十文字くんこんにちは
昔はよくお金を借りてた十文字くんです。
さてさて最近は、日本でも外国人の方を見かけることが多くなりました。
訪日外国人はもちろんですが、中には日本に帰化して正真正銘の「日本人」になっている人もいらっしゃいますね。
※帰化とは、本人の希望により他国の国籍を取得しその国の国民となること
帰化までしていなくても、英会話教室などで講師をしていらっしゃる外国人の方は、みなさん在留カードという証明書を持っています。
この証明書には「日本で働いてもいい」という就労ビザの有無などが記載されています。
このような外国人の方の中には、日本で自宅を住宅ローンで購入されていらっしゃるケースもあるんです。
外国人の方でもこのような信頼を担保されていると、お金を借りることができるんです。
ですが当然、誰でも借りることができるわけではありません。
では、どのような外国人の方が消費者金融でお金を借りることができるのでしょうか。
この記事に書いてあること
外国人がお金を借りるのが難しい理由
日本に限らずどの国でも原則として、外国人に対して金融機関は貸付をしません。
返済の確実性が著しく劣るためです。
国によっては外国人の方に対してクレジットカードを発行するケースはありますが、担保として定期預金などを預けさせる例がほとんどなんですね。
そしてカードの利用限度額は、定期預金の範囲に限定されています。
諸外国の実情を見ると、外国人に対してほぼ無制限に銀行などの口座開設を認めているのは、香港やシンガポールなどに限定されています。
他の国では銀行窓口で申込をしないと、口座開設すらできないことがほとんどです。
強制送還などで貸倒れの可能性
どこの国でも、外国人は一定期間経過したら自分の母国に帰っていくと考えられています。
そして金融機関が貸金を回収しようとしても、国を出てしまうと債権回収はほぼ絶望的です。
つまり貸倒の可能性が高いのです。
このような状況では、どれほど金利を上げて保証料を徴収しても金融機関はお金を貸しません。
いくらお金を貸していても、契約者である外国人の行動を監視したり制限したりすることはできないためです。
現在の日本では外国人の方も多く働いています。
その中には合法的に働いている人もいれば、そうではない人もいます。
しかし、合法的ではない働き方をしていらっしゃる方の収入が確実だと言えないでしょう。
いつ強制送還されるかわからないのです。
金融機関がお金を貸すときの鉄則は「貸金回収」です。
利率が高く設定できても、貸倒に終わったら文字通り「絵に描いた餅」に過ぎません。
どこの国でも金融機関に口座を作ることができない外国人がお金を借りることは不可能です。
また、ビザの内容によっては口座を作ってその国に長期間滞在することができる場合もあります。
しかし、その国で働くことができなかったり、母国からの勤労収入がなかったりすれば借りたお金を返済することはできません。
収入がなければお金を借りることができないという話は、日本人でも外国人でも同じことです。
外国人がお金を借りることができないのは、返済の確実性がないです。
就労ビザがあれば借りられる
どの国でも外国人に対して無制限に勤労を許可することはありません。
自国の労働者が優先なのです。
しかしビザの中には就労ビザがあり、日本で働くことができる場合があります。
このような外国人の方は日本でお金を借りることができるんですね。
在留カードに「就労不可」と記載されていたら借りることは無理ですが、制限はあっても働くことができればお金を借りることができる可能性はあります。
もちろん、就労できることと実際に働いていることは別問題です。
就労できるという記載が在留カードにあることは「働くことができる」という意味を持っているだけであり、実際にどれほどの収入があるかによって借りることができる金額が決まります。
ここから先は日本人も外国人も同じです。
収入がどれだけあるか、又は信用情報の内容はどうかという事が大切なポイントなんです。
外国人に信用情報があるのかと思われるかもしれませんが、クレジットカードなどを作れば信用情報も作られます。
外国人の方が日本の消費者金融でお金を借りようとする場合には、最低限の「資格」は必要です。
しかしその条件さえ満たせば、日本人と同じだと考えていただければいいでしょう。
ただし最初の借入は、ちょっと苦労するかもしれません。
なにしろ信用情報がなく、信用情報をアテにして審査をすることができないためです。
そのため消費者金融で借りる前に、審査が甘いと言われているクレジットカードを申し込み、そのカードで利用と支払という実績を作ったほうがいいかもしれません。
参考記事：急いでる人必見！今すぐ作れるクレジットカード-マネーの経験値
信用情報が積みあがれば、日本でお金を借りるハードルは、かなり低くなるのではないでしょうか。
どこで借りればいいのか？
このような条件を満たしていると、外国人の方であっても消費者金融でお金を借りることができます。
もちろん日本人の方よりは審査が若干ながら厳しくなるでしょうが、信用がある外国人と支払遅延が多い日本人では、信用がある外国人のほうが借りやすいことは、いうまでありません。
消費者金融の貸付条件などを見ると、在留カードの提示などにより外国人の方であっても借りることができることがわかります。
ただし、消費者金融によって条件には違いがありますから、事前に確認する必要があります。
厳しい条件の消費者金融では永住許可を受けている必要がありますが、在留カードの提示だけでOKのケースもあります。
英会話教室の講師として来日している方の場合、永住許可まで受けていないが多いでしょうが、消費者金融によっては借入できるわけです。
外国人の方が消費者金融でお金を借りる際には、自分がどのような条件で日本に住むことができているのかを確認する必要があります。
それによって借りることができる消費者金融が決まります。
参考記事:今すぐ10万円～20万円を借りる方法
外国人がお金を借りるときに気をつけたいこと
このように外国人の方であっても、条件が整えば消費者金融でお金を借りることが可能です。
しかし、同条件の日本人の方に比べればハードルが高いことも事実であり、このハードルをクリアするためには、信用を付けることが大切です。
特に初めて日本でお金を借りようとすると、信用情報がないため審査の判断ができず、自動的に審査から落とされることも少なくありません。
クレジットカードの利用と支払を期日通りすることで、毎月のように信用情報に記録されますが、このような実績が全くないと「スーパーホワイト」と呼ばれる状況です。
つまり、信用情報が真っ白という意味です。これでは審査ができません。
20代の方であればともかく、30代の方で今までクレジットカードやカードローンを一度も申し込んだことがないという人はいないでしょう。
そのような人の多くは、今までに債務整理などをしたブラックリストをして、5年間の登録機関が経過した人なのです。
もちろん外国人の方は、そのようなことはないはずです。
しかし、審査をする側はそのような事情は分かりません。
特に大手消費者金融はコンピューター審査で最初の「ふるい落とし」をしますから、この段階で審査から落ちてしまうのです。
このような事態を避けるためには「審査が甘い」と言われているクレジットカードを探して申込をすると信用情報ができます。
参考記事：入会審査が甘いクレジットカードまとめ2018-マネーの経験値
後は毎月のように利用と支払を確実にするだけでいいのです。
1年ほどすると立派な信用情報が出来上がります。
信用第一
どこの国でも同じでしょうが、金融機関からお金を借りようとしても信用がないと借りることができません。
日本では信用情報のデータが数値化されていませんが、アメリカのようにクレジットスコアとして数値化されている国もあります。
サブプライムローンという住宅ローンの名前を昔ニュースなどで聞いたことがある人も多いでしょうが、クレジットスコアが一定以下の人を対象にしたローンの名称です。
自分のクレジットスコアは簡単に確認できるため、普通のローンを借りることができない人はこのようなローンを利用して住宅を取得するのです。
サブプライムローンを利用している人は、絶対的な収入額が低いためやむなく利用している人も少なくありませんが、同時に今までの返済実績に問題がある人も含まれています。
このような人は、生活態度を改善すればクレジットスコアを伸ばすことが可能です。
日本でも同様のことがいえ、クレジットカードなどの支払実績が良ければ信用ができて消費者金融の審査も通りやすくなります。
日本で一番大きな信用情報機関は信販会社が共同設置しているCICという機関です。
開示請求すればネットでPDFの開示報告書を請求できるため、一度確認することをお勧めします。
ただし英語版はなく日本語のみの開示です。
この信用情報を見ると、毎月の決済状況が表示されています。
信用は毎月の積み重ねで成立するという事が一目で理解できるでしょう。
外国人の方に限りませんが、日本の消費者金融でお金を借りようとしたら、信用第一です。
その信用を作るためにはクレジットカードを使って、支払を毎月確実にするという地道な積み重ねが一番です。
ネットではなく担当者と面談しよう
外国人の方であっても、必ずしも消費者金融の審査で不利にならないことはお分かりいただけたでしょう。
しかし、実際に申込む際にはネットではなく、担当者と面接ができる無人契約機等の利用をお勧めします。
消費者金融により運営方法はマチマチですが、いずれも応対担当者のいる店舗や集中センターと接続されています。
そこで実際に担当者と電話で話をしながら契約手続きを進めることです。
外国人の方は、日本人の方に比べて提出書類が多いし、審査にも時間がかかることが多いです。
そのため、必要な際にすぐ提出書類を提示することができるようにしておくと審査がスピーディーに進みます。
担当者と面接することのメリットとして、とかく誤解されがちな外国人に対する印象を良くすることが挙げられます。
大手消費者金融であれば外国人向けのマニュアルも整備されていますが、その内容は在留カードの確認方法に過ぎないことが多いです。
消費者金融の申込をする際には収入の確実性が重視されます。
そのため在留カードだけではなく、勤務先の健康保険証などを見せて「自分は正社員でずっと働くことができる」とか、給与明細を見せて「これだけの収入がある」とアピールするのです。
ちょっとしたことですが、これだけで審査の当落線上の方が復活するものです。
在留期間に気を付けよう
最後に在留カードの在留期間にも気を付けたほうが賢明です。
在留期間が経過したら日本にいることができませんが、職場に勤務し続ける前提であれば更新が可能ですし、希望すれば在留期間が延長されることが多いでしょう。
しかしそのようなことは、消費者金融の担当者はわかりません。
在留期間が残り少ないと、それだけで審査に落とされる可能性があります。
強制退去させられると考えているわけではないのですが、日本の法律では在留期間が過ぎたら出国しなければならず、そこから先は貸金回収ができないのです。
ちょっと考えていただければわかる話ですが、そのような誤解を招かないために在留期間が短ければ更新するまで申込を待ったほうがいいかもしれません。
まとめ
外国人の方であっても、日本国内で働いて収入を得ることができれば、お金を貸しても返済できると判断されます。
日本国内で働くことができるかどうかは在留カードを確認すれば判断できます。
消費者金融の審査基準は、基本的な部分は日本人も外国人も同じです。
それは「返済してくれるか?」と言う事であり、返済に必要な収入を確実に得ているかがポイントなんです。
この条件を満たしていれば、外国人の方であっても消費者金融でお金を借りることができるのです。
日本国内で合法的に働くことができる人であり、かつ収入の確実性があれば、外国人の方であっても消費者金融でお金を借りることができます。