本当に千円から借してくれるの?

カードローンでキャッシングしようと考えたとき、お金はいくらから借りれるのでしょうか?

ある金融会社が行った調査によると、キャッシングの平均利用額は1万円~5万円程度で、比較的少額の利用が多いということがわかりました。
800万や1000万などの、上限を気にする人は多いのですが、カードローンのキャッシングの上限は、実際には到達しない人のほうが大多数ではないでしょうか。

消費者金融などは総量規制により収入の1/3までしか借りることができず、銀行カードローンもそれにならって年収の1/3程度を上限の目安にしているところが多いのが現状です。
上限を気にする人は多いですが、下限はいったいどうなっているのでしょうか?

借入れ金額の下限は、1万円~となってるカードローン業者が多いようです。
しかし、「1,000円足りない…とにかく急ぎで1,000円で借りたい!」
そんなこともありますよね。

実際に1000円を借りようと思うと、年金利18%で月間約15円の金利がかかります。
利息が15円で済むのなら、借りてみようかな?と思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、初回限定の無利息期間があるカードローンで1,000円だけ借りるのは少しもったいないんです。
初回限定で、30日間無金利で借りることができるキャンペーンをしているローン業者で、一度1,000円を借りてしまうと、次に「10万円いますぐ必要!」となったときは、もう初回ではないのでキャンペーン対象外となってしまうのです。

三菱東京UFJ銀行

三菱東京UFJ銀行バンクイックは、ATMを利用する借り入れの場合1,000円単位で借りることができます。

三菱東京UFJ銀行バンクイックは、消費者金融系ではないにも関わらず、すぐに借りられるカードローンとしても知られています。
あまり積極的に審査をしたがらない銀行系カードローンの中でも、消費者金融と同じぐらいのスピーディさで、審査を行ってくれるのです。

バンクイックで1,000円を借りる場合、まずは通常通り申し込みを行います。
1,000円だから。といって特別な方法はありません。

バンクイックは審査が早いので即日キャッシングが可能ですが、即日キャッシングの場合は、三菱東京UFJ銀行に口座を持っていることが条件で、その口座への振込みによるキャッシングになるので、1万円単位の借入れになります。
ローンカードを受け取り、カードでのキャッシングを行う場合のみ1,000円単位で借り入れることができるのです。

バンクイックは、三菱東京UFJ銀行のATMだけでなく、コンビニATMの手数料も無料なのもポイントです。
「1,000円借りた利息より、ATM利用料のほうが高かった」なんてことになりかねないですから。

●三菱東京UFJ銀行「バンクイック」についてはこちら

プロミス

プロミスでも1,000円単位で借りることができますが、注意が必要です。

プロミスの利用ができるATMは、

  • プロミスATM
  • ローソンATM
  • セブン銀行
  • 三井住友銀行

です。

しかし、このうち1,000円単位で利用できるのは、プロミスのATMと三井住友銀行のATMだけなのです。
しかもこの2社のATMに限り、借り入れ時の利用手数料も無料です。

プロミスには、30日間無利息キャッシングがあります。

このサービスが適用になれば、30日間無利息になるのですが、1,000円だとたった15円しかお得にはならないので、せっかくならもう少し借りておきたいですよね。
※サービスの適用には、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

もちろんだからといって30日以内に返さなければ、それから先の利息を払わないといけなくなるので、必要もないのに借りる必要はありません。

●プロミスについてはこちら

アイフル

基本的に消費者金融も銀行カードローンも、1万円単位での貸し付けを基本にしています。

しかし、1万円だとちょっと多い、ということもありますよね。
あまり多めに借りるのは避けたいというニーズに答えて、アイフルでは1,000円から借り入れできるようになっています。

1,000円だと、アイフル側の事務手数料のほうがかかるような気がしますが、1000円でも利用のハードルを下げて、繰り返し使ってもらうことでアイフル側の利益になるのです。
1万円だとちょっと多いと言う人も、1000円単位で今必要な金額だけ借りることができるのはありがたいですよね。

また、アイフルはコンビニで借り入れできるのが嬉しいところです。
提携先も非常に多く、セブン銀行、イオン銀行、三菱東京UFJ銀行、西日本シティ銀行、ローソンATM、E-net(ファミリーマート、サークルKサンクス、ポプラ、デイリーヤマザキ、スリーエフなど)で利用出来ます。

ただ、アイフル専用のATMてあれば手数料は無料なのですが、これらの提携ATMを利用した場合、1回1万円以下で一律108円の手数料がかかってしまいます。(1万円以上は一律216円)
1,000円を何度も借りるくらいなら、一度にまとめて1万円借りたほうがお得かもしれませんね。

●アイフルについてはこちら

まとめ

三菱東京UFJ銀行、プロミス、アイフルなどをうまく利用すれば、1,000円から借り入れることも可能です。

大抵のカードローンは1万円からなので、使いすぎてしまうのが不安な人は今必要な分だけ、1,000円から借り入れできるカードローンがあるというのはうれしいですね。
1,000円を年利率18%と借りた場合、1ヶ月後に返すお金は約1,015円です。
5,000円借りたとしても約5,074円と、支払う利息は1ヶ月たった74円なんです。

利息は1,000円で約15円、5,000円でもたった74円ほどなのに、ATM利用手数料に108円かけるのはもったいない気がしますよね。
生活圏内に手数料無料で返済できるATMがあるかどうかも、1,000円単位でのお金を借りる際には重要なチェックポイントとなります。

また、決められた期日内に返済を行うことも大事です。
1,000円ですと全額一度に返済することになりますが、前回の借り入れもある人は、最低返済額を必ずチェックし、延滞のないよう返済していきましょう。
そうでないと例え1,000円でも追加で借り入れることができなくなってしまいます。

「返済のためにまた借り入れる」という悪循環に陥ることのないよう、返済の見込みが今立っていない人は、どうせなら1万円借りておこう!ではなく、必要な分だけ借り入れるようにするのが大事です。

1,000円単位で借り入れることができるローンカードは、返済計画を立てやすいカードともいえるでしょう。