消費者金融でお金を借りるためにはいろいろと制限があります。
その中でも年齢制限は、自分ではどうしようもない条件であり、高齢者の方にとっては今まで問題なくクレジットカードなどの利用をしていたのにと不満を持つ人も多いのではないでしょうか。

十文字くん十文字くん

こんにちは
お金を借りたことが何度かある十文字くんです。


とはいえ、金融機関も慈善事業ではなく、貸金回収を至上命題としています。

貸金回収ができなくなる可能性が高い高齢者に対して、カードローン契約を継続し続けることは高リスクとなります。
リスクを取るためには保証料が必要です。
しかし、金利を最高でも年利20%に留める必要がある制約を課されている現状では、あまりに大きなリスクがある融資に踏み切れないことも現実でしょう。

プロミス(74歳までならおすすめ!)

おすすめポイント!
  1. Webだけで申し込みを完了させることができるので速い
  2. 返済日を5日、15日、25日、末日から選べる
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実質年率限度額審査時間保証人総量規制職場連絡
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遅延利率申込資格返済システム来店必要の有無
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※申込み時間や審査によりご希望に添えない場合があるようです。

高齢者でもお金を借りられる?

高齢者とはいえ、最近はかなりの高齢の方が元気に働いています。
企業も年金支給時期が遅れていることもあり、退職した従業員をそのまま路頭に迷わせるわけにはいかず、継続して雇用しているためです。
ただ、製造業を営む会社は、このような風潮はむしろ好都合であり、定年退職後も技能のある高齢者が引き続いて働いてくれれば技能の承継ができます。
自動車会社などではこのような技能承継を積極化させているようです。

当然働き続けることができれば、収入があります。
技能のある高齢者の給与は現役時代よりは少ないでしょうが、新卒社員より高給取りであることも珍しくありません。
収入の確実性が審査の基本であることからすると消費者金融としてはぜひ貸したい相手でしょう。
しかし、実際には70歳になると新規の借入ができなくなることがほとんどです。

大手消費者金融の場合は、74歳までが事実上のデッドラインとなっており、今まで問題なく借入をしていても年齢だけの理由で借入ができなくなってしまうのです。

もっとも、ほとんどの企業は定年退職後の従業員を雇用し続けるとはいえ、その最高年齢は70歳であることが多いようです。
65歳になれば年金が支給されすし、70歳になれば体力的に続かないだろうという理由で雇用を打ち切ることも少なくありません。

ただし、自営業の方であれば話は別であり、職種によっては80代でも現役で頑張っていらっしゃる方もいます。
一概に70歳になったら収入が途絶えるとも言い切れないのです。

何歳まで借りれるのか?

先ほど74歳という数字を挙げましたが、これは大手の話でありネットで調べるともっと高年齢でも借りることができる消費者金融は存在します。

最高では78歳という消費者金融もあるほどです。

例をあげると、ベルーナノーティスは78歳まで借りられます。
ベルーナノーティス

とはいえ、それは一つの条件であり78歳以下ならだれでも借りることができるという話ではありません。
収入がなければ借りることはできませんし、今までの借入実績によっては収入があっても借りることはできません。

要するに審査に通るかどうかという話ですが、審査基準の基本は年齢を問わず同じです。
むしろ契約を継続できる「残存期間」が短いため、同じ条件なら若い人より不利になるでしょう。

高齢者特有の借金の方法

とはいえ、高齢者の方は、若い方では事実上不可能な借入方法が可能です。
その一つの方法として「リバースモーゲージ」という方法があります。
これは、自宅を担保としてお金を借りる方法で、平均寿命と自宅の価値から毎月年金のように借りることが可能です。

返済資金は死亡した際に自宅を売却することで調達することとなり、事実上自宅売却と同じことになります。
子供が別居しているような場合、死亡後に自宅を遺しても相続時に売却するだけです。

それならば自宅を売却すればいいのですが、リバースモーゲージであれば、所有権は自分に留保されるため住み続けることができます。

ただし、予想外に長生きした場合のリスクは残ります。
また、80歳を超えると借入条件が不利になり、借りにくくなることが多いです。
さらなるリスクとして、リバースモーゲージは、自宅の担保価値が返済能力になるため、不動産市況の下落リスクも忘れてはいけません。
不確定要素が多いのです。
収入の有無を問わず借入ができる点は利点ですが、担保価値が下がれば返済能力が下がったと判断されます。
つまり、借入ができなくなるのです。
それどころか下手をすると担保価値が融資残高を下回り、返済を要求される場合もあります。

別の方法として、年金を担保にした借入も可能です。
年金証書を担保にして、お金を借りる方法は基本的に禁止されている貸付の方法ですが、公的機関が行う融資があります。
簡単に言えば年金を前貸しするようなものだと考えていただければわかりやすいかもしれません。

しかし、老後の生活は、病気等による緊急の資金繰りがあり得ます。
支払利息もありますから、あまりお勧めできる方法ではありません。
従来は年金受給額の全額が融資限度額として設定されていたにもかかわらず、現在では年金受給額の8割が上限とされています。
返済が苦しくなり生活保護を受けざるを得ない事態に陥るようなケースも生じたためです。

もともと年金は「収入」ではなく、決められたルールによって支給されるものです。
働くことによる勤労所得ではないので、使い尽くしたらそれでなくなってしまいます。
年金を担保にして借入をすることはできますが、返済の必要が生じると生活できなくなるのです。
本来老後の生活資金として支給されているはずの年金が、事情はどうあれ借金返済資金になったら生活資金はなくなり、無年金状態になるのです。

ネットで金融機関を探そう

とは言っても借入の必要が生じた場合はやむをえません。
ここまで述べたとおり、高齢者の借入手段は案外あるのです。
ネットで調べれば、高齢者が申込できる消費者金融の数は結構多いものです。
しかし、注意点として高齢者特有の借入方式として挙げたリバースモーゲージや年金担保の融資制度のように、自分の稼いだお金以外の収入を返済原資とする借入はやめたほうが賢明です。

いずれにせよ、借金をする以上は返済のことも考えた計画が必要である点は、高齢者の借入であっても同じ話です。
計画的な返済計画を立てて借入をすることが大切です。

参考記事:5万円の少額融資を成功させるため必要な話

高齢者がお金を借りるときに気をつけたいこと

このように高齢者の方であっても、その気になればお金を借りることができます。
しかし、収入の確実性という観点からすると、若い頃よりは返済ペースが鈍っていることは間違いないでしょう。
無理に借入をしても返済できなければ、誰かに迷惑をかけることになります。

また、老後資金を貯めていることが多い高齢者でも、働けるうちは働いて貯金をできるだけ使わないようにしているともあります。
このような場合、一時的な借入だからと中小規模の消費者金融に手を出してしまうこともありますが、返済が長期化すると大変です。

消費者金融の金利は年利18%程度と決して安いものではありません。
借りる金額にもよりますが、簡単に借りることができるため、安易に頼ってしまい気が付いた時には自分の収入だけで返済できず、大切な老後資金を取り崩して返済する羽目に陥ることもあるのです。
それなら最初から老後資金を計画的に利用していたほうが賢明だったと言えるのではないでしょうか。

無理をしないこと

高齢者が借入をする際に一番気を付けるべきことは「無理をしないこと」です。
子供や孫のためにプレゼントを準備したいという一心で、前後の見境なしに借入をしてしまう人は案外多いものです。
最近は、高齢者から子供世代に対する資産移動という名目で税制優遇策も多く設定されているため、子世代からの要求もあるようです。

しかし、支払できないものは支払できません。
どうしても援助しなければいけないのであれば別ですが、そうでなければ下手に援助をすることは自分の生活を破滅させかねません。
そこまでして援助をしてもらったり、プレゼントをしてもらったりしても、結局子世代が、経済的に親の面倒を見る羽目になったら何にもなりません。
かえって迷惑をかけるだけではないでしょうか。

そのため、基本的に高齢者が無理に借入をすることは避けるべきです。
また、自宅のバリやフリー改装などで、どうしても資金が必要であれば、返済計画を合わせて考えることが必要です。
このような場合、リバースモーゲージを利用する人も多いようですが、死亡時に一括返済というコースではなく、年金などで返済することが大切です。
自宅を担保に入れているから大丈夫だというものではなく、利息は積みあがりますので、要返済額は多くなるのです。
自分が死亡した後に子世代が途方に暮れるような事態は避けるべきではないでしょうか。

「年金担保」には近づかないこと

収入がない高齢者が借入をしたい場合、年金を担保にする借入は人気が高いです。
収入がなくても貸してくれるため安直に借りようと思ってしまうのです。

しかし、世の中そこまで甘くはありません。
年金担保という貸付は公的機関しか取り扱いができません。
現実には多くの業者が年金を担保にして融資をすると広告しています。
いうまでなく、その全てがヤミ金です。
中には詐欺まがいの業者もあります。

公的な制度である年金担保の貸付でも先ほど述べたとおりの問題が生じています。
これがヤミ金の融資であればどのような事態になるかはちょっと考えていただければわかるでしょう。
ヤミ金は年金証書を担保として取り上げることで、貸付金の返済を半ば強制します。
金利が高いので借りた金額以上の返済をしても完済などできません。

ヤミ金も最近は取り締まりが多くなったことと、一般の人が警戒するようになったことからターゲットを高齢者に変えています。
ヤミ金のターゲットにならないようにすることが大切です。
もし借りてしまった際には警察や弁護士などに相談をして対処すべきです。

子供に借金を引き継がないこと

高齢者が借金をする問題点は、子世代に借金を引き継いでしまうことです。
これは今まで挙げた単なる借入金だけではなく、資産とセットにしたような借入金も同様です。

具体例を挙げると、相続税対策でアパートと借入金を同時に相続することで税金対策をする場合です。
借金は相続をする際に「負の財産」として引き継がれます。
税金の計算をする際にはマイナスの効果があるため節税だといわれているのです。
そのメリットは相続税を支払えば終わりです。
借金も相続対象になる以上、返済義務も引き継ぐことになります。
とはいえ、アパート建設のために借りた資金は家賃で返済すればよく、返済計画はあまり考える必要がないともいわれます。

しかし、世の中そこまでうまくできておらず、落とし穴が待っています。
借金をすると、返済期間にわたって定額の返済が必要です。
アパート建設の際には「家賃見込額」として建設会社などからプレゼンがあるでしょうし、最初はその通りの家賃収入が入ります。
場合によってはもっと高い場合もあるでしょう。

年月が経つともにアパートは劣化します。
入居者の中には、同じ家賃なら新築アパートに引っ越したいと考える人もいるでしょう。
また、退去による空室を埋めるためには家賃のディスカウントも必要です。

このような悪循環に陥った原因は、「相続税対策」なのです。
子世代は、望む望まないに関わらずに引き継がれた借金を返済しづける義務が生じます。
家賃の推移によっては古アパートを売却する必要も生じますが、たいてい借入金のほうが多いのです。

借金は何も生みだしません。
自分の生きているうちに完済できない借金はしていけないのです。
消費者金融などの目に見える借金ばかりが危険なわけではありません。

まとめ

お金を借りたら返済しなければいけません。
高齢者の方の場合は、収入が少ない場合が多く、その返済が難しくなるケースが多いのです。
そのため、消費者金融に限らず、どの金融機関でも高齢者にお金を貸すことに対して慎重なのです。
しかし、高齢者であってもお金を借りる必要があれば、門戸が開かれていることも事実です。
悪徳業者の餌食にならないようにすることは必要ですが、ネットなどで地道に探せば、近くの中小消費者金融で貸してくれるケースがあるかもしれません。

ただし、高齢になれば、若いころに比べて収入が少なくて返済能力が下がっていることは自覚する必要があります。
万が一返済ができなくなると自分の子供などに迷惑がかかる可能性が高いため、その点には十分な配慮が必要でしょう。