おすすめポイント!
  1. 5種類のカードローンがある
  2. 学生専用カードローンがある
  3. 「ミニカードローン」は返済日・返済金額の指定なし。
  4. おすすめはネットで簡単に申し込める「Myポケットカードローン」
実質年率限度額審査時間保証人総量規制職場連絡
14.6%10~90万円無し対象外有り
遅延利率申込資格返済システム来店必要の有無
20歳~74歳定額返済方式来店が必要

※Myポケットカードローンの情報です。

筑邦銀行について

筑邦銀行は、福岡県久留米市を地盤とする小規模な地方銀行です。
店舗数は44店舗、ATMコーナーも80か所しかなく、地方銀行としては日本一を競うほどの「小規模な」銀行です。

しかし、個人向け営業は積極的であり、地銀では例の少ないキャッシュカードと一体型になったクレジットカードを発行したり、充実した内容だったりするのネットバンキングシステムを持っています。
そんな個人顧客を重視した筑邦銀行では、人気の高いカードローンを5種類持っています。
いずれも他行では思いつかないようなユニークな性格のカードローンであり、筑邦銀行に口座を持つ人にとっては魅力的な選択肢が多くあります。

サービス、概要

筑邦銀行のカードローンは、普通預金の残高不足に備える当座貸越形式の「ミニカードローン」や最高限度額500万円の「エクセルカードローン」が主なものです。
他に審査スピードが速い「Myポケットカードローン」や学生向けの「キャンパスカードローン」、更に他行を含めた住宅ローン利用者を対象にした「住まいるカードローン」があります。
中でも、「住まいるカードローン」は、筑邦銀行だけではなく、他行の住宅ローンを利用している人も対象にしており、最高金利が9.5%と有利なカードローンです。

また、限度額が30万円と少額ながら、年利8.8%の均一金利である「キャンパスカードローン」は、大学生などの学生さんを対象にしたローンです。

いくらなら借りられるの?

カードローンの種類によって融資限度額は異なりますが、一番融資限度額が大きいのはエクセルカードローンの500万円です。
住宅ローン利用者を対象にした「住まいるカードローン」は、最高限度額が300万円と若干低めですが、信用があれば最低金利の年利3.5%が適用できますから、リフォーム用に利用できるのではないでしょうか。
他のカードローンは、いずれも融資限度額が最高でも100万以下と少額です。

10万円借りたいのだけど利息はいくら?

筑邦銀行のカードローンで主力商品になると思われるのはエクセルカードローンですが、このローンの最高金利は11.8%です。
この金利で10万円借りると、1か月の利息は約980円と千円以下です。
エクセルカードローンは、最低でも毎月1万円の返済が必要なので、10万円借りたとしても毎月の定額返済だけで1年もかからず完済できるはずです。

筑邦銀行のカードローン商品で一番金利が高いのは「Myポケットカードローン」です。
もっとも、融資限度額が最高90万円であり、金利は14.6%と大手消費者金融に比べれば低利率と言えるのではないでしょうか。
この「Myポケットカードローン」で10万円借りたとしても、1か月の利息は1200円強であり、大手消費者金融の年利18%で同じ条件で借りれば、1か月の利息が1500円であることと比べれば気軽に利用できると言えるのでないでしょうか。

口座残高不足に対応する「ミニカードローン」の金利は13%です。
このカードローンは、普通預金の当座貸越なので、普通預金の残高がプラスになれば自動的に返済されたことになります。

そのため、給料日前にちょっとお金が必要になったからと10万円利用したとした場合でも、給料日に入金すれば利息計算はそこでストップします。
10万円を年利13%で借りた場合の利息は、250円程度です。
年利13%と聞くと、結構高利に思われるでしょうが、借りている期間が短いので絶対的な利息の金額は低くなるのです。

来店、WEBからどちらがいい?

当座貸越ができる「ミニカードローン」以外は、店舗でもWEBでも申込ができます。

しかし、平日の昼間しか店舗は営業していないため、WEBで仮審査の申込ができればその方がいいでしょう。
ただ、契約の際に一度店舗に行く必要があり、一番スピーディーと言われる「Myポケットカードローン」を含め、WEBだけで完結できるカードローンは筑邦銀行には準備されていません。

申込み方法、審査機関は?

カードローンの申込方法は、店舗・WEB以外にも電話で申込が可能です。
そのため、書類を作成することや、パソコンの操作が苦手という人でも安心して申込が可能になります。
また、気になる審査機関は、カードローンごとに違いがあるようです。

エクセルカードローンはオリコが、「Myポケットカードローン」はプロミスが、当座貸越ができるミニカードローンはセディナです。
学生用のキャンパスカードローンは筑邦銀行系の筑邦信用保証が、そして住宅ローン利用者限定の「住まいるカードローン」はYJカードがそれぞれ審査を担当しています。

即日キャッシングは可能か?

スピーディーな「Myポケットカードローン」は、即日キャッシングができるのではないかと思われるかもしれませんが、審査結果がスピード回答と言うだけであり、先ほど説明したとおり契約は筑邦銀行の店舗に行く必要があるため、即日融資はできません。
他のカードローン商品も同様です。

自動契約機について

筑邦銀行には、もともと自動契約機の設置がありません。

まとめ

筑邦銀行に限らず、カードローンの商品数が多い銀行は少なくありません。
しかし、筑邦銀行のように各商品の性格がバッティングしていないケースは少ないです。
使い勝手のいい商品を企画しても、昔の似たような商品を廃止していないことが多いのです。

筑邦銀行のカードローンは、他の銀行と競合しそうな商品はエクセルカードローンと「Myポケットカードローン」だけであり、もともと筑邦銀行利用者しか前提にしていないミニカードローンを除いた2つのカードローンは個性たっぷりのカードローンです。

住まいるカードローンはどうして金利が低いのか

最低融資限度額が50万円なので、ある程度の信用がある人を対象にしているのでしょうが、最高金利も9.5%とカードローンとしては低めです。
しかも、信用があれば3.5%まで下がりますから、有利なカードローンだと言えるでしょう。

しかし、住宅ローン利用者の多くは、毎月のローン返済に追われているのに大丈夫だろうかと他人事ながら心配になりますし、支払不能になる人もいるのではないかと思われます。
とはいえ、住宅ローン利用者は万が一支払が難しくなっても、債務整理を簡単にできないという事情があります。
債務整理をするためには、任意整理は別として財産調査があります。
ローンが残っていても住宅という財産がある以上、簡単に法的整理はできません。

また、住宅ローンがあるという事は信用情報を常時キャッチすることができます。
日本の信用情報機関には3種類ありますが、金融機関の業態別に機関が3つあります。
債務整理などの深刻な情報は相互交換していますが、単なる支払遅れ程度の情報は相互交換できません。
ただ、銀行間の情報なので筑邦銀行としては、その気になれば、他行の返済状況をタイムリーに調べることができ、状況によっては取り立て等の対処ができるわけです。

また、住宅ローンを組んでいるという事は、事前にローンの審査を受けているわけであり、ある程度の信用力があることは証明されています。
筑邦銀行で住宅ローンを組んでいる人は当然のことですが、筑邦銀行以外の銀行で住宅ローンを組んでいる人であっても、信用情報をチェックすることができるため、貸倒リスクが低くなり金利を下げることができるのです。

住宅ローンを利用していると言うだけで、結構信用力があると認めてくれます。

学生向けカードローンの是非

東京の高田馬場付近には、学生向けの消費者金融が数多く存在します。
歴史のある消費者金融も少なくないようですが、最近はネット経由で全国の学生に対してローン提供をしている例があります。
しかし、筑邦銀行のキャンパスカードローンのように、カードローン形式で利用できる利便性の高いカードローンを提供している例はありません。
とはいえ、収入が不確定な学生にお金を貸して大丈夫かと言われるかもしれません。

融資限度額が最高30万円で、利率が8.8%なので、毎月の金利は最高でも2,200円程度です。
毎月の返済額は最低5千円なので、利息部分だけは確実に毎月回収でき、元本は卒業後に回収しようと言う話なのです。

簡単に言えば奨学金のようなものであり、限度額が最高でも30万円であることから、実現できるカードローンなのでしょう。
WEBにも出ているように、自動車学校などの費用として相当な金額でもあり、このような費用を親に頼りきりになるのではなく、就職後に自分で返済させることは大切なことだと言えるのではないでしょうか。

厳しい審査が予想されるエクセルカードローン

筑邦銀行のカードローンの中で主力商品となりそうなエクセルカードローンですが、審査は厳しいと予想されます。
審査自体をオリコがしているため、緩いのではないか思われるかもしれませんが、金利が低い事からリスクが取れず審査が厳しくなるのです。

オリコ自体が提供しているカードローンは最高金利が18%なので、保証料部分を多く取ることができますが、エクセルカードローンの最高金利は11.8%なので保証料部分を多く取れないと予想されます。
つまり、リスクの高い顧客を相手にできないことを意味しているのです。

実際にエクセルカードローンの商品説明書を見ると、融資限度額を100万円以上にしたい場合は最低年収が200万円必要であり、更に300万円以上を狙うのであれば年収400万円必要です。
90万円以下の融資は、年収の制限を設けていませんが、パートやアルバイトの方、又は専業主婦に対して貸付をするために設けていないだけでしょう。

もっとも、他の金融機関からの借入がなく、信用情報にも問題がないような人が申し込めば、融資限度額がいくらになるかは別として、問題なく審査は通過するはずです。
裏を返せば、信用力に自信がなければ、最初から金利が高めの「Myポケットカードローン」を選択したほうが賢明でしょう。

ベストチョイスはミニカードローン

筑邦銀行にある5つのカードローンの中でベストチョイスはミニカードローンだと言えます。
融資限度額は最高100万で、金利は13%と中途半端ですが、筑邦銀行の口座とリンクし、当座貸越機能もあるミニカードローンは筑邦銀行をメインバンクにしている人にとって一番便利で利便性が高いのです。
冒頭に筑邦銀行のキャッシュカードはクレジットカードと一体化できると述べましたが、このミニカードローンも一体化させることができます。

また、ミニカードローンは、専業主婦などの主婦の方も申込ができますから、家族の方にカートローンを隠しておきたいという人にとって非常に都合がいいのです。
通常なら3枚のカードになってしまう機能が一枚のカードになるため、財布のスリム化にも貢献するでしょう。
このような理由で、ミニカードローンを申し込めば筑邦銀行の総合口座がさらに使いやすく便利になりますから、一番のお勧めなのです。
新規口座開設の際に一気に申込をしておけば、面倒な手続が重複することもありません。

筑邦銀行利用者にとっては、カードローンの商品数が多く、選択肢が広いという点で利便性が高いと言えます。
ただし、申込から実際に借りることができるまで、時間がかかりますから早めに申込をしたほうがいいでしょう。