「自家用車を買い替えたいけど、現金一括で買えるような貯金もないし、銀行などの金融機関でローンを組むとなると審査に通るか心配…」という方が多いのではないでしょうか?
そこで、自家用車(新車・中古車)を買う際に、
- ローン審査が厳しくない
- 比較的金利が安い
安心して借りれるイオン銀行自動車ローンについてまとめました。
この記事に書いてあること
ローン内容
イオン銀行のマイカーローンの正式名称は、「イオン銀行自動車ローン・イオンアシストプラン」といいます。
イオン銀行のローンには、
- フリーローン
- 目的型ローン
と大きく分けて2種類あり、「イオン銀行自動車ローン・イオンアシストプラン」は、目的型ローンに分類されます。
目的型ローンには定番の自動車ローンのほかにも、住宅ローン、ペットローン、サブカルローン、デンタルローンなどユニークなローン商品が充実しているんですよ。
利用できる人
- 日本国内に居住している人(外国籍の方については永住許可を受けている人)、契約時の年齢が満20歳以上、満60歳未満の人
- イオン銀行に普通預金口座を持っている人(ローン申込み時に、イオン銀行口座開設の申込みでも可)
- 安定かつ継続した収入の見込める人
※ 原則、前年度税込年収が200万円以上の人
※ 年金受給者、学生、無職(専業主婦(夫))の方は利用不可
金利、上限金額
イオン銀行自動車ローンの金利、上限金額等については、
- 借入金額:30万円以上700万円以内(10万円単位)
- 借入期間:1年以上8年以内(1年単位)
- 金利:固定金利 年3.8%~年8.8%
※融資金利は審査の結果により決定 - 借入方法:申込者名義のイオン銀行の口座へ入金
- 手数料:事務手数料として契約1件につき2,700円
- 返済方法:毎月元利均等返済
- 借入金額の50%を上限として6ヶ月ごとの増額返済も可
- 毎月の返済はイオン銀行の申込者名義の指定預金口座から自動引き落とし
- 返済日は毎月27日(返済日が土・日・祝日の場合はその翌日)
- 遅延損害金:年14.6%(約定返済日の翌日から計算)
- 担保・保証人:不要(オリックス・クレジット株式会社が保証)
基本的に目的型ローンは、使途が限定されている代わりにフリーローンよりも上限金利が低く設定されているというのが特徴の一つです(フリーローン金利:年3.8~13.5%)。
このイオン自動車ローンは、購入予定の自動車の見積もり書等が不要で、実質、金利が格安なフリーローンといえるもので、かなりお得なのです。
つまり、審査(申込者の年収などの属性)によって貸付金利が変わりますが、もっとも低い年3.8%でローンを組むことができれば最安レベルのフリーローンとなり、かなりお得に資金を調達することができるということですね。
金利は一部の地方銀行やJAバンクのマイカーローンの1%台のものと比べるとかなり高いですが、その代わりローン審査は都市銀行、地方銀行、JAバンク等と比べるとかなり緩いと言われています。
基本的に、各種ローンの貸付金利は審査の難易度が高いほど金利が低く、審査の難易度が低くければ低いほど金利が高く設定されます。
つまり、審査時に厳しく審査をすることにより、貸し倒れのリスクの低い顧客にのみにお金を貸し出す代わりに金利が低くなっているということです。
ローン審査に自信のない方の場合、いくら低金利とはいえ審査を通過しなければ、まったく意味のない話となりますので、高い金利でも審査のハードルが低いところで借りるという判断も必要となります。
借入金額も30万円から700万円と中古車を購入するには十分ですし、新車の購入でも十分対応できる金額です。
返済期間も最大8年と毎月の返済金額をできるだけ少なく抑えたいという方には助かりますね。
審査の緩さではなく低金利を希望であれば、住信SBIネット銀行がおすすめです。
ただし、返済期間が長くなるということは、支払う金利の総額も高くなるので、注意が必要です。
ちなみに、イオン銀行の各種ローンのWebページには、事前に詳細な計算ができる返済額シミュレーションができますので、不安な方は事前にやってみることをおすすめします。
100万円を年5.0%の金利にて5年間60回で返済した場合
審査難易度
イオン銀行自動車ローンの難易度は決して高くなく、都市銀行・地方銀行・JAバンクなどと比べるとかなりローン審査の難易度は低いと言えます。
しかし、ローン審査に自信のない方や不安な方の場合、万一の審査落ちも想定しなければいけません。
イオン銀行自動車ローン(その他各種目的型ローンも含む)は、万一審査落ちとなっても、引き続きさらに審査の難易度が低い「フリーローン」での審査が自動で行われ審査通過となるケースが多いようです。
ある意味、敗者復活戦に回るといった感じですね。
ただし、このフリーローンは、自動車ローンと比べて下限の金利は年3.8%と同じですが、上限金利が年13.5%と5.0%も高く設定されています。
イオン銀行自動車ローンの審査通過条件をWeb上から集めてみました。
- 年収200万円以上(他社借入0件が望ましい)
- 審査の時点で、いわゆる金融ブラックでないこと
- 多重申込者(1ヶ月に3件以上ローンを申し込んだ人)は厳しい
- 借入件数が2件以上(年収等、返済能力によっては審査通過の可能性あり)あると厳しい
- キャッシング、カードローンなどの返済残高が多く残っていると厳しい
- クレジットカードや他社ローンなどの遅延が複数回あると厳しい
他の手段(カードローンや他社ローン)と比べたメリット、デメリット
次にイオン銀行の自動車ローンを他の借入方法と比べた時のメリット、デメリットを見ていきましょう。
メリット
- 都市銀行・地方銀行・JAバンク等と比べるとローン審査が緩い
- 保証人、担保不要(オリックス・クレジット株式会社が保証)
- 自動車ローンでありながら、購入予定の自動車の見積書が不要
- 希望限度額が300万円以下なら、源泉徴収票などの収入証明書の提出が不要である場合が多い
- 自動車ローンの審査落ちをした場合、自動でフリーローンの審査をしてもらえる
- 全額、一部繰り上げ返済が可能(家計に余裕が出てきたら繰り上げ返済を行うことで金利を節約することが可能)
- 繰り上げ返済時の手数料無料
- JAバンク等の自動車ローンと比べると金利が高いが、カードローンと比べると金利はかなり低い
デメリット
- 都市銀行・地方銀行・JAバンク等と比べると金利が高い
- イオン銀行の銀行口座を持っていない人は新規で作る必要がある(クレジットカード一体型のイオンカードセレクトがオススメ)
- ローン審査時に勤務先へ在籍確認の電話がほぼある
- 基本の返済方法が選べない(本人名義のイオン銀行から口座引き落としのみ)
- 他社にはない事務手数料2,700円/件という根拠がよくわからない費用負担が最初に必要
どんな人におすすめか?
では、イオン銀行の自動車ローンはどんな人におすすめの自動車ローンなのでしょうか?
- 都市銀行・地方銀行・JAバンク等のローン(低金利ローン)審査に通りそうにない人、実際に審査落ちした人
- 最寄りにイオンの店舗があり、いつもイオンを利用している人
- 他社カードローンなど高利(年10.0%以上)で借りており、借入金の借り換えにより金利分を節約したい人
- 自動車本体ではなく、カーナビやオーディオなど高額部品の購入、自家用車の大がかりな(高額な)修理代金の捻出に困っている人
- 源泉徴収票などの年収証明書をローン審査時に提出したくない人
まとめ
実際に、この手のローンを申し込んで審査に通過した場合、設定金利の最低金利で融資してもらえることは、ほぼありません。
よって、今回のイオン銀行自動車ローンについても、年3.8%~年8.8%の金利設定ですが、ローン審査を通過できたとしても最高値である年8.8%で借りるつもりで考えておいたほうが無難です。
都市銀行・地方銀行・JAバンク(特にJAバンク)は年1%台~年2%台という強烈な低金利で自動車ローンを組むことが可能なので、こういったところ(ローン審査の難易度が高い金融機関)で自動車ローンの審査を通過することができるという自信がある方や過去に借入れ実績のある方には、そういったところのローンを組むべきです。
イオン銀行自動車ローンは、ローン審査が緩く、通常必要である各種証明書類などが不要で、気軽にWeb上から365日24時間いつでもローンの申し込みができ、しかも全国にリアル店舗がある有名なイオングループが運営しているという安心感が大きなメリットです。
年10.0%以上の他社ローンの借り換えによる金利分の節約にも十分対応できる、使い勝手のより自動車ローンですので、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか?