金利の関係から、どうしてもろうきん教育ローンを利用したいという方は多いです。
しかしながら、インターネットなどの情報を見ても、なかなか審査に通過できず利用できない!という声も見られます。

審査に通過したいのであれば、ただやみくもに、ろうきん教育ローンに申し込むのではなく、事業内容や審査内容や対象者などについて具体的に知った方が良いでしょう。




ろうきん教育ローンとは

『ろうきん』という組織が、どのようなサービスを提供しているかご存知でしょうか?
また、銀行などの金融機関とどのように違うのでしょうか?

ろうきんは、労働組合や生協などで働く仲間が、お互いを助け合って生きていくために資金を捻出してつくられました。
そのため、協同組織の金融機関となっています。

ろうきんは、環境・福祉・経済および文化と関連する行動を促進し、人々が喜びを感じることができるような社会を実現することを目的として運営されています。

完全な営利目的として運営されていない

このような組織が存在していると、多くの方が営利目的なのではと感じるかもしれません。
ろうきんは、完全な営利目的として運営されている組織ではありません。

このような説明をすると、「全く利益を得てないの?」という質問が出ると思います。
しかしながら、ろうきんという組織も、良いサービスを提供し続けるために一定の利益が必要です。

だからといって、一般的な銀行組織のようにそれなりの金利を提示し、営利目的として運営されているわけではありません。
あくまでも、働く仲間を支援することを目的としており、その目的に必要な利益を小額ながら得ているということです。

関連記事:ろうきんカードローンの審査や返済額まとめ

ろうきんダイレクトが便利

なぜ多くの方が、ろうきんの審査に通りたいと思うのでしょうか。

金利などは違いますが同様のサービスであれば、一般的な銀行でも利用可能だと思います。
それでも多くの方は、ろうきんのサービスを希望します。
様々な魅力的なサービスがあるのですが、その中でもろうきんダイレクトが便利です。

主婦の方であれば、毎日忙しいですので、振り込みのために外出したくないと思います。
そのような方にお勧めできるサービスが「ろうきんダイレクト」です。
便利な要点をまとめれば下記に記載する通りです。

  • 時間を気にすることなく利用できる
  • 携帯電話やパソコンやスマートフォンなど、端末を気にすることなく利用できる
  • セキリティに関しても、安心して利用できる
  • 窓口を利用する場合と比べると、振り込み手数料がお得になる
  • キャッシュカードが発行されている普通預金口座があれば、誰でも利用できる

ろうきん教育ローンは誰でも利用できるの?

ろうきんを利用する際ですが、申込み対象者などはいるのでしょうか。
実際に申込み対象者となる人を調査してみました。

  • (ろうきんに出資が存在する)生協組合員および同一生計家族
  • (ろうきん加入の)団体会員の構成員
  • 一般勤労者
  • 年金受給者
  • 勤め先もしくは自宅がそのろうきんの管理する地域にある人

※ただし、ろうきんは全国13機関ありますので、どこの地域でも同じではありません

ろうきんを利用できる人が、どのような人かなんとなくイメージできたと思います。
もし、ろうきんを利用したいと考えるのであれば個人会員になることが要求されます。

ろうきん教育ローンの審査内容

これから、ろうきんの審査で確認される項目について簡単に記載していきます。
審査基準となる項目ですので、自分がどのようなことに該当するのか確認しておくと良いでしょう。

  • 契約者が未成年ではないこと
  • すべての決済が完了時に満71歳未満であること
  • 前年度の税込み年収が150万円以上の安定した収入が存在すること
  • 居住年数が1年以上存在すること
  • 勤め先や自宅が該当する地域に存在すること
  • 居住年数が1年以上存在すること

1つでも何かしらのことで問題点があれば、審査に通過することが難しくなってしまいます。
もし、事前に改善できるところがあれば、改善しておくことで審査に通過しやすくなります。

ろうきんの審査期間を少しでも短くしたい方へ

このようなサービスを受けるためには、一定の審査期間を待たなければいけません。
少しでも審査期間を短くしたいという場合は、ろうきんのインターネット上のWebサイトで必要書類を確認しておくことが大切です。

また、自宅のインターネットを通して、必要書類など提出することが可能であれば、事前に済ませておきましょう。
申込み内容によっては、オンライン上で仮審査を行うことが可能ですので、少しでも審査期間を短縮できます。

そもそもですが、審査申込みから審査完了までに、どれほどの期間が必要かご存知でしょうか?

ろうきんの審査が完了するまでには、4週間程度必要です。
融資してほしいからと、何も準備せずに進めていくと4週間以上かかる可能性もありますので、審査を1日でも早く通過したいのであれば、オンラインを利用した事前準備と事前審査が欠かせません。

ろうきん教育ローンの金利

ろうきんの公式ページを見れば、金利に関する詳細が明確に記載されていますが、ここでは要点だけをまとめて説明していきたいと思います。

教育ローン(カード型)

教育ローン(カード型)は、授業料や入学金だけでなく、入学する際のアパート・下宿に必要な入居費など、幅広く利用することが可能です。
また、海外留学を希望する者であれば、海外旅行費用として利用することができます。

すでに説明しているため問題ないとは思いますが、教育ローン(カード型)を利用するためには、団体会員または生協会員のみの限定された取扱となっています。

団体会員の構成員の方の金利

変動金利 年2.900%

生協会員の組合員および同一生計家族の方

変動金利 年3.180%

教育ローン(証書貸付型)

教育ローンは、インターネット銀行が利用できるため繰上返済手数料無料で利用できます。
また窓口で利用したとしても、インターネットと同様に繰上返済手数料が無料となります。

さらに教育関連資金に利用できるため、入学金・授業料は当然のことながら、学校で必要な用品の購入代金や受験料や入学費用など、様々なことに利用できます。

固定金利(10年以内で借入)

  • 団体会員の構成員…年2.400%
  • 生協会員の組合員および同一生計家族…年2.600%
  • 上記以外の一般の勤労者…年3.400%

まとめ

ろうきんは、決して簡単に利用できる金融機関ではありません。

金利を見て分かるように多くの方が、審査申込みを希望されています。
公務員の方でも住宅ローン費用として審査申込みを行うと、審査に落とされてしまうほど審査通過が難しいのです。
そのため、例え審査に通過できなかったとしても、気を落とさないでいただきたいと思います。

審査情報に虚偽を記載したり、ある項目を記入し忘れたりすると審査に通過できませんので、事前準備と書類内容の徹底した確認が審査を通過するための最大のポイントとなるでしょう。