- たんぎんカードローンスピードポケットプラスは口座振替タイプとATM返済タイプ(口座なしタイプ)の2種類
- どちらも専業主婦申し込み可能
- 口座なしタイプなら来店不要で手続き可能
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 保証人 | 総量規制 | 職場連絡 |
---|---|---|---|---|---|
3.9%~13.8% | 10万~300万円 | 最短即日回答 | 無し | 対象外 | – |
遅延利率 | 申込資格 | 返済システム | 来店必要の有無 | ||
– | 20歳~69歳 | 残高スライド方式 | Web完結も可能 |
この記事に書いてあること
但馬銀行について
兵庫県北部の豊岡市を本店とする但馬銀行は、周辺の丹波地域における市町村の指定金融機関を引き受けている地域密着型の銀行です。
また兵庫南部の神戸市・姫路市への進出も積極的に展開しており、兵庫県を代表する有力地銀としての地位を維持しています。
そんな但馬銀行は銀行系カードローンとしては珍しい、口座なしでも利用可能なタイプのカードローンを提供しているのです。
但馬銀行カードローンの特徴は、口座がある人とない人で商品を分けている点と言えます。
では、どんな違いがあるのでしょうか。
サービス、概要
但馬銀行のカードローンは、口座を持つ人や口座開設を予定している人を対象にした「口座ありタイプ」と口座を持つ予定のない人向けの「口座なしタイプ」があります。
双方ともに最低金利は2.9%と低く、最高限度額に差がついているのです。
また、双方ともに専業主婦の方も利用できます。
これらの他に、既に但馬銀行を利用している人に対し、キャッシュカードを利用したWEB完結タイプのカードローンも提供しています。
WEB申込専用なので、店舗に行く必要はありません。
ローンカードがなく、家族などに内緒でカードローンを利用したい人には最適です。
このタイプのカードローンも専業主婦の方が利用できます。
いくらまでなら借りられるの?
最初に述べた「口座ありタイプ」は、最高800万円までの借入が可能で、「口座なしタイプ」は最高300万円までの借入が可能です。
WEB完結タイプも最高限度額は300万円となっています。
ただし、専業主婦・パート・アルバイトの方は最高限度額が30万円です。
もっとも、これらの数字は「最高」の金額であり、契約者によって融資限度額が違うことは言うまでありません。
実際の融資限度額は、銀行系カードローンの場合、年収の4分の1から半分と言われています。
融資限度額を高くできる信用力の高い人に対しては、年収の半分程度を与信枠として設定し、そこから既存のローン借入残高を引くことで融資限度額が決定され、年収が低い人に対しては、年収の4分の1が与信枠とされているようです。
この数字だけを見ると、消費者金融の3分の1より少ないじゃないかと言われるかもしれません。
しかし、消費者金融も最初に申込をした一見客に対し、いきなり年収の3分の1という融資限度額を設定することはありません。
最初は「恐る恐る」という感じで融資を始め、利用と返済を繰り返すことで信用してもらう事ができます。
但馬銀行のカードローンも話は同じです。
10万円借りたいのだけど利息はいくら?
但馬銀行カードローンは、WEB完結タイプは年利3.9%から13.8%、他のカードローンは年利2.9%から14.5%です。
ちなみにカードローンの返済方法は、あらかじめ決められた「約定返済額」という最低限の返済額を返済する方法が一般的になります。
但馬銀行のカードローンは、どれも約定返済額が最低でも1万円です。
10万円を借りて、1万円ずつ返済すると、11か月かかります。
約定返済額の中から利息を控除する計算になりますから、利率が低いほうが最後の支払額が引くなるわけです。
ちなみに年利13.8%で契約を結んだ人が10万円借りて、約定返済だけで完済すると利息の支払額は合計で6,850円となります。
単純計算で月に570円程度です。
年利14.5%の場合は、利息が7,227円となります。
これに対し、利率が低くなると当然利息支払額も低くなります。
800万円の限度額を設定された人が10万円借りても、利率が高くなることはありません。
年利2.9%の場合は、利息は1,347円と非常に低くなります。
年利3.9%の場合も、利息は1,823円と先ほどの金額とは比較にならないほどの低金利です。
来店、WEBからどちらがいい?
但馬銀行カードローンは、どのタイプでもWEB申込が可能です。
また、WEB完結タイプは別として、他のタイプは店頭でも申込ができます。
但馬銀行に口座がある人については、WEB経由の申込がお勧めです。
なぜなら、WEB完結ではない「口座ありタイプ」の場合は、ローンカードが届く前に但馬銀行の口座に融資資金を振り込んでもらえますし、WEB完結であれば審査が終わったらキャッシュカードがすぐにローンカードに早変わりするためです。
即日融資を宣伝していないところを見ると、手続や事務上の理由で対応できない場合があるのでしょう。
しかし、スピーディーに申込を済ませたいという事であればWEB申込が有利と言えます。
但馬銀行には「口座なしタイプ」のように、口座なしでもカードローンの申込や利用ができるため、店頭で口座を作ってからカードローンの申込をするという必要性がありません。
そのため、あえて店頭で申込をするメリットは多くありません。
どのカードローンもWEB経由での申込ができるため、WEB経由の申込をお勧めします。
申込み方法、審査機関は?
但馬銀行カードローンは、このようにWEB申込が前提になっています。
WEB申込をすると、すぐに信用情報機関への信用照会を行い、そのデータと申込書をマッチングさせて審査をしているのです。
但馬銀行の場合、WEB完結のカードローンは別として、他の2つカードローンでは午後3時までの申込であれば、即日回答をしています。
なお、申込にあたり身分確認のための運転免許証などが必要ですが、源泉徴収票などの所得証明書類は融資限度額が300万円までならいりません。
ただし、WEB完結のカードローンは別として、正式な契約は郵送か店舗への来店が必要になります。
また、WEB完結の場合は、身分確認などWEBから運転免許証などをアップロードする形で対応しているため、契約のために郵送物の授受はありません。
審査結果が即日連絡されるとは限りません。
審査はWEB完結ではない「口座なしタイプ」は、SMBCコンシューマーファイナンス、つまりプロミスが審査をしています。
「口座ありタイプ」のうち、「口座なしタイプ」と同じ性格を持つ「たんぎんカードローン スピードポケットプラス」も同様にプロミスが審査をしています。
「口座ありタイプ」のカードローンは、仮審査の結果、信用力により「たんぎんカードローンSTORK」を提案されることがあります。
こちらの審査はオリコが担当です。
即日キャッシングは可能か?
但馬銀行カードローンは、即日キャッシングについての記載がありません。
WEB完結以外のカードローンは仮審査後に契約手続が必要なので、即日キャッシングは不可能です。
では、WEB完結はどうでしょうか。
WEB完結タイプのカードローンは、契約手続は但馬銀行からの電話確認で終わりますし、その後すぐにキャッシュカードで借入が可能です。
そのため即日キャッシングが出るのではないかと思われますが、即日融資の表示がないため難しいと思われます。
WEB完結の宣伝にも、このローンを勧める対象者として「すぐに借入しないが急な出費に備えたい方」と表記されています。
つまり、急いでいる人には対応できませんと表示しているのです。
自動契約機について
但馬銀行には自動契約機がありません。
どのカードローンがベストか?
但馬銀行カードローンは、大別して3種類のカードローンがあります。
さきほど説明した口座の有無とWEB完結による3種類です。
しかし、商品名も3種類あり、しかもその分類が口座の有無などとは関連性がないので厄介です。
たんぎんカードローンスピードポケットプラス
但馬銀行に口座を持つ人にとって使い勝手がいいと思われるのがこのカードローンです。
自動貸越機能がついているため、クレジットカードなどの決済日に残高不足になっても自動融資をしてくれます。
クレジットカードの残高不足が起きると、後で信販会社名義の口座に振込をしなければいけません。
それだけではなく、信用情報にも支払遅延の情報が記録されるため、将来に金融機関の審査を受ける際に障害となります。
そのような不都合を防止する効果があるので頼もしいカードローンと言えるでしょう。
先ほど「口座ありタイプ」の融資限度額の最大額が800万円という話をしましたが、このカードローンのことです。
800万円の限度額をゲットできるかどうかはともかく、自分の信用を極限まで活用して有利なカードローンを使ってみたいという人にはお勧めです。
但馬銀行にはマイカーローンなどの目的ローンがあるため、金利面では不利ですが、自動車などの高額の買い物をする際にも、いちいち但馬銀行の審査を受けるのが面倒だという人にはお勧めと言えます。
カードローンなので繰上返済も自由自在です。
このカードローンに限りませんが、カードローンを上手に使いこなす人は、必ず繰上返済をこまめにしています。
それにより、残高が低レベル、又はゼロに維持されており、結果として必要な際にいつでも利用できますし、残高を低く抑えているため絶対的な利息の金額は少なくなるのです。
カードローンを計画的に使い、使い倒そうという人に向いています。
ただし、残高管理が上手にできない人にはお勧めできません。
利用可能額が大きくなるため、気が付いた時には返済が難しいほどの金額になる危険性があるためです。
ちなみに但馬銀行に口座を持つ人も持たない人も利用できます。
両者の違いは融資限度額だけです。
たんぎんカードローン(WEB完結型)
但馬銀行に口座を持つ人の中には、家族などにカードローンの存在を絶対知られたくないという人も少なくないでしょう。
また、専業主婦の方も、旦那さんの給料日前にちょっとした買い物をしたい時があるはずです。
そんな人たちにこのカードローンはお勧めです。
ローンカードがなく、キャッシュカードでキャッシングするわけですから、家族にバレる心配はありません。
また、但馬銀行を給与振込銀行としているパートやアルバイトの主婦の方であれば、気になる在籍確認の電話も省略してもらえる可能性が高いです。
カードローン自体の商品内容は、先ほど述べた「たんぎんカードローンスピードポケットプラス」と同じです。
当座貸越機能などがついていますから、但馬銀行に口座を持つ人には使い勝手がいいと言えます。
WEB完結という名称通り、店頭での手続は必要ありません。
キャッシュカードを利用してキャッシングをするため、郵送物もないでしょう。
事情はどうあれ、周囲にカードローンを利用していることを内緒にしたい人に、このカードローンはお勧めです。
口座なしで銀行系カードローンを利用する是非
先ほど述べた「たんぎんカードローンスピードポケットプラス」は、但馬銀行に口座がなくても申込ができますし、利用をすることも可能です。
つまり、消費者金融と同じ形態になっています。
銀行口座をいくつも持つと、管理が面倒だという人も少なくありません。
確かにキャッシュカードを何枚も持っていると、自分のお金がどこにあるかがわからなくなることがあります。
基本的に普通預金口座は一本化したほうが便利です。
ただしカードローンを利用する際には自分が口座を持っている銀行で申込をした方がいいです。
銀行融資で審査をする際、銀行が一番気にするのは「貸金回収」と言われています。
リスクが高い顧客に対して、高利率でお金を貸すことは収益向上には役立つでしょうかね、同時に貸倒のリスクも増やすのです。
つまり、貸倒に備えた積み立てが必要になります。
これでは収益が上がっても意味がありません。
そのため、貸金回収を収益向上より優先させるわけです。
このような銀行の融資姿勢は、消費者金融なども同じです。
ただ、銀行と同じ融資姿勢では営業ができないため、リスクが高めの顧客に対して貸付をしています。
とはいえ、貸倒に備えた積み立ては欠かせません。
積み立てをするために「保証料」を多く徴収する必要があり、結果として利率が上がるのです。
では、但馬銀行のような銀行系カードローンの場合はどうなのでしょうか。
先ほど述べた通り、但馬銀行のカードローンは、大手消費者金融より金利が低いです。
つまり、信用力が劣る人に対してはリスクを取れないことを意味しており、パートやアルバイトの方は審査が通りにくかったり、融資限度額が制限されたりします。
しかし、但馬銀行に口座を持ち、かつ給与振込もしていれば貸金回収の確実性が高くなるため、但馬銀行が負うリスクも減るでしょう。
結果として審査も通りやすくなるのです。
銀行系カードローンを申し込むのであれば、自分が口座を持っている銀行にすべきです。
好き好んで自分に不利になる審査を受ける必要はないでしょう。
自分が口座を持つ銀行に気に入ったカードローンがなければ、但馬銀行をメインバンクとし、給与振込銀行も但馬銀行にしたうえで申込をすることをお勧めします。