
こんにちは
過去にローンを組みまくった経験のある十文字くんです。
今回は、高還元率クレジットカードや幅広い各種ローン商品で有名なジャックスのオートローンについて詳しくご紹介していきます。
ジャックスオートローンの一番の特徴は、ローン審査の緩さと審査の早さです。
以前、ジャックスのクレジットカードの記事でもお伝えしたことがありますが、クレジットカードの中でも信販系カードは入会審査が緩いという特徴を持っています。
今回のオートローンについても同様で、銀行等の金融機関のローン審査と比べるとかなり緩いと言えるでしょう。
実際に他社オートローンに審査落ちした方でも、ジャックスのオートローンの審査に通過できたという話をよく耳にします。(詳しくは後述します)
ジャックスのオートローンは、いわゆる「立替払い型オートローン」です。
これは、お客である利用者がローン審査に通過し契約が成立すると数日以内に、ジャックスのオートローン加盟店へジャックスが代金を一括で支払います。
利用者は毎月分割払いで、代金をジャックスへ支払うというタイプのものです。
ジャックスのオートローンの仕組みについて、詳しくは下図の通りです。
ジャックスのオートローンの申込から契約までの具体的な流れは、
店頭でジャックスのオートローンの申込書類を記入する
ジャックスの契約店舗を仲介として、直接ジャックスへ融資の申込をする。
基本的に収入証明書などの特別な書類を用意する必要はなく、申込書を提出(申込者→ジャックス加盟店→FAXにてジャックスへ提出)
早ければFAX送信後の数時間後に審査の結果がわかり、銀行ローンなどと比べると本当に審査が早いです。
この記事に書いてあること
ローン内容
ジャックスのオートローンは、こちらの2種類です。
- ネオ・バリアぶるβ(従来型オートローン+支払い方法など柔軟性を向上させたもの)
- 据置オートローン(残価設定型オートローン)
ネオ・バリアぶるβ
こちらは基本的には従来型のオートローンとなります。
ローン契約後の支払い方法に非常に高い柔軟性があります。
たとえば、
- 将来、ローン申し込み時よりも生活に余裕が出た場合返済のペースを早める
- あるタイミングで残金一括返済する
- 将来、生活が苦しくなった場合は、ローン期間を延長し月々の返済額を小さくする
という利用者側の都合での変更ができ、かつ選択肢も多いのです。
ネオ・バリの支払い方法をまとめると、
- 毎月一定額の分割払い(通常のオートローンのタイプ)
- ステップアッププラン(初期の毎月の支払い額を抑えて、後半にいくに従い毎月の支払額が増えていくという支払い方法)
- ステップダウンプラン(初期の毎月の支払額を多めにして、後半にいくに従い毎月の支払額が減っていく支払い方法)
- 一部繰り上げ返済(臨時収入などの一時金をオートローンの返済に充てローン返済期間を短縮できる)
- スキップ返済(元金据置返済・急な出費によりお金に困った時に、金利相当分のみの支払いにより、1ヶ月分の支払いをスキップできるというもので滞納を回避できる、その代わりスキップした分だけローン期間は長くなり金利の総額も当初より高くなる)
- 延長支払い(ローン契約当初と状況が代わり毎月の支払い金額を減額したい場合、支払い回数を増やしローン期間の延長ができる。支払い開始から新車の場合最大120回、中古車の場合最大96回まで延長可、その代わり、ローン期間が長くなるため金利の総額も当初より高くなる)
- 残価据え置きプラン(後述する据え置き型ローンとほぼ同じで、予想される将来の車両価値分の価格を据え置くことで、月々の支払い金額を抑えることができワンランク上の車を購入することができる、据え置き分の支払い方法の変更も可能)
ローン契約後もさまざまな変更が可能ですので、自動車の返済期間中にあたる数年以内の近い将来に不安がある方にオススメです。
据え置き型ローン
これは、よく新車販売を行う自動車ディーラー(トヨタ系のトヨペット店やホンダ系のホンダカーズなどといった販売店)で推進している残クレなどと呼ばれている残価設定型ローンとまったく同じものです。
たとえば総額150万円の中古車を購入し、3年後のその中古車の価値を50万円と設定されたとします。
その場合、残りの部分の100万円を3年間36回の分割払いで支払うローン商品です。
ジャックスオートローン据え置き型ローンの場合は、分割回数1~36回までの最大3年間でのローンです。
36回の支払いが終わり37回目の時点で
- 当初設定した残価で車両の売却(事故やキズなどの理由で残価が目減りするリスクあり)
- 残金一括払いで完全精算
- 残金分を再度ジャックスのオートローンで組みなおしローンの継続
の3つから据え置いた金額分の精算方法が選択できます。
ジャックスのオートローンの金利、上限金額
ジャックスのオートローンは、以前、ジャックス・パーソナルオートローンと呼ばれていた時があります。
この当時は金利・上限金額など、すべて公表されていましたが、現在では、中古車販売店などのジャックスの加盟店経由でなければ申込すらできない状況です。
金利・上限金額に関しても、加盟店により異なりますので、ジャックスのオートローンが気になる方は、ジャックスのオートローンの取り扱いがある販売店へ直接確認されることをオススメします。
とはいえ金利・上限金額などは、だいたいの相場というものがあるはずなので調べてみると、
- 金利:3.9%(固定金利)
- 上限金額:最大500万円
という傾向があるようです。
この金利と上限金額については、従来のジャックス・パーソナルオートローン時代のものと同じ数値となっています。
銀行やJAバンクのオートローンと比べると高い金利ですが、他の信販系のオートローンと比べるとかなり金利が低いといえるでしょう。
ですので、銀行などのオートローン審査に自信のない方には、ジャックスのオートローンはオススメです。
審査難易度
銀行などの金融機関などと比べると、ローン審査のハードルはハッキリ言ってかなり低いです。
ジャックスのオートローンの審査が緩いことには理由があります。
実際にジャックスのオートローンを利用して自動車を購入すると、ローン完済までの期間、その自動車の所有権はジャックスになるんですね。(車検証の所有者表記がジャックス株式会社となるということ)
つまりジャックスは、ローンという形で利用者にお金を貸した代わりに、利用者が購入した自動車を担保とするためローン審査が緩いという仕組みなのです。
もちろんローンを完済した後は、自動車の所有権を解除し自動車の所有者を自分の名義にすることはできます。
ですが事務手続きを、ジャックスが行うことはありません。(必要書類は郵送のやり取りで準備してもらえます)
下記のどちらかでの手続きが必要なので、注意しましょう。
- 利用者が自分で最寄りの陸運事務局へあしを運んで行う
- 司法書士や自動車販売店に有料で依頼をして代行手続きを行ってもらう
他の手段(カードローンや他社ローン)と比べたメリット、デメリット
メリット
- ローン審査が緩い
- 審査が早い(結果もほとんどの場合、申込当日にわかる)
- 年収証明書などの証明書類が原則不要(ローン金額が高額となる場合、年収証明書等の提出を求められるケースもある)
- ローン開始後も利用者側の都合によりさまざまな支払い方法の変更ができる
- 信販系の中では金利が低い
- 中古車でも残価設定型ローンがある
デメリット
- 金利と上限金額が非公表で加盟店や地域によって異なり不親切
- ジャックスのオートローンの加盟店でなければ利用できない
- ローンを組むと必ず自動車の所有権をジャックスに取られる
- ローン完済後の所有権解除の手続きは自分(もしくは代理人)がやる必要がある
- 特定の銀行、JAバンクと比べると金利が高い
まとめ
- 銀行、JAバンクなど金利が低くローン審査が厳しいところに審査落ちした人、ローン審査に自信のない人
- 年収証明書等を提出したくない人
- ローン審査の結果を早く知りたい人
- ローン審査に自信がないけれど、金利はできるだけ低くオートローンを組みたい人
まとめると、ジャックスオートローンはこのような人にオススメです。
とくに数年後の近い将来が、どうなっているのか予想しづらい世の中となってきていますので、今現在はお金に余裕があっても将来リストラにあう、あるいは転職により収入が落ちてしまうというリスクはつきものです。
そういう意味においても、ジャックスのオートローンは、ローン開始後でも支払い期間を延長できます。
また1ヶ月だけ支払いをスキップできるなど柔軟性は抜群ですし、信販系オートローンの中では金利が低く審査も緩いので、オススメですよ。