あおたす」を利用する価値がありそうです。
毎月の約定返済額が高いため、敬遠される人もいらっしゃるかもしれませんが、先ほど述べた通り、毎月の返済額を多くしないと完済できません。
カードローンの金利は、低金利になっているとはいえ、同じく青森銀行が提供しているマイカーローン金利である1.9%に比べれば見劣りします。

もともとカードローンの利用は少額の利用に限定すべきであり、多額の利用は目的ローンを利用すべきなのです。
そう考えると、当座の不足資金は毎月の返済額が多い「あおたす」を利用する事で、早めに返済するという選択もアリなのです。

「ポチカ」の存在意義

他のカードローンがともに、一度は青森銀行の店舗に行かなければいけないという手間を考えると、ネットで手続を完結できる「ポチカ」は魅力的です。
金利体系は「あおたす」と全く同じなので、手続に時間がかかるという以外は、他のカードローンより優れていると言えるでしょう。

ただし、WEBをみると、他のカードローンには「職場への在籍確認」について表記がないにも関わらず、「ポチカ」だけはあります。
他のローンはないのかどうかは不明ですが、職場に在籍確認の電話がある点は覚えておく必要があるでしょう。

総合的に考えると、青森銀行に口座があれば「あおたす」が有利です。
先ほど述べた通り、マイカー購入などで資金借入をしたければ、カードローンより目的ローンの方が有利です。
そのため、信用力がある人が自分の信用力をフル活用して1000万にチャレンジしてもあまり意味はありません。
それより、カードローンの限度額は最低限にして、利用した際には口座引落でスピード完済が可能になる「あおたす」の方が有利な選択となるでしょう。

どのカードローンもメガバンク系のカードローンに比べれば商品内容は見劣りします。
しかし、商品内容が優れていても審査に通らなければ意味がありません。
青森銀行は地元の有力地銀であり、地元の方は口座を持っている人も多く、自分のメインバンクとしている人も多いのではないでしょうか。

先ほど、マイカーローンの優遇金利の話をしましたが、カードローンの契約をしていれば、優遇金利の対象にもなります。
青森銀行に口座を持っている人であれば、どれか一つのカードローンを契約しておいて損はないでしょう。